こんにちは、カツセマサヒコです。
今日は、3月31日。
明日から新たな環境でスタートを切る人も、多いのではないでしょうか。
社会人になる、大学生になる、高校生になる。
たくさんの期待と少しの不安を抱えて、街はどことなくソワソワしています。
そこで今回は、皆さんの門出を祝うべく、「もしも僕が大学入学初日から恋に落ちたら」という妄想をしてみようと思います。(新社会人は適当にがんばって。大人ってたのしいぞ。新高校生は、部活とか友情を大切にしろよな)
桜が満開の4月1日。
手続きのために大学に向かう電車の中で、その出来事は起こりました。
突然のブレーキ。鋭い金属音とともに急停車する車両。
ドミノ倒しのように倒れ込む人々。いつの間にかしっかり揉んでいたおっぱい。
首元がだいぶ開いたカットソーにトレンチコートを羽織ったショートボブ女子(推定Eカップ)が、いつの間にか僕の腕の中に飛び込んでおり、その体を支えようとしたところ、あろうことかがっつりとおっぱいを揉んでしまったのでした。
E「きゃあっ///」
僕「わ! すみませんっ……!」
それが、僕と彼女の出会いでした。
(この時点で「ありえない」と思った方は、第1話から読み直して当連載の温度感を今一度ご確認ください)
E「あ、いや、わたしこそ、すみません……///」
僕「(めっちゃいい匂いする勃つ勃つ)」
彼女のカバンには僕と同じ大学のシラバスが入っていました。同じ大学である旨を伝えたところ、ひとりで行くのが不安だったと彼女は言い、僕らは一緒に登校することになりました。投稿初日からがっつりおっぱいを揉んだ女の子と一緒に通学できるなんて、大学生活とはなんてすばらしいものなのでしょうか。
僕「学部はどこ?」
E「文学部! カツセくんは?」
僕「あ、一緒だ」
彼女は文学部に入った理由に、昔から本が好きだったこと、自分もいつか書いたり編集したりする仕事に就きたいと思っていることを、目をキラキラさせながら言いました。
一方僕はというと「そこだけ受かったから」という理由しかなく、本もそんなに読まないし、文学自体にさほど興味もなかったので、「あ、一緒だ」と繰り返しました。
僕らは退屈な手続きともっと退屈なオリエンテーションを聞いたあと、サークルの勧誘で混雑しているキャンパス内をそそくさと抜け出し、学生街をふらふらと歩いていました。
E「大学ってサークルの勧誘でチャラチャラしてるイメージが強かったんだけど、本当にその通りで笑っちゃった」
僕「たしかにそうだったね」
E「……ねぇ、せっかく桜も咲いてるし、帰るのもったいないからお花見しようよ?」
僕「え? あ、うん」
思ったよりも積極的な彼女の提案に少し驚きつつ、僕らはコンビニに寄ることにしました。
僕「普段、何飲むの?」
E「ビールかハイボールかなあ」
僕「ビール飲めんの!?」
E「えっへっへー、女子力皆無でしょ?」
缶ビールをほっぺにくっつけながら歯を見せて笑う彼女に、僕の下半身はもうプレミアムモルツもいいとこでした。
(※18歳なのに酒が飲めるのは妄想だからです。お酒は20歳になってから)
僕らは唐揚げと缶ビールを持って公園に行くと、「滑り台とかブランコとかそういう遊具がくっついてる木製のなんかちょっと豪華なやつ」の一番上まで登って、乾杯をしました。
彼女は缶ビールをほぼ垂直まで傾けると、やたらとうまそうに音を鳴らしながらそれを飲みます。僕は「今日は気分的にチューハイでいいや」と言ってビールが飲めないことを隠しつつ、それを酔いすぎないように注意しながら飲みました。
好きな小説や映画、高校時代の恋バナなどをして1時間が経ったころ、彼女は突然イタズラっぽい顔をして、僕の目をじっと見つめました。
僕「え、どしたの……?」
E「……ねえ、わたしのおっぱい、どうだった?」
僕「えっっ……!」
僕は思わず目を反らして「ッ……! だから! わざとじゃないんだって!」と必死に否定したのですが、もうスーパードライが体内に入ってしまった彼女を止めることはできませんでした。
E「いいよ。わざとで。ホラ、酔った勢いってことにして……?」
僕「ッッッッッッ……!?」
女性陣の読者はこの展開がサッパリ理解できないと思いますが、男ってこんくらい急展開が一番燃えますのでちょっとどっかにメモっておいてもらえるとうれしいです。
僕は彼女の猟奇的なキスをそのまま受け入れて奥歯まで舌を入れられると、あとはもう明治大学が青山学院大学で法政大学が中央大学で立教大学が早稲田大学で慶応大学が上智大学で東京大学でした。
翌朝、彼女のひとり暮らしの家で朝を迎えたことはもちろん間違いありませんし、大学生活二日目にして学校をサボったことも、皆さんの想定通りでございます。こうして僕の華の大学生活がスタートしたのでした。
いかがでしたか? 感動したらシェア!
それでは、今回はこのへんで。第11回でお会いしましょう。
みなさんが明日もちょっぴりえっちですてきな青春時代を過ごせますように。
■連載アーカイブ
【カツセマサヒコ連載】第1回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第2回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第3回「大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第4回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第5回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第6回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第7回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第8回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第9回『大切じゃないことは全てポエムが教えてくれた』
【カツセマサヒコ連載】第11回『もしもディ○ニーデートでえっちなことしたら』
【カツセマサヒコ連載】第12回『もしもスター○ックスで○ックスしたら』
■ライタープロフィール
下北沢の編集プロダクション・プレスラボのライター/編集者。
1986年東京生まれ。明治大学を卒業後、2009年より大手印刷会社の総務部にて勤務。趣味でブログを書いていたところをプレスラボに拾われ、2014年7月より現職。
趣味はtwitterでのふぁぼ集めとスマホの充電。
■Twitter
https://twitter.com/katsuse_m
Twitter@katsuse_m