新型コロナウイルスによって自粛をする人もいれば、いつも通りの生活を送っている人もいます。オンライン授業やおうち時間、恋人と会えない日々、逆に同棲の場合に四六時中一緒にいる生活になるなど、環境変化によってストレス姿待っている人が多いのではないでしょうか。
普段よりイライラしている上、環境変化でその人の価値観が見えたことで、喧嘩が増えたカップルも多いようです。学生たちが価値観の相違を感じた場面とは?
「私たちは東京都に住んでいるので、この時期にデートに誘うなんてありえない。なのに、彼は『寂しい。なんでデートしてくれないの』としつこくLINEしてくるし、『安いから』と旅行に誘う。しまいには『他の友達とは会ってないの?』から始まって、『コロナに乗じて他の男と会ってないよね(笑)』『他の男と会ってたら許さん(笑)』と浮気を疑ってきました。こんなに束縛のひどい男だったんだ……と今になって気付いて、別れを考えています」(22歳・女性)
「彼氏がバイキン扱いしているように感じて喧嘩になりました。デートをしてもいつもより遠めに歩く、ハグやキスはしないなどのルールを徹底。恋人なんだからいいじゃん、私は彼氏から移ったとしても怒らないのに……と、なんだか虚しく感じてしまっています。その程度の気持ちだったのかなぁ」(21歳・女性)
「先日、池袋に珍しいカフェがあるので彼女を誘ったら、『池袋は今めちゃくちゃ感染者が増えてるの知らないの!?』と、情報感度の悪さに怒られました。危険な感染症だから、彼女的には毎日速報もチェックするのが当たり前みたい……。他にも、マスクを忘れたり、お店で消毒をし忘れただけでガミガミ言われて、その日1日、『コロナになったらどうしよう……』と不機嫌になられて、こっちまで憂鬱な気分になりました」(19歳・男性)
「私は自分の学費をアルバイト代で賄っているので、コロナが怖いと思いながらも接客バイトをしています。でも、彼は『僕と会うだけならまだしも、何人もの人と毎日会うなんて……』と、デートまではOKでも、接客バイトをやめさせようとしてくるんです。私だって、やらなくていいならやめたい。学費を出してくれるわけでもないのに、感情論だけであれこれ言う彼にうんざりです」(20歳・女性)
「SNSでオンライン飲み会が流行っていると知ってから、サークル友達や最近あまり連絡のとっていなかった地元友達とオンライン飲み会をするようになりました。気軽に顔を合わせられるし、帰りを気にせず飲めるので、めちゃくちゃハマっています。でも、彼女は深酒をすると『適量が〜』と説教を始めます。せっかくの楽しい気分が台無し。オンラインだから深酒できるのに……」(22歳・男性)
「LINEとTwitterって全く別物ですよね(笑)LINEは『返信するぞ』ってエネルギーが必要だけれど、Twitterはその時思ったことを呟けばいいのでガス抜きになります。でも、コロナ以降、彼女のSNS監視が酷くなって『Twitterに入るのにLINEは返さない』だとか、『この女の子の写真いいねしてた』だとか、うるさく言われて、Twitterまで嫌になってきました。一人になりたいです」(18歳・男性)
「オンライン授業も普段の授業と同じく真面目に受けるべきものですが、彼氏が先生の監視がないからと携帯をいじっているよう。確かに大講義でスマホをしている人を見かけていましたが、彼もその一人だったのかと衝撃を受けています。授業中にLINEがくるし、なんで返事をしないのかと聞かれるしで、迷惑しています」(20歳・女性)
緊急時はその人の本質や価値観が見えやすく、相違を感じることが増えるでしょう。お互いに擦り合わせていくのか、「もう無理」と諦めてしまうのかで、今後のカップルの関係性が深まるかどうかが変わってきそうです。
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