彼女ができればエッチしたいと思うのは当然ですが、その思いが先行して押し進めてしまうと、女性を傷つけてしまうことがあります。こんな発言をしてしまったことはありませんか? 今一度、最近話題になっている性的同意について考えていきましょう。
彼氏・彼女であっても、エッチはお互いに満足のいくタイミングでなければなりません。
しかし現実は、心の準備ができていない状態でエッチを無理やり押し進められたと感じている女性が多いようです。
「大学生の時に初めて彼氏ができました。付き合った日に、正直に初めてなことを伝え、『ゆっくり関係を進めていこうね』と言ってもらえました。でも、実際は1週間でキスを求められ…あまりの急展開に驚いちゃったんです。嫌われたくないし、嫌ではないからキスに応じました。そんな感じでとんとん拍子に身体接触が深くなっていって、『ちょっとペースが早くていっぱいいっぱいかも』なんて途中で伝えてもいたけれど、1ヶ月で“そういう雰囲気”を出されて、拒否しちゃいました。無理だって事前にいろんな形で伝えていたのにっていうショックが大きくて、しばらく彼氏を信じられませんでした」(23歳・女性)
「中学生の時に、家に知らない人の“出したもの”が送りつけられるという悪質な性的嫌がらせを受けて以来、エッチがトラウマになっていました。彼氏もそれを知っていたので、『体目的で付き合ってるわけじゃないし』って、しない関係でいいことを念押ししてくれていたんです。でも、慣れれば大丈夫とか、自分なら大丈夫っていう考えがあったみたいで、1年くらいした時に、『さすがにもういいんじゃ……』って言われたんです。性嫌悪は治したくても治せないし、それですごく険悪になって結局別れるし、もう男性と付き合いたくないと思いました」(21歳・女性)
「自分のペースを守れなかった」
「性嫌悪でエッチしない関係に合意で付き合ったのに、結局求められた」
「痺れを切らした彼氏にキレられた」
こんな話をする女性はとても多いです。確かに、付き合うと「いずれそういうことをする」と合意が取れているように思えるかもしれません。だからこそ、「いつまでももったいぶって」「彼氏なのに信用してくれないの?」と思ってしまう人がいるんですよね……。
しかし、彼氏・彼女の関係であっても性的同意が求められます。性的同意とは、「その行為を積極的にしたいと望むお互いの意思を確認する」こと。最近になって浸透して来て、お互いにエッチする関係に積極的で、同意しているかが重視されるようになってきました。裁判のハードルが低いアメリカでは、毎回「していい?」と同意を得てからエッチに及ぶ人が多いと聞いたこともあります。
身勝手なエッチをしないよう本当に彼女はエッチしたいと思う段階に来ているのか、望んでいるのか、コニュニケーションをとって及ぶことができれば良いですね。愛を確かめ合う行為なのに、モヤモヤしたままエッチをしても、愛は深まらないのではないでしょうか。
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