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カツセマサヒコ連載『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』第5回

カツセマサヒコ連載『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』第5回

Views 06 November 2015 (更新日:
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こんにちは、カツセマサヒコです。

ツイッターの「ふぁぼ」が「いいね!」に変わってから、めっきりハートが付かなくなりました。フォロワー、ビジュアルにこだわりすぎだろ。

さて、連載も第5回になりました。

今回は盛りだくさんなので、さっそく僕が共学に通ったらどんなことになるのか書いてみたいと思います。

レッツ・共学ズ・カムトゥ・ルー!

Vol.5 家族ぐるみの付き合いがあるボブ巨乳美人な後輩 (いっつもベージュのカーディガン)

ボ巨「先輩っ」

僕「あれ……、おー、どしたん?」

「2時間目の世界史の授業だけは屋上で昼寝してサボる」と決めている僕のところに、ボブ巨乳後輩がスカートの中をちらちらと見せながら僕の顔を覗き込んでいる。

ボ巨「またサボってるの?」

僕「だってあの授業つまんねーんだもん」

ボ巨「ほんとに赤点とりますよー?」

僕「そんときはそんときでしょ。てかお前はいいのかよ、授業」

ボ巨「うんー、なんか面倒くさくなっちゃって。こっちのほうが楽しいかなって」

僕「おー、いいぞいいぞ、サボれサボれ。あとパンツ見えてっぞ」

ボ巨「えへへ、見せてんの」

僕「いやお前のパンツなんか見てもな……」

 

ギンギンである。

 

共学はなぜか簡単に屋上に上がれるようになっていて、さらにそこの上には、ハシゴを使わなきゃ登れない「屋上の屋上エリア」が存在することは皆さんもよくご存じだと思います。

僕と巨乳ボブ子はそこに寝転がりながら、たわいもない話をしていました。
するとそこに、突然、あの声が聞こえてきたのです。

??「カツセー、またサボってるんでしょ!? いるのわかってんだからねー!」

僕「マズいっ! この声は!?」

ボ巨「あ! あんたは…!」

僕・ボ巨「ク、クラスで3番目にかわいい金髪ショートカット女子(巨乳)」!!

そう、皆さんは覚えているでしょうか? 第1話に出てきた「クラスで3番目にかわいい金髪ショートカット女子(巨乳)」のことを。

金ショ「あ! 巨乳ボブ子! あんたまたカツセと一緒いたの!?」

ボ巨「なによクラスで3番目にかわいい金髪ショートカット女子! 文句あるの!?」

金ショは最寄駅が一緒なので一緒に通学している仲。ボ巨は家族ぐるみの古い付き合い。しかも二人とも巨乳。僕はこの甲乙付けがたい状況をただただ見守るしかありません。

ボ巨「いいわ、今日こそ決着つけてあげる! 巨乳キャラはMTRLに2人もいらないってね!」

金ショ「ふん! 世界史の授業が終わるまであと20分、これだけあればあんたなんか楽勝よ…!」

いつの間にか二人とも無駄にパンティがまる見えな状態で、戦闘態勢に移っています。なぜパンティがまる見えなのかはわかりません。たぶん共学とはそういうものなのでしょう。

ボ巨・金ショ「行くわよっ!!!」

2人はキレイにハモったと思ったらお互いに強烈なハイキックを放ち、ちょうどよい肉付きの生足が僕の目の前で鋭く交差しました。

金ショ「あんた…年下のくせにナマイキ…!」

ボ巨「なによ…オバサンのクセに…!」

僕は金ショのパンティが水色のテロテロ生地であることを確認して半ば勃起しつつ二人を精子、じゃなかった静止しようと声をあげます。

僕「おいやめろって! 学校でケンカなんかすんじゃねぇ!」

金ショ「なによ!? 元はと言えばアンタがだらしないからいけないんでしょ!?」

ボ巨「そうだよ! 先輩は私の存在がありながらフラフラしすぎ!」

なぜか美人な女子二人が僕にキレてくる。これが共学クオリティ。

僕「ちょ、落ち着けって…おい!」

二人はおもむろに『かめはめ波』っぽいポーズを取ると、一気にエネルギーを手元に溜め始めます。

ちょっと意味不明すぎる展開に、とまどいを隠せなくなる僕。そして次の瞬間!

??「カツセくんあぶないっ!」

ボ巨・金ショ「あ…! あんたは!?」

僕がチープな展開でやられそうになっていたところを助けてくれたのは、第3話に出てきた「眼鏡はずしたら美人なドジっ子保険係(なぜかずっと体育着ブルマ姿)」だったのです!

ムチ子「間に合ってよかった……、カツセくんを守るのが、あたしの役目だからねっ♪」

僕「ム、ムチムチ子!」

ムチ子「それじゃあ、こっから反撃とさせてもらうわよっ!」

 

はい、以上です。

あまりに突然の展開に、まったく話が理解できなかったという方もいるかもしれません。しかしこれが「前回(Vol.4)のView数が悪かったので、ちょっとバトルものでも取り入れてテコ入れしてくれ」と編集部に頼まれた結果です。もはや努力も友情も勝利もない方向に進み始めてしまった当連載。どう考えても「バクマン。」というか少年ジャンプ編集部の影響を受け過ぎである。

それでは、今回はこのへんで。第6回でお会いしましょう。
みなさんが明日もえっちですてきな青春時代を過ごせますように。

■アーカイブ■
【カツセマサヒコ連載】第1回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第2回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第3回「大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第4回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』

■ライタープロフィール

カツセプロフィール
カツセマサヒコ

下北沢の編集プロダクション・プレスラボのライター/編集者。

1986年東京生まれ。明治大学を卒業後、2009年より大手印刷会社の総務部にて勤務。趣味でブログを書いていたところをプレスラボに拾われ、2014年7月より現職。
趣味はtwitterでのふぁぼ集めとスマホの充電。

Twitter@katsuse_m

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