好きな人と付き合ったのになぜか3ヵ月もすると飽きてしまう……。向こうから告られたのに数ヶ月で振られた……。そんな経験をお持ちの方はいらっしゃいますか? いますよね?
モテるのになぜか恋人と長続きしない人、別にモテないけどこれまでの恋人と半年以上付き合ったことが無い、どちらにせよそんな方は必見。
個人的な経験に、今年見まくった恋愛リアリティーショーの分析を加え、主婦の私が恋人と長続きしない原因と、その改善策をご紹介します。
人は恋愛対象となる相手の何を見て好きになるのでしょうか。
一番多いのは「顔面」だと思います。もちろん顔面以外で人を好きになることもありますが、一番わかりやすく、タイプか否かがわかるのが「顔面」なのは事実。
顔面に興味を持ったから、その人の中身まで知りたい! と思うのはごく自然なことで、何も悪いことではありません。
世間では、「面食い」などと揶揄されることも有りますが、実際人は人の顔面に魅力を感じるからこそ、アイドルやモデルといった職業が存在できています。
ただ、それらの芸能人を顔面だけで好きになるのは問題無いですが、恋人に関しては顔面だけで好きになるのは少し危険。
なぜなら相手の顔面が良いと、性格までバイアスがかかってしまいがちだからです。
例えば自分の好みの顔面の人……広瀬すずでも石原さとみでも構わないのでちょっと想像してみてください。
その方が、「わたし、けっこう頑固なところあるんだよね」と言ったとしましょう。その場合、「芯がしっかりしている」、「ギャップがある」、「自立しているのかもしれない」、「結局総じてカワイイ」と思いませんか?(恋愛対象が男性の私は、田中圭で妄想して、にこやかな気持ちになりました)
一方これを全然顔面がタイプではない人で想像したら……「めんどくさい」と思ってしまうのではないでしょうか?
このように、どうしても人の印象は顔面に引っ張られるのです。
例えばこれが芸能人に対してだったり、ちょっとした会話する程度の知人だったら問題無いですが、こと恋愛に関してはこの印象操作に惑わされていはいけません。
顔面がタイプな恋人が、「わたしは頑固なの」と主張したとして、「芯がしっかりしている」、「ギャップがある」と勝手に良い方向に考えたとして、彼女の真の主張は、「だからよくケンカしてしまいがち」、「気が強くて言葉がキツイ」かもしれません。
でも勝手にあなたの中の顔面バイアスが働き、彼女の本質を見抜けなかったり、本音を理解できなかったりしたら……?
いざ相手の本性が見えた場面で、あなたは「思っていたのとちがう」と、勝手に作り上げた幻想に勝手にがっかりすることになります。
顔面だけの情報から勝手に自分の理想像築き、勝手に傷つく。こうなると相手からしても「こちらに期待しすぎでは?」と不信感を感じますし、あなたのテンションも下がる。
こうして顔面だけで恋人を選んでしまった結果、早々に別れが訪れるのです。
顔面で惹かれても、時間をかけてその内面まで見抜いて勝手な相手像を作らないこと。これは付き合う前から気を付けるべきことです。
また付き合っている最中に、相手が大切にしていることをさらっと否定する人もいます。
例えば恋人が、「インスタ頑張ってるから、映えるカフェ巡りがしたい!」と言ったとしましょう。
ここでさらっと「え~、くだらない!だってそういう店って無駄に高いじゃん(笑)」と一蹴してしまったらもうアウト。
この例に限らず、ファッション、音楽、食事、友人、家族など……相手が人生で培ってきた土壌を、いきなりたかが出会ってセックスしただけの恋人に踏みにじられたら、悲しい気持ちになります。
相手が「好き」、「大切にしている」、「お金をかけている」モノやコトは、相手の価値観です。何気ない否定でも相手は傷ついてしまいます。
小さな否定の積み重ねが価値観のズレに繋がり、気が付いたら深い溝が……。別れを迎える原因となってしまいます。
自分には無い価値観を相手が持っていた時は、「自分はまだ知らないから教えて」と、一緒に楽しむ姿勢を見せましょう。そうすれば自分の新しい世界も広がって、長く幸せなお付き合いが続けられます。
「その服変じゃない?」、「ちょっと太ったよね?(笑)」など、相手をディスってしまう方。
それに相手がヘラヘラと笑っているから大丈夫、これがうちらのコミュニケーション!と思っているかもしれませんが、全て勘違いです。
相手は演技をしています。それは気持ち悪いおじさんからのセクハラに耐えている時のような演技です。
こういったディスりを重ねると、次第に相手は本心を見せなくなります。
そして相手の我慢が爆発し、本心をあなたにぶちまけた時、あなたは「うわ……メンヘラ……」と思うかもしれません。
相手の自己肯定感を下げに下げてしまった罪はあなたです。
「俺、メンヘラほいほい・製造機なんだよね(笑)」と言う男性は、それは恥ずかしいことと思ってください。
お互いの自己肯定感を上げ合う関係じゃないと、早々にどちらかの精神が死に、別れを迎えます。
相手のことを無駄に褒めなくても、あなたは味方でいてあげるようにしてください。
ここにあげた、「顔面から妄想→勝手に失望」、「価値観否定」、「ディスり」は、どれもそもそも相手と対話にもなっておらず、コミュニケーションが取れていない状態なのです。
恋人になってから相手のことを深く知ることがお付き合いの醍醐味なのに、これらの行動をしてしまう方は「相手を知る」という努力をすっ飛ばしてしまっています。
これまでの元恋人たちを振り返り、当てはまる人は要注意。
これから出会う恋人とは上手にコミュニケーションを取って幸せな交際を続けてくださいね。
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