「今日はセックスできると思って恵比寿のオシャレなご飯屋さんに誘ったのに、お会計後に余裕の終電帰宅された…」
「家に泊まりに来てくれたにも関わらず、なにも起こらずに朝を迎えた…」
男性の皆さん、こんな経験ありませんか?
「別にそんなつもり1mmもなかったのに、突然セックス的な展開に持ち込まれそうになって困惑した…」
「なにもしないから…って言ってたのに話違うじゃん!」
女性の皆さん、こんな経験はありませんか?
昨今、合意のないセックス事案で男性が捕まるニュースを多く耳にしますが、このようなことが起きてしまう要因の一つとして、男女間での「セックスOKラインの認識のズレ」というものがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、先日第1子を出産し、順風満帆を絵に描いたような()人生を送るコラムニストの妹尾ユウカさんと、140秒YoutuberとしてTwitterで話題のタイガモンスターくんに「セックスのOKライン」について、男女間の認識をリアルな目線で語っていただきました。
―-いきなり核心に迫りそうな2人ですが、まずは『これが出来たら俺(私)のこと好きだろ!』って判断するようなラインって何かあったりしますか?
妹尾「私はサシで3回飲みにいったらオッケーかな」
タイガ「えー! 1回目はダメなの?」
妹尾「1回目はまだわからないじゃん。たまたま空いてただけかな? みたいな」
タイガ「確かに女の子の方が男に比べて慎重だよね。男はとりあえず誘っとくところはあるかな。とりあえず誘って飲めたらラッキー、ダメだったからといってその子と仲悪くなるわけじゃないから。あと、その時に探り入れるかな。飲んでる時に『次どうする?』とか」
妹尾「確かに1回目だとしても『明日全然予定ないんだよね』とか言われると明日の予定気にするってことは……って、少しは意識するかも」
タイガ「あとは集合時間が遅い時も意識する。『仕事で遅くなるから21時待ち合わせでもいい?』って聞いて反応を見る。微妙な感じだったらこの子は、段階踏まなきゃダメなんだろうなって。集合時間遅くても来てくれる子は、チャンスかなって考えちゃう」
妹尾「それは少しあるかも。そもそも飲みに行く前から苦手だったら遅い時間からは飲みに行かないし。遅くからでもオッケーするってことは、朝まで一緒にいることになっても苦ではないと思ってる相手な気がする」
タイガ「あと俺は『明日朝早いの?』って聞いて、オッケーだったらもう暗黙の了解でセックスOKだと思ってるんだけど、どうなの?」
妹尾「別にそれはセックスの合意ではないでしょ(笑)。本当に朝早い時もあるだろうし」
タイガ「『朝早い』って言われると俺『あー無理かー』ってちょっと思っちゃう。拒否られたって」
--(タイガモンスターさん……思ってたよりも純粋かもしれない……)
タイガ「じゃあ『今日生理なの』ってやつは? あれって本当か嘘かわからないじゃん。『明日朝早い』って言われるのもそれと一緒で本当か嘘かわかんないから同意される以外は、無理なのかな? って思っちゃうな」
妹尾「本当に生理だったり、朝早い時もあると思うけど、もし良いと思ってる相手だったら『今日は明日朝早いから残念だけど、いつなら大丈夫』ってフォローは入れるかな」
タイガ「確かに次へのフォローがあったら一気に安心する」
妹尾「次に会う時の話があったら好意があると思っていいよ。女側としては、男性側がお店を予約してくれてる時にそのお店のレベルによって、好意があるかどうか判断するかも」
タイガ「良いお店だと好意あり! みたいな? でもそれって経済的なレベルで連れていけない時もあるんじゃない? 『本当は良いお店連れて行きたいけど、仕方なしに……』って人もいると思うな。俺は気になる子じゃないと誘わないし、チェーンの居酒屋を選んだからと言って本命じゃないってわけじゃないと思う」
妹尾「男側はそうなんだ……。女側は少し気にするかも。それって少し前に話題になったけど、デートでサイゼリアとか一蘭とかに連れてかれた時に『あ、私に気がないんだ』って思うのと一緒じゃん」
タイガ「流石にデートで一蘭には誘わないけど(笑)。男側は、店選びの段階でそこまで悩みはしないかも」
妹尾「セックスしたいだけだったらお店はどこでも良いってこと?」
タイガ「気にするけど、気にするラインがだいぶ低い。最低ラインはあるけど、誘ってもヤバくなさそうなところだったらいいって思っちゃうかな。あとはトークで楽しませればいいでしょ!(笑)」
妹尾「そこは自分の技量じゃん!」
--それって逆に言うと、お店選びの段階で良い雰囲気のお店をチョイスすれば、女の子側は「あ、この人私に気があるのかも」って思ってくれるってことですよね?
妹尾「待ち合わせ場所として店のURLが送られてきた時に雰囲気のある店だと、『この人、口説く気あるんじゃない……?』って、判断する材料にはなっているかも」
タイガ「でも、それって男側としては難しいところかもなぁ……。最初からその気をグイグイ出していいのか悩むところだし……」
妹尾「例えば、カウンターとか座席が隣同士の店だったら気があるのかな? って思いやすいかも」
タイガ「隣同士ってことは……、ここにきての一蘭説(笑)?」
妹尾「一蘭も確かに隣だね(笑)。あとは、好意を感じる部分で言うと手土産とか持ってきてくれるとか?」
タイガ「手土産とか持ってくる人いるの(笑)? そんなの小学生の時に友達の家に遊び行く時くらいしか持って行ったことない!」
--序盤から男女間でかなりズレがあって面白くなっているんですが、ここからは少し踏み込んだ内容で「どこからがセックスOKと判断するか」の基準について、何か指標があったりしますか?
タイガ「めちゃめちゃ寂しいアピールしてくる子は?」
妹尾「それはセックスOKのサインではないと思う。○×△で言えば、△(笑)。ただ人肌恋しいと思っているのは間違いないし、好意もあるとは思うけど、セックスOKかと言われたらそうでもない」
タイガ「じゃあ、終電を気にするそぶりを見せないのは?」
妹尾「それは○だと思う。そもそも終電を“逃す”って言うけど、逃すことってなくない? 帰りたかったら時間は気になると思うし。本当に時間に気付かなくて逃す場合でも、気付かないくらい楽しくて時間忘れちゃってたからだと思うんだよね。だからどっちにしろ好印象を受けてると思うから大丈夫だと思う」
--(『やれたかも委員会』みたいになってきた……)
タイガ「『お酒苦手なんだよね』って前置きしながら結構飲む子は?」
妹尾「それも○でしょ。面倒見て欲しくてそうなってるだろうし。あとは女的に一緒にいたいからそう振る舞ってるっていうのもあるかも。勢いに任せる意味でも」
タイガ「逆にこれは絶対イケてくれないと困るんだけど、女の子が家にきたら?」
妹尾「それはね……私は△だと思う」
タイガ「△なの!? 絶対イケると思ってたんだけど!」
妹尾「時間帯によるかな。飲んだ後ならそりゃイケる可能性が高いと思うけど、“家=ヤレる”ってわけではないよ」
タイガ「じゃあ家じゃなくてホテルの場合は? 終電逃して泊まるしかないって状況の時に泊まるホテルとか。男側からしたら100%のうち150%はイケると思っちゃうんだけど」
妹尾「んー○よりの△くらい(笑)」
タイガ「えー! 確定じゃない理由は?」
妹尾「場所にもよると思うけど、飲むところがなくて仕方なくの場合もあるじゃん? あとは本当に疲れちゃったときとか。寝たくて行くってときもあると思うし」
タイガ「でもそれだったら帰ろうって言ってほしいかも。だって、ホテル行くんだったらこっちはその気があって行くわけだし、それで行った後に『そんなつもりなかった』って言われるともうわかんなくなるな……」
妹尾「でも男側の気持ち考えたらホテルに行く場合、その気あると思われても仕方ないな……。その気持ちはわかる!」
タイガ「男はもう100%じゃなくて250%はできると思って行ってるよ」
妹尾「確かにホテルに行ったらそう思われても仕方ないからヤル気がないならホテルは行くな(笑)ってのが正解な気がする」
タイガ「って、なるとやっぱり一人暮らしの家イケるのか問題に戻るんだけど、男としてはホテルよりは気軽に誘いやすいし、誘うときはする気があって誘ってる場合が多いよね」
妹尾「確かに女側としてもホテルよりは家の方が行きやすいよね。ホテルは少し身構えるけど、家なら『この人とまだ一緒にいたいな。セックスすることになってもいいかな』くらいのテンションで行けるから。『そんなつもりなかったのに』ってホテルでは言えないけど、家では言える。みたいな」
タイガ「俺的にはホテルに行って『そんなつもりじゃなかった』って言うのは、戦場行って『そんなつもりなかったから殺さないで』って言うのと一緒だよ」
--じゃあシチュエーションとかではなくて、実際に一緒にいてセックスOKかどうか判断するポイントとかありますか?
タイガ「俺の話を聞いてめちゃくちゃ笑ってくれる子とか!」
妹尾「バカ(笑)。それはバカな回答だよ(笑)」
タイガ「だって冷たい人とかいるじゃん! 全然笑わない人とか!」
妹尾「確かにいるけど、笑ったからってセックスOKではないでしょ(笑)。逆に聞きたいんだけど、女の子側が腕触ったり、ボディタッチが多い子だったら男はどう思う?」
タイガ「それはね、もう確信。絶対イケると思っちゃう」
妹尾「なんか急にクソまとめサイトみたいなこと言って申し訳ないけど、ボディタッチって最強だよね(笑)。好きじゃない人には触れないもん」
タイガ「逆に男からボディタッチしたらどう思う? 嫌だった場合とか拒否したりできる?」
妹尾「私は拒否できるけど、断る勇気がない子は多いかもね。“拒否されない=嫌がってない”って思っちゃダメかな」
タイガ「やっぱりそうだよね。俺的にもボディタッチを断られなかったからといって、イケるとは思わないようにしてる」
妹尾「断りずらい関係もあるだろうし、断るくらいだったらとりあえずその場をやり過ごして早めに帰ろうって思うかな」
--(同じボディタッチでも男女間で認識に違いがあるのは勉強になるな……)
妹尾「でも好きな人だったら逆に触れないかも。どうでもいいやつほど、すごいスキンシップ取れたりするし(笑)」
タイガ「確かに今までを振り返ったら付き合う前にボディタッチあんまりされたことないな……」
--今までの話をまとめると、遅くから飲み始めて、終電逃して家ではなくホテルに誘って、ついてきてくれたらほぼほぼセックスOK、ってことになりますね。
タイガ「俺ホテルに誘うのすごい苦手なんだけど、ホテルへの誘い方ってどう頑張ってもダサくなるよね。あれかっこよく出来る人いるの?」
妹尾「いないでしょ(笑)。カッコつけようとするシチュエーションでもないし」
タイガ「『まだ一緒にいたい』とか言ったことあるけど、いま思い出しても寒っ! って思うもん(笑)」
妹尾「ホテルへの誘い方って、遠回しに言われれば言われるほどカッコ悪いなって感じちゃう。別に遠回しに言われてもダメなものはダメだし、OKにはならない。そこを遠回しにしてるからから色んな事件が起きるんじゃない? 近道が一番だよ。『拙者はセックスがしたい!』って正直に言わないと!」
以上が「セックスのOKライン」について男女間の認識の違いについて話し合ってもらった結果です。
同じシチュエーションや同じ行動でもそれぞれ感じ方が違うのは、なんとなく分かっているつもりでも言葉にして改めて感じる部分だったりしますよね。
結局「シンプル is ベスト」な決着にはなりましたが、あれこれ作戦を立てて失敗するよりもシンプルに向かっていったほうが、ダメだった場合にも傷は浅くて済むかもしれません。この記事を読んだ皆さんの中から逮捕者が出ないことを心の底から祈っております。
【妹尾ゆうか】
クソリプ送ってくる奴をぶった斬ってみた【タイガモンスター】なんだかんだクソリプマンたちが大好きな僕たちです。#タイガモンスター#妹尾ゆうか @yuka_seno pic.twitter.com/o6KLQfoKNL
— タイガモンスター (@taigamonster) 2019年2月16日
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