「SNOWは詐欺だ!」「ビューティープラスを許すな!」
加工アプリ=詐欺という認識が世に定着して早数年。マッチングアプリが流行してからはその意見はさらに強まりました。こんにちは、ライターの小諸にしきです!。
tinderのスワイプ中なら「SNOWアイコンかよ! ブスっぽいな…」と、もはや秒でブス認定。皆さん加工写真への懐疑心が募っていますね。
さて、そこで今回は加工アプリ、プリクラなどのいわゆる盛れた写りと無加工カメラの写真とでどのくらい変わるのか、原宿・渋谷エリアの若者たちにどちらももらって比べてみました。
まずは筆者の小諸で確認してみましょう。
Beforeが左側。After右側がビューティープラス。
Beforeは、華金オールの後の土曜日にちょっと疲れた体に鞭打って化粧をしたの小諸の無加工写メです。一眼レフの他人撮りでパシャリ。いい感じにババアみが濃い。
After(右)はビューティープラス。
肌のツルンと感がすごい。若返りますね。顔もいい感じにシュッとしました。加工アプリの詐欺具合を再認識したところで、まずは昼の原宿に繰り出しました。
原宿駅に出た途端知り合いの男子大学生に遭遇。
そのままでも正統派なさわやか系大学生ですが、ビューティープラスを使って全力自撮りしてもらいました。
清潔感が増し、よりジャニーズ感が出ました。これは盛れている…! 完全にビューティーがプラスされてますね。ただ、もともとの顔のパーツが整っている人が使うと大きさが不自然に…。設定で自分専用の盛り具合に調整しとくのが◎
次に声掛けに応じてくれたのは都内某マンモス大学の女子大生。本日盛れていないということで「無加工写メ」と「SNOWで写メ」をもらいました。
目の輝きと…あとやはり肌質ですよね!このつるんと陶器肌はなかなか普通の写真では得られないですね…。
次に声をかけたのはこちらのかわいらしい仲良しカップル。
ラブラブかよ! 雰囲気も似ていて素朴なカップルですね。SNOWの人気フィルターでセルフィー。でも、そこまで変わらないかも? 「盛ろう!」という気が少ない人だとそんなに盛れないみたいですね。角度とか自然ですもんね、2人のツーショット。
次はこちらの新社会人グループ。キラキラ大学生上がり感がすごいので自撮りにも慣れていそう。
彼らにもSNOWでセルフィーしてもらったぞ! しかし、思った程変化がなかったでしょうか。人によっては他撮りの方が盛れているかも? ちなみにLINEのプロフィール(ホームの方)はグループ写真の方がメンズは受けがいいんだとか。
もう一度検証。21歳男子です。
男子はそもそも女子よりも「盛ろう」という気持ちが薄いのでこうなるのかも。しかもグループでの写真だと撮り直しもあまりしないので自然な写真で終わるのかもしれないですね。でも肌のトーンはぐっと上がって清潔感がある!
次はフツーに可愛くて声をかけたこちらのJD。
Afterはプリクラですが、目のサイズが1.3割増し。ですが、不自然感が目立ってこれなら無加工の方がかわいいのでは? という印象。美人は加工で盛れない疑惑が出てきました。
渋谷に移動してゲットした入学式帰りの18歳もゲット!
若いと肌質が無加工でもキレイですね。
顎の尖り方が人間のそれを超越しはじめていますね。目のサイズも斜め45度で一番大きく見える角度。でもSNSでよく見る顔ですよね。
盛る気の薄い20代OLさんでもう一度検証。ちなみに乃木坂系のアイドルフェイスがかわいい女性です。
丸顔な女性の輪郭がこんなにシュッと…。これはデブも隠せるレベル。正面よりも、斜め角度での自撮りが一番盛れるそうです。マッチングアプリの自撮り写真は顔デブも隠せてしまうということが判明しました。
次はバーで声をかけたバンドマンの男性。ロングヘアーがいかつい彼は加工でどうなってしまうのでしょう。渋い系イケメンと言えますが、貫禄がすごい。
眼光の怖さが減って可愛らしさがでました。髭×ロン毛の男性もここまで可愛くなれるなら、可愛いは作れるということですね。
こちらの正統派男性もこんな感じに。
男性はビューティープラスよりSNOWが盛れるかも。目の大きさマシマシ。中性的な美しさが出る感じがします。これならtinderで出てきても思わず女性もLIKEしちゃいますね。
こうして並べてみると「加工で相当盛れる人」と「意外とそこまで盛れない人」が出てきます。大人数、カップルなどは恥ずかしがって盛ろうとしないので盛れない印象。それに比べてみると、単品写真の人は割と盛れてますよね。
実は今回の企画でも、大人数は割と一回パシャッと撮って「いい? いい感じじゃん?」とすぐ諦めるグループばかりだったんですが、単品の、特に女子は角度やらライティングやらめちゃめちゃ気にして何回も撮り直してくれる子が多かった印象。
マッチングアプリで「詐欺かよ」で一蹴してしまう詐欺盛り女子たち、実はすごく努力しているのかもしれない…!
詐欺盛りさんたちは少しでもお目当ての男性と出会える確率を上げたくて、何枚も何枚も写真を撮り直しその上加工して、ものすごい熱量でアプリ写真を用意している…と思ったらいじらしくないですか?
「盛れ写メ」は作れるものですが、生半可な努力では盛れないということがよくわかりました。
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■ライタープロフィール
フリーライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。恋バナと青春映画が大好きなゆとり世代のマージナルマン。アニメや音楽が好きだったが、今となってはサブカル崩れ。セクシーな女の子も好き。