アラフォーです。
最近「眉間のシワ」増えてます。
「ただヤりたいだけ。」Tシャツゲット!してみましたが割と精力ないタイプです。
残念系。
さて…
【木村直人連載vol.7】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫。 | MTRL
https://mtrl.tokyo/column/7584
(前回まで)
ヘアショーなど1年目からやらせていただき、色々与えてもらった1年だったが、あっという間過ぎて…
思い出に残っている事は…
それこそ「THE!!!美容師だね!!!」
みたいな生活を淡々と送っていた。
とにかく遊ぶのが楽しくて、あまり練習などしなかった気がする。
当然、カリキュラムなどは遅れていた。
まぁ、基本「THE!不器用!」を地でいく感じでしたし、やらなければやらないだけ下手ですよ。間違いなく。
24人くらい入っていた同期も半分くらいになっていた。
いつの間にか去っていた。というのが素直な感想。
自分はどうなんだ?
というと…
改めて考えるとよくわからないんですよね。
逆に「何故続けられたか?」というのが…
辞める人の方が多いわけで、そんな中まずは1年続ける。
美容師になって最初のハードルの様に思うんですが、振り返ってもそこに対しての苦痛感とかなかったんですよね。
思い起こせば「ただ遊んでいた」というのが功を奏したのかもしれないw
全くもって「辛い」とかって思った事がないのはそういう所なのかも?と思ってしまう。
意外と「感情の逃がし方」が上手いのかも?
と、思ってみたものの…
なんか沢山の事を考えられなかった様な気も…w
だからむしろ…
なんか、その選択肢を思いつける程器用でなかっただけなのかも?とも…
いい意味で「単なるバカ」だったんでしょうねw
だって…
「辞めたらどうやってメシ食っていこう」
別に生きるのは辞めても生きていけるし、仕事もすればいいだけなんですが、その時に他に想像力も働かなかったし、一人暮らしだったもので生活も続かない。
他に選択肢も見当たらない。
オマケに大した実績も残せていない。という多重のダメ力に飲まれていた様な…
そういう質問もよくもらうのですが、本当に1年目は全く練習してませんでした。
全然いい事ではありません。
ただ嘘もつけません。本当です。
まぁ、やっぱそういう時に「同期」というものです。
ウサギの様な速さを持つ同期生はいるものです。
まぁ、ホント速かったですよ。カリキュラム進めるのが。
「天才」と呼ばれる人は何人かいましたが、そういう一人でした。
まぁ、そういった模様を垣間見てバカで不器用なりにも気付く事もあるものです。
そういう時には「あまり他を考えられないバカ”力”」です。
いきなり一心不乱モードに突入する瞬間が訪れたりしますよね。
昔から、ただやり続けるのは得意だった気がする。
ブログももう8年以上、毎日欠かさず書いていますが、そういう「ただやり続ける能力」みたいなのはあったかもしれません。
練習においてもやり出したらずっとやる。
他の事が考えられない力がここで活かされている様な気がする。
とにかくやっていた。
振りかえると朧げだが2年目からとにかく練習していた様に思う。
悔しかったんでしょうね。火がついた瞬間でした。
休みの日でも練習したり、夜中もずっと切り続けたり…
ある意味、そういう自分に酔っていた部分も。
まぁ、でもそれでもいいんじゃないですか。
そういう瞬間は必要だったなぁ。とも…
カリキュラムを進める事においてはポイントがあると思っていて…
仕上がりはもちろんだけど、見てもらう人へのアピール力が不可欠。
と、思っていました。
「とにかく見せる。毎日見せる。本当にウザいくらいに見せる」
朝になったら「昨日どれくらいやったのか?」みたいな感じでズラッとウィッグ並べておいたりしてね…
そりゃあもう過剰なアピールですよ。
それをできるだけ毎日。
「コイツ。しっつこいなー!ウンザリだよ!」
そういうくらいでいいと思う。
美容師にとって、仕上がりももちろん大事なんだが…
そういう「気の吐き方」みたいなのも大事なんだと思う。
そういう気合いで進める。
2年目は淡々とカリキュラムを進めていった。
今回のオチはここにある。
まぁ、ホント情けない話なんですが、その頃の彼女めちゃ好きだったんですよね。
自分の事に手一杯だった僕は彼女の事とか全く見れてなかった。。。
そして失って気付く絶望感…
そっから数年は恋愛に関しては暗黒期。
そこでも「一つの事しか出来ない力」を発揮する事になるとは…
トホホ…
器用に生きられたらいいんですけどね。。。
と、いう事でまた来週。
「そして、スタイリストになる」
ですね。
■アーカイブ■
【木村直人連載vol.1】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.2】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.3】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.4】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.5】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.6】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.7】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.8】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.9】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.10】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載vol.11】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
【木村直人連載 最終回】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!
■ライタープロフィール
木村直人
ヘアスタイルスキルにおいては語るに及ばず、常に先を走る日本のトップクリエイターの1人。「上質、洗練」をテーマにし、グラデーションカラーに代表される様に斬新な価値観で世の中にトレンドを発信し続けてきたオールラウンドプレイヤー。
情報発信者としても高いスキルを誇り、常に精度の高い情報を提供し続けている。
主宰するオンラインサロン「マルチバース」においては開始2日で400名の会員を動員。LINEスタンプディレクション、美容メディア構築など、美容師の仕事だけにとどまらない活動を通じて社会に対しての貢献を成している。
芸能人顧客多数、雑誌などでも目にしない事はない程にサロンでもサロン外でも精力的な活動を行っている。
【著書 ハラドキヘアスタイルブック(三栄書房)】はAmazonビューティーランキング第1位を獲得。