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【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第6回<後編>OCEAN TOKYO 米田星慧

【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第6回<後編>OCEAN TOKYO 米田星慧

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【前回のあらすじ】勢いが止まらないサロン、OCEAN TOKYO。高いモチベーションを保てる秘訣は、スタッフ全員のお客様を外見だけでなく内面から幸せにしたいという想いの強さ、熱い心意気がサービスや想いとしてお客さんに届けているからという話をお伺いしました。

前半はこちらからチェック!

今回は、2人のTwitterの使い方や考え方の違いについてトーク。あなたは大丈夫? 承認欲求の強すぎる美容師のツイートとは?

Twitterで絡む人に対して、拾うんじゃなくて離す優しさだってある(木村)

【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第6回<後編>OCEAN TOKYO 米田星慧

木村さん(以下、敬称略):米田さんは、10年後の未来については、どういうふうに考えていますか?

米田さん(以下、敬称略):よく10年後を逆算して今どう過ごすか考えろって言いますけど、僕、そういうのが本当に苦手で。ただ、10年後もOCEAN TOKYOの名前を背負って自分は生きていくんだろうなとは思ってます。いろんな思いや悩み、声なき声を僕が拾い代弁者になって、「想いは届く」ということを、人生を通して伝えていきたいですね。

木村:なんか、米田さんはTwitterに向いてますよね。Twitterには、言葉を求めてる人とか拾ってほしい人が多いから。

――拾ってもらい待ちな人ってすごくネットに多い気がしていて。米田さんは、そういう人たちの背中をたくさん押しているなとは思います。

木村:地雷踏まなきゃいいけどね。

――メンヘラな人もいますからね。

米田:実は、「繊細な子もいるから気を付けてね」とはよく言われます。でも、こんな大人が1人いていいんじゃないか、と思っちゃうんですよね。例え、周りから見たら大変で繊細で難しいって呼ばれている子でも、僕にとっては大事な1人なんです。

僕だけでなく、OCEANのスタッフはお客様も会ったことがないフォロワーさんのことも、全員大事だと思ってるし。それは、スタイリストになっても、お店がどんなに大きくなっても譲れない部分です。たぶん僕がairさんに勤めさせていただいたとしても同じことで、こういう大人がいなきゃ駄目なんだろうなっていうか、僕のエゴかもしれないんですけど、想いを伝えることや悩みを一緒に解決してあげたい。

木村:僕もLINE@やfacebookで相談されることはありますよ。でも、優しく拾ってあげることだけがその人に対して正解なのかというと、そうではないケースもあって。そういうふうに戸惑ってる、迷ってる人に背中を押してあげる作業も必要だと思うんですね。拾うんじゃなくて離す。そういう優しさだってある。

その部分の価値の感覚はもっと幅がありますよ、というのは言えるかも。取り組み方においては、今のまま突き進んでいいと思うんですけど、中には本当に触っちゃダメ人とかもいますからね(笑)。そういった地雷に合わなきゃいいな。
せっかく純粋に思っているものを、曲げて人に伝えたりするやつもいるので。そういうときに傷つくかな?と思うんです。
僕は「あっそ」って言うだけで傷つかないですよ。ネットキャリアは僕の方が長いので、そういう精神力はネットをずっと使っていたり、そういう思いもよらないことを言われたりをもっと繰り返していくと、だんだんこっち側に来るんだよね(笑)。

米田:なるほど(笑)。

木村:だんだんとね。でも、今の接し方で突き抜けていけるんだったら、それはすごくカッコいいし、ぜひそうあってほしいです。
ただ、利用されないように気を付けてください。ご自身が傷つかないような、自分を守るバリアみたいなものもしっかりつくったほうがいいのかな、とは思います。
何か思いもよらない言葉をかけられたときに、突然傷つくときとかあるんです。自分が予測する人が、予測と反することを言われたときとかに大体傷つくポイントがあって、たぶんそういうのも追々出てくるかな、と思うので。

世の中の美容師さんに、SNSでの承認欲求が強すぎると言いたい(木村)

【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第6回<後編>OCEAN TOKYO 米田星慧

木村:じゃあ結局この先何がしたい? というのは、今は目の前にあるものをしっかりやっていき日々を過ごしていきつつ、 最終的にOCEAN TOKYOを背負うことが今のビジョンですか?

米田:背負って生きていくのはもちろんです。ただ『今、この一瞬を生きる』ということが自分のテーマでもあるので今というこの瞬間もしっかり大切にしていきたいです。

木村:たぶん今目の前のことに一生懸命なんだと思うんですよね。もうちょっとじじいになってきたら思うこともでてくると思うんですけど。

米田:一生懸命に取り組んでいる自分が好き、みたいなところも結構あるんですよね。予定詰めつめで寝る時間がない自分が好き、みたいなところが(笑)。

―― ツイッタラーに向いてます(笑)。

米田:Twitterとか自分の時間を使いDMを返し続けている、そんな自分が好きです(笑)。

木村:けっこういるんですよ、そういう人。でも、僕はそういうことをSNSで発言することが嫌いなんですよ。

米田:自分でですか?

木村:そう。やってるけど、言わない。これは、米田さんにではなく、世の中の美容師さんに言いたいのですが、美容師さんの中には、「今日もたくさん予約もらってます」「今日は、何時間かしか寝てません」とか言う人結構いるじゃないですか。でも、基本的に「僕は寝てますよ」って言います。

「休みないですよね、大変ですね」『いや、休んでますよ』って。だから休みの充実感の部分も模様として載せる。

本当は、時間ないですよ。ないけど、そういうふうに言ってたほうがいいじゃないですか。自分カッコいい、と出していくことのほうが僕はカッコ悪いという考え方で。
だから基本的にはあんまり飾らないし。売上が上がったとしても、絶対言わないです。最高の部分が出たとして、その経緯や過程が大事なんです。だから、それが言いたいがための記事を書いたりとか。

米田:それって木村さんのさっきの話と矛盾しません? 木村さん的には何事にも結果を出したいって言ってたじゃないですか。

木村:それは表面に出すものと、自分の中で追うものの違いですね。結果は出していきますし、求めていくけど、でも別にそれを無理に拡散して言う必要はないので。
それを言ったからといって誰も幸せにならないし。
誰もが幸せになるんだったら、僕はその過程の知恵を共有したほうが幸せになると思うから。

結果に対しての幸せをもたらすことも、もちろんできると思いますよ。でもそういう人を増やしたところで、もっとひねった、もっと人の懐にはいっていくアクションというのは非常に難しいと僕は考えているから。それに、そういうのが下品と思う人も確実にいると思うので。

人のすごさっていうのはみんなが勝手に感じてくれる部分。文章からも出てくるし、こうやって接して話してたら雰囲気からも出てくると思うんです。

例えば、「寝てないだろうな」ってことは、いちいち言わなくても感じているんです。結果をだすための過程の中で言っているほうがよくて。でも、「僕は寝てません」と言っちゃったら一気に価値が下がりますよね。
寝ないでそれをやってることが、要は自分を認めて欲しいという承認欲求を、もろ表に出していることになるから。そういうのって、ちょっと大丈夫かな? みたいになっちゃう。

米田:言わない方がカッコいいっていうのも分かります(笑)。

木村:別にそういう人はそういう人でいいと思うんですけど、だいぶ減ったけど、美容界に多いです。天然だなあ、と思いながらいつも見てますね。「今日も予約パンパン!」「寝てません」「休みがなく、今日も撮影です」と言っちゃうような人は、個人的にはですけどカッコ悪いな、としか思わないんですもん。

米田:それを発信しちゃうってことですよね?

木村:何がしたくてそれを言ってるの? みたいな。例えば「雑誌の撮影です」と言うことも、何も効果を発することはないと思っていて。今の感じの空気だと、マイナス効果かなと。だからなんなんだ? という感じなんです。承認欲求が見えすぎているこの感じだと、ちょっとざわつきます。
「俺はいいことしてるから分かってくれ」と、人に向かってスピーカーで言ってるのと、言わないけど実質やってる人が、何の相違があるのかということですよね。

米田:ふむふむ。

木村:言わなくても人が感じることもあると思うし、それを言わなかったらもう一皮むけるのかなという感じはしますけどね。

業界の人たちはみんな発信が苦手、というのもあるけど、「美容師ってこういう感じだからカッコいい」自分たちで守ってきているものあるじゃないですか。そういうことを言わないで歯を食いしばって頑張ることや、デザインで勝負をすることだったりとか。
結局そっちのほうがまだ主流派なので。僕もどちらかというと、発信はもちろんするんだけど、価値観としてはこちら側にいます。

今、SNSで目立ってきている美容師の方ってどちらかというとタレントさんのイメージ近づいてきてると思うんです。みんなそれぞれフォロワーが多いとかということ自体をインターネット業界の人が好んでいて取り上げたり。そういう意味ではネット業界の人たちもリテラシーがないんですよ。
だからそういった部分も、うまく美容師さんと中和がとれるようなリテラシーをとることをしたときに、初めて一皮むけると思うんですよね。

米田:お互いってことですよね。

木村:そうですね。
今、23歳ですよね? 僕が23だったときにどうだったかというと、もっとクズでしたよ。だから今の米田さんのことは純粋にすごいなと思うし、今やり直すんだったら、OCEAN TOKYOに入っているかもしれないです。多分そういうものだと思うから。
ジェネレーションギャップもあるし、文字の読み方の違いもあるので。でも、そういう考え方も頭の片隅に入れとくと、発信の仕方もひとつ格が上がったものになるんじゃないですか?

米田:なるほど、確かにそうかもしれないですね……。今日、授業じゃないですよね(笑)?

僕たちが描くビジョンはそのままに、今日いただけるお話はそっくりそのまま持ち帰ります!(米田)

【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第6回<後編>OCEAN TOKYO 米田星慧
―― 木村さんから受け取ったメッセージをもとに、今後自分はどうありたいか、意気込みがあれば教えてください。

米田:僕、あまり他の美容師さんとお話しないスタンスをとってまして。それは、美容師さんと話すと美容のことばかりの頭になってしまうけど、お客さんは美容師じゃないから、近くの存在でいるためにという理由からですね。でも木村さんとお話させていただいて、見る観点も、伝え方の観点も違うということを感じましたし、だからこそどちらも人気があるんだろうなと思いました。

軸としては、僕たちが描くビジョンだったり、表現しなきゃいけないビジョンは形としてそのまま伝えていきますし、僕もたぶん意思をブレずに伝えていきます。
ただ、こうやって話をさせていただいて、至らない部分だったり、いただける部分というのはそっくりそのままいただいて。それをまとめてこれから自分で伝えていこうかな、と思います。

―― ありがとうございました。

――次回、最終対談! U-RELM代表 高木裕介さんのところへお伺いしています。

米田星慧Profile
【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第6回<後編>OCEAN TOKYO 米田星慧
(よねだ・せいえ)1993年2月17日生まれ。神奈川県相模原市出身。2014年3月にOCEAN TOKYOに入社。3月14日にスタイリストデビュー! プレスや人事担当も務める。Twitterに毎日届く莫大な量のリプやDMに必ず返信、画面越しにお客様と会話する“想いを届ける美容師”。

Twitter https://twitter.com/oceanseie
HP  http://www.oceantokyo.com/

 

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木村直人Profile
【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第6回<後編>OCEAN TOKYO 米田星慧
ヘアスタイルスキルにおいては語るに及ばず、常に先を走る日本のトップクリエイターの1人。「上質、洗練」をテーマにし、グラデーションカラーに代表される様に斬新な価値観で世の中にトレンドを発信し続けてきたオールラウンドプレイヤー。
情報発信者としても高いスキルを誇り、常に精度の高い情報を提供し続けている。
主宰するオンラインサロン「マルチバース」においては開始2日で400名の会員を動員。LINEスタンプディレクション、美容メディア構築など、美容師の仕事だけにとどまらない活動を通じて社会に対しての貢献を成している。
芸能人顧客多数、雑誌などでも目にしない事はない程にサロンでもサロン外でも精力的な活動を行っている。
【著書 ハラドキヘアスタイルブック(三栄書房)】はAmazonビューティーランキング第1位を獲得。

Twitter:@air_kimura
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■アーカイブ

【木村直人 新連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第1回AKROS smiloop砂川勇斗<前編>
【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第1回<後編>AKROS smiloop砂川勇斗
【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第2回<前編>Lily 寺村優太
【木村直人 連載】Youは何しに美容業界へ?』 第2回<後編>Lily 寺村優太
【木村直人 連載】 『Youは何しに美容業界へ?』第3回 <前編> Bella Dolce日野達也
【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第3回<後編> Bella dolce 日野達也
【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第4回<前編>ホスト系美容高校生 佐地竜也&アレンジ美容高校生hina aizawa
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【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第5回<前編>boat by ROVER稲垣佳恵
【木村直人 連載】『Youは何しに美容業界へ?』 第5回<後編>boat by ROVER稲垣佳恵

■木村さんの過去の連載はこちら
『yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫!』

撮影/saru

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