ライターのカツセマサヒコと言います。
以前こちらで『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』という怪文書を執筆していたのですが、覚えておりますでしょうか。
もうあのような文章は二度と書くまいと誓い、足を洗ってから早1年半。ようやく全うな人生を歩み始めたと思ったのですが、編集部から「学祭シーズンだから何か書いてよ」と言われまして、久しぶりにこの世界に戻ってまいりました。
今回は、リア充の「R」の発音すらままならぬまま大学を卒業した僕が、改めて「理想の学園祭」を考えてみたいと思います。
すっかり紅葉シーズンを迎えた11月のある日。
僕は幼馴染の本田津羽紗(ほんだつばさ・スレンダーなのにFカップ・金髪ショート・好きな動物はリス・乱暴な人が嫌い)が通っている軽王大学の学園祭に行くことになりました。
大学の最寄り駅に着くと、女子大生の汗と柔軟剤と香水のパフュームが入り混じったエレガントでフローラルなフレグランスがさっそく漂ってきました。僕は僕の三田キャンパスが到着早々ラーメン二郎しそうになるのをグっと堪えながら、「おっと、マシマシになるのはまだ早いぜ」と諭し、のしのしとキャンパスを目指します。
軽王大学の正門で待っていたのは、もちろんFカップの津羽紗。今日もモコモコ黒マフラーにオーバーサイズの黒パーカー、ショートパンツからの生脚ブーティという完璧すぎる出で立ちで、道行く男たちを絶命させていました。
僕「おい津羽紗、そんな格好で出歩くなって言っただろ」
F「えー何よ、こういうときばっかり彼氏面しちゃって(たゆんたゆん)」
そんな会話をしている最中も、津羽紗はLINE IDを渡そうとしてくるラグビー部男子(戸愚呂弟みたいな肩してるやつ)を颯爽と避けています。
F「ほら、早く行こ?(ゆっさゆっさ)」
僕「お、おう」
導かれるままに学内に足を踏み入れると、そこはなんと、酒池肉林。
校舎の内外問わずJDとDDがSFCをAO入試しているではありませんか。
僕「こ、これは……!?」
F「あれ、知らなかった? 学園祭はこんな感じだよ?(ぼよよん)」
「ほら、君の経済学部もとっくにNEWS Z○ROしちゃってるじゃん(ぶるんぶるん)」
津羽紗はそう言うと、僕の学問のす○めを諭吉諭吉しながら日吉をキャンパスツアーしていきます。
僕「津、津羽紗! おれそんなつもりで来たんじゃ……!」
どうにか僕のボワソナードタワーをリバティしようとしますが、既に立教大学との六大学野球になってしまった僕の青山学院大学は、法学部から総合政策学部に至るまで津羽紗にダブルスクールされてしまっています。
そこからはもう、奨学金が完済し放題。溢れ出る大隈講堂が津羽紗のスーパーフリーを東京大学していくたび、僕の高田馬場は淵野辺よりシラバスし、観光学部れてしまったのでした。
F「も、もうフル単だよぉ……」
僕「こうなったら教職課程も追加だー!」
まだまだ学園祭は、終わらなさそうですねっ!
いかがでしたか? いや、何がいかがだったのでしょうか?
正直書いていて人生とは何なのかよくわからなくなったのですが、今回は、このへんで。
それでは、みなさんが明日もちょっぴりえっ○ですてきな青春時代を過ごせますように!
学園祭、楽しんでっ!!!
■カツセマサヒコ連載アーカイブ
【カツセマサヒコ連載】第1回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第2回『バスケ部マネージャー系黒髪ショートボブ女子』
【カツセマサヒコ連載】第3回「眼鏡はずしたら美人なドジっ子保健係』
【カツセマサヒコ連載】第4回『いい匂いがする学園祭副実行委員長』
【カツセマサヒコ連載】第5回『家族ぐるみで付き合いがあるボブ巨乳美人な後輩』
【カツセマサヒコ連載】第6回『学園祭のミスコンでグランプリに選ばれたマドンナ的先輩女子』
【カツセマサヒコ連載】第7回『あまりに美人すぎるJKがいたので、いきなり告白した話(ほぼ実話)』
【カツセマサヒコ連載】第8回『理想のバレンタインデー』
【カツセマサヒコ連載】第9回『もしも僕が年上OLのヒモになったら』
【カツセマサヒコ連載】第10回『もしも僕が大学入学初日で恋に落ちたら』
【カツセマサヒコ連載】第11回『もしもディ○ニーデートでえっちなことしたら』
■ライタープロフィール
フリーライター/編集者。
プレスラボでのライター経験を経て、2017年4月に独立。
広告記事、取材記事、エッセイ、物語等の企画・取材・執筆を行う。
ツイートが10〜20代を中心に話題を呼び、Twitterフォロワーは11万人を超える。
趣味はスマホの充電。