【エミチャンカパーナ】『勝手に登録！　国宝・日本の男子高校生』第5回

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男子高校生大好き、独身OLエミチャンカパーナです。

このコラムでは、ふと街中で見かける男子高校生に勝手にパワーを貰い、男子高校生のおかげで生かされているエミチャンカパーナが、日本の国宝である男子高校生に敬意を込め、僭越ながら国宝に登録させていただき、様々な萌えポイント＝国宝登録ポイントを妄想と偏見で解説していきます。

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国宝登録番号⑤

『とにかくモテたい！ 可愛い勘違い系男子高校生』

バトミントン部の彼は、放課後になるといつだって誰よりも早く体育館に向かう。（※1）
コートのネットを張り、いつものポジションを陣取る。

体育館にはバレー部やバスケ部の女子達が沢山いる。
自分の華麗なスマッシュをアピールするために、他の部活から見えやすい位置をいつもの自分のポジションとしている。（※2）

彼はクラスではお調子者なタイプだ。
ワックスで髪を整え、時に前髪をカラフルなピンで止めている事もある。まくったズボンの裾からはショッキングピンクのミサンガが覗いている。（※3）
とにかく派手な趣味をしている。

そんなお調子者な彼は、全ての原動力が「女子にモテたい」である。
モテたいあまり体育祭では張り切って応援団に入るが、団長になるキャラではない。
皆をまとめるというよりは、盛り上げ役として機能している、所謂愛されキャラである。（※4）

男女共に友達は多いが実際モテているわけではないので、彼はますますモテに執着してしまう。

彼はモテに執着するあまり、仲が良くなった女子は自分のことが好きなんじゃないかと時に勘違いしてしまい、ちょっとでも仲いい女子のことはすぐに好きになってしまう癖がある。
そんな時、告白すると決まって返答は「友達にしか見えない。」
お決まりの玉砕するパターンが続く。

それでも軽やかにまた次の恋を探すのである。（※5）

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【国宝選定ポイント】

※1　バドミントン部というチョイスが絶妙。モテに走るわりにはサッカー部や
バスケ部などの王道にはいかない、自分の趣味を抑えられない可愛さ。

※2 女子の目しか気にしていないという、男の子の純粋な欲望が剥き出しな若
さがたまらない。

※3　校則が厳しいのだろうか。制服の時に学校で出来る精一杯のおシャレを楽
しんでいる。またミサンガは、ミステリアスさを演出し、こちらに妄想の
余地を与える最重要萌えアイテムである。

※4 皆に愛されるキャラは、自分だけのものにしたくなる独占欲をかき立てる。

※5　切り替えが早く落ち込まない、単純明快で気持ちがいい性格である。

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「モテたい」という感情は老若男女、多かれ少なかれ人間誰しも抱く感情です。
ただ「モテ」を全ての原動力に出来るのは自分の責任が自分にしか帰ってこない男子高校生の特権です。
その特権を最大に謳歌している彼は「男子高校生」という人生においてたった3年間の期間を有意義に使っています。
ワックス、ミサンガ、前髪ピン…これらを小道具に男子高校生らしさを全身から放出しています。
男子高校生は男子高校生らしくあるべき、そんな当たり前のことの模範解答として、彼は貴重な国宝です。

【国宝維持方法】

・どんどん新しい恋をしてください。Don’t think! feel !!!!!

・多少頭が悪くても、運動が苦手でも、引け目に感じず明るく笑顔で調子に乗
っていて下さい。

・受験や失恋で落ち込まず、元気なままでいてください。

■アーカイブ
第1回：『暇こそ輝き！ドリンクバーで無謀なチャレンジをする系男子高校生』
第2回：『初々しさがたまらない！　初めてのバイトは本屋系男子高校生』
第3回：『好きな事に一直線！　3DSが手放せないアキバ系男子』
第4回：『無意識のモテ男！　体育会系スイーツ男子』
第5回：『とにかくモテたい！ 可愛い勘違い系男子高校生』
第6回：『青春の奴隷！ 熱血野球一筋系男子高校生』
第7回：『隠れモテ男！　放送委員の地味系男子高校生』
第8回：『努力はきっと報われる！　予備校通い秀才系男子高校生』
第9回：『休日の裏の顔！　ヴィジュアル系大好き男子高校生』
第10回：『目的は下心！サブカル入門系男子高校生』
第11回：『夏の風物詩！部活帰り黒こげ男子高校生』
第12回：『何故君はこっちにいるのか？！　ジュノン系イケメンジャニオタ男子高校生』
第13回：『日本を救う通学中の男子高校生』
第14回：『熱き友情！クイズに捧げた若き秀才高校生コンビ』
第15回：『実は育ちがいい疑惑！？ちょいヤンキー風男子高校生』
第16回：『文武両道！　大学病院に突如現れた天使』
第17回：『3年間お疲れさま！部活を引退した野球部のその後』
第18回：『紙一重！おデブな彼が見付けた活路とは』
第19回：『昼下がりのショッピングセンターに出没！傍若無人なフードファイター』

 

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