初めまして! ライターの彩香です。28歳です。
この度、最近「非リア充をざわつかせているWebメディア」と話題のMTRLで執筆させていただくことになりました。なにやらイケメンしかいないメディアということで、筆者はウキウキで編集部へ。
MTRL編集部は編集長の佐野さんをはじめとして、やっぱりイケメン揃い。
超リア充っぽい!
でも世の中には、顔がそこまでイケてなくても、遊びまくってる男子はいっぱいいるから、一概に彼らがリア充とは言い切れない。リア充とか遊んでる男子を見分けるのって、結構大変なんですよね。
「リア充かリア充じゃないか、どうやったら見分けられるんだろう」
「それは、爪の長さじゃん? 爪が伸びてる男はセックスしてなそうだし」
「確かに、爪が長いと女子は嫌がりますもんね。でもそんなことで、本当にリア充かどうかわかるんですか?」
「じゃあ、調べてきてよ。爪の長さとリア充が関係してるって本当か」
「でも……なんて聞けば?」
「男の爪の長さを計らせてもらって、どのくらいセックスしてるか聞けばいいじゃん」
「えっ、せ、せっ……/// そんな、女子の私がそんな、男性にそんな……」
「何純情ぶってんの? もうアラサーでしょ? いいから早く行ってきなよ」
「……はい」
ーーーーーーー
年増には厳しい編集長の佐野さん。
というわけで、渋谷と秋葉原に出向き、爪の長さとリア充度は関係しているのか、勇気を出して調査してきました!
イケイケな若者が集う街、渋谷センター街。新入生や新社会人など、フレッシュな男子がたくさん歩いています。まずは、真新しいスーツを纏ったイケメンのお兄さんに声をかけてみましょう。
彩香「すみません、男性の爪に関するアンケート調査をしてるんですけど……」
???「爪? 切ったばっかっすよ」
ドットのネクタイがいかにもイケイケサラリーマンっぽいちゃんとしさんは、二十歳のピチピチ公務員。仕事終わりでこれから友達と会うそうです。
彩香「早速爪が激短い男子発見! 0.5mmです。ちなみに、最近いつセックスしました?」
ちゃんとし「え!? そういうの聞かれるの!? やだな〜」
彩香「だいたいでいいので」
ちゃんとし「2か月前くらいかな……」
彩香「ちなみに彼女は?」
ちゃんとし「3年いないっすね〜」
やはりリア充の街、渋谷。しょっぱなから「彼女いないけどセックスはしてるよ」なんて、やり手な男子に遭遇してしまいました。
お次は、友達と二人でぶらついていたベルベさん、こちらも二十歳。彼女持ちだそうです。
彩香「爪、きれいに切られていますね。1mmです」
ベルベ「はい、医療系の学校に通っているので……」
彩香「理由はそれだけ?」
ベルベ「はい?」
彩香「彼女のためでもあるよね? 最近いつセックスしたの?」
ベルベ「いや勘弁してくださいよ……」
彩香「いつ?」
ベルベ「……一ヶ月くらい前ですかね」
夜の診察の方も楽しんでらっしゃるようですな。
お次はトレンチコートとピンクのコンバースがオシャレな、美容師のつうさん(30)。
彩香「綺麗な手をしてますね。爪の長さは1.5mmです」
つう「爪はよく切ります」
彩香「趣味は?」
つう「お酒を飲むことです」
彩香「奇遇ですね! 一緒です。今度一杯いきませんか?」
つう「は、はあ。でも彼女いるんで」
彩香「あっ、そうですか。ちなみに最後いつセックスしたんですか?」
つう「え? 一週間前ですね……」
お次は40歳にはとても見えない、若くてイケメンでスーツが似合うSさん。
彩香「イケメンですね! お仕事は何をされているんですか?」
S「お店とかをトータルデザインする会社を経営しています」
彩香「なんかすごそう。爪の長さは0.7mmですね、短い!」
S「男のたしなみです」
彩香「ちなみに最近いつセックスしましたか?」
S「彼女とだから……一週間くらい前?」
彩香「なんか経験人数多そうですね」
S「軽く3桁は超えてるかな」
3桁とは、驚きの数字。
Sさんは40歳なので二十歳で童貞を卒業したとすると、73日に一人とセッ・・・。かぶりがなければ、二ヶ月ごとに女を変えているという計算になります。
イケメンで経営者でオシャレな職業と言ったら、モテないはずがありません。筆者もしっかりとSさんの名刺をいただきました。(公私混同)
お次はとっとこシコ太郎(28歳)さん。
彩香「卑猥なニックネームの割には、爪が長いですね。2mmです」
とっとこ「僕としたことが……ちょうど今日切ろうと思ってたんですよ」
彩香「一番最近だと、いつセックスしました?」
とっとこ「1週間以内。経験人数は……数え切れない」
彩香「その時はちゃんと短かったんですか?」
とっとこ「当たり前です。男の爪の短さは優しさですから」
謎の名言を残したとっとこシコ太郎さん。THE・遊んでる渋谷の男って感じでしたが、女子には優しい(?)ようです。
お次はヒロト(24)さん。休日はクラブでDJをしているという、正真正銘のチャラリーマン(チャラいサラリーマン)です。
彩香「爪の長さは0.5mm。やはりお盛んでらっしゃる?」
ヒロト「いや、DJのためですよ?」
彩香「嘘だね。じゃあ一番最後にセックスしたのはいつですか?」
ヒロト「一ヶ月くらい前かな……」
彩香「それは彼女と?」
ヒロト「いや、彼女はいないんで」
彩香「ほら! チャラいじゃん!」
やはりDJはクラブで酔った女子を持ち帰ってるみたいですね。怖や怖や。
想像してはいたものの、渋谷の住人はリア充ばかり。
彼女がいてもいなくても、夜の相手には困ってないという男子ばかりでした。
みんな爪も短くカットされていて、男としてのマナーもきちんと守っているようです。チャラついてるように見えて、実は女の子のことも考えてるってギャップになんだかキュンとした筆者なのでした。
場所を移動して、ここは秋葉原。AKB劇場にメイドカフェ、そして多くのアニメショップが軒を連ねる街、秋葉原。山手線で渋谷から秋葉原に降り立った筆者は、まるで違う世界にタイムリープしてしまったかのような気分になりました。
彩香「ここは本当に日本か……!?」
秋葉原やオタク文化って、最近は認知度が上がって結構ファッショナブルになってると思ってたけど……あれはファッションオタというものらしいです。実際の秋葉原の住人たちは、話しかけるなオーラがすごくて、足も速い。
彩香「あの、すみません……」
アキバの住人「……」
彩香「すみません、今アンケートをしていて」
アキバの住人「そういうの、いいです」
……渋谷の男子って、めちゃめちゃ優しかったんだ……。 笑顔で対応してくれた渋谷のみんな、ありがとう……。
でもって秋葉原、怖い! それに歩くのも早い!
それでもめげずにインタビューを続ける筆者。
手ぶらで帰ったら編集長にシメられる……。
「あの、すみません。その服、かわいいですね」
???「え、そうですか?」
やっとインタビューに答えてくれたのは、カラフルなファッションが可愛いひでき(32)さん。
ヒトカラをするのが趣味だそうです。
彩香「職業は……」
ひでき「フリーターです」
彩香「ちなみに彼女とかっていますか?」
ひでき「いません」
彩香「いたことはある?」
ひでき「ありません……」
明らかにオドオドしているひできさん。普段、女子と話すことが少ないのだろうか。だんだん私がいじめているような気分になって、心が痛んできました。
彩香「ちなみに、そう言った経験ってあります?」
ひでき「そう言った経験って何ですか?」
彩香「あの……その、セックス……」
ひでき「え……あの……あの……」
それ以上口を噤んでしまったひできさん。
これは経験人数0人と見て間違い無いでしょう。
爪の長さは1mmと短いことは短いのですが、長くとがっている部分もあり、引っかいてしまったら痛そうでした。
お次は青いチェックシャツのマフラー(20)さん。
彩香「爪、結構伸びてますね。3mmです」
マフラー「めんどくさくて。結構放置しちゃうんですよね」
彩香「ちなみに、彼女はいますか?」
マフラー「いや、作る気とかないですし」
彩香「じゃあそういう経験も……?」
マフラー「いや、興味ないですし」
そう言って、スタスタ帰っていくマフラーさん。そんなにツンケンしなくてもいいのに!
お次は、痩せていてシュッとした感じのヴェルさん。26歳の販売員だそうです。
彩香「何の販売員をされているんですか? アパレル?」
ヴェル「いや、模型です」
彩香「……模型?」
ヴェル「そうです。だから爪はしょっちゅう切りますよ」
彩香「確かに、1.5mm、短いですね。ちなみに、彼女はいますか?」
ヴェル「いないですよ〜! いたこともないですし」
彩香「じゃあ、セックス経験は?」
ヴェル「ないですね、ないです」
そう言って、名刺を渡してくれたヴェルさん。趣味のクセは強そうだけど、社交性はかなりあるのでそのうち彼女もできそう。
こうやって、自分の好きなことのために爪を切る人もいるようですね。
お次はアディダスのパーカーを着たK(24)さん。
K「僕、ここの住人じゃないんで参考になるかわからないですよ〜」
彩香「大丈夫です。爪は短いですね。0.88mm。(けどガタガタだなぁ)」
K「スポーツするんでね。爪は切ります」
彩香「ちなみに、最近いつセックスしました?」
K「……え? ないですよ」
彩香「経験人数は?」
K「内緒です」
セックスの話になったら急に冷たくなったKさん。言いづらいこと聞いてごめんなさい。
お次は茶髪のダー(35)さん。
彩香「うわ、結構伸びてる。3.5mm。今までで一番長いかもしれない」
ダー「仕事でも客先と会うとかはないし、全然気にしてません。休みの日も競馬しかしないし」
彩香「経験人数はどのくらいですか?」
ダー「それって、お店の女の子でもいい?」
彩香「ダメです」
ダー「……じゃあ、0人」
彩香「そういうお店って、よく行くんですか?」
ダー「いや、23歳くらいの時に一回行っただけだから、10年以上前です」
秋葉原、今のとこ答えてくれた男子がほぼDTなんですけど……。
なんだか日本の将来が心配になってきました。諸悪の根源は秋◯康かアニプ◯ックスか!?
お次は駅で待ち合わせをしていた、千葉勝田(29)さん。
彩香「まぁまぁ伸びてますね。2mm。童貞ですか?」
千葉勝田「いきなりなんですか? 失礼ですよね」
彩香「だって秋葉原、童貞しかいないんだもん」
千葉勝田「違いますよ。今まで4人くらいと経験しました」
彩香「えっ、それは失礼しました! ちなみに最後いつセックスしました?」
千葉勝田「それは……もう2年くらい前ですけど」
彩香「じゃあ今、彼女は」
千葉勝田「いませんね」
千葉勝田さんは、他の方に比べるとコミュニケーション能力がある印象。最近はしてないにしても、童貞ではない理由がなんとなくわかるような気がしました。
渋谷の平均爪の長さ:1.03mm
童貞率:0%
経験人数:5人〜3桁超え
秋葉原の平均爪の長さ:1.91mm
童貞率:83%
経験人数平均:0〜4人
結果は秋葉原の方が、0.08mmも爪の長さが長いという結果に。童貞率も経験人数も、爪の長さに伴っているようでした。やはりリア充は、いつでも女子とセッションしてもいいように爪をきちんと手入れしているんですね。
セックスとは、究極のコミュニケーション。そしてコミュニケーションとは、相手の気持ちを考えないことにはうまくとれないもの。
女子の気持ちを考えて爪を短くしている男こそ、コミュニケーション(セックスに持ち込むこと)が得意なんだなと感じました。
今度から男性の遊んでるか遊んでないかを見分ける時は、爪の長さも一つの判断材料にしたいと思います!
■ライタープロフィール