新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や緊急事態宣言で、コロナ離婚が話題になったように、喧嘩が増えてうまくいかなくなったカップルは少なくありません。遠距離恋愛も会えない時間が長い人が多いですが、うまくいくカップルとそうでないカップルと二極化していますよね…。
会えない時間が愛を育てるカップルと、そうではないカップルにはどのような違いがあるのでしょうか。大学生の男性、女性に経験談を取材しました。
「1回目の緊急事態宣言では、かなり彼女と喧嘩しました。自分が『彼女くらいなら会ってもいいだろう』派だったのに、彼女は『自粛徹底』派だったんです。会えない時間、連絡が取れない時間何をしているかずっと心配でした。浮気とかも疑ってしまいました。彼女に直接は言わないけれど、彼女のことでイライラした状態だったから、連絡をした時もどこかギスギスしていたみたいです。
『何か言いたいことあるんじゃないの?』など、挑発みたいなことをされて、口論になったり…。とにかくマズイと思って、今はとりあえず彼女を信頼するようにしています。疑ってばかりだと、マジで浮気されちゃうかもしれないし…」(20歳・男性)
「遠距離はお互いにある程度、自立していた方がうまくいくと聞きます。コロナになって、その意味をよく理解しました。依存してしまっていると、会えない時間に寂しすぎて大変だったり、暇な時間に不安感に襲われたりするんです。
でも、自立してお互いに一人の時間ばかりを楽しんでいると、きっとフェードアウトしてしまいます。実際に、ツイッターでもそんな話を見ますから。彼とは長く付き合っていきたいので、今はあまり会えなくても仕方ないから、新しいことに挑戦したり、彼に会った時に喜ばれるようサプライズを考えたりして過ごしています。でも、そればっかりにならないように、テレビ電話でもいいから、2人で話したり、一緒に画面越しにご飯を食べたり、おやすみを言い合う時間を過ごしています」(21歳・女性)
「私はマッチングアプリで出会った彼と遠距離恋愛になった経験があります。東京と青森なので、学生カップルとしては、かなりしんどい距離です。バイト代で頑張って稼ごうとはしていたけれど、その時単位数が多くてなかなかできなくて。
『会いたくないのか』と言われてしまったり、『他の男と会っているわけじゃないよね?(笑)』と探られたりしました。かなり無理をしてバイトをして体調も悪くなっていたから、その事実を隠していたのもあるけれど、正直に伝えていたら、もっと違う結末があったかもしれないです」(22歳・女性)
「遠距離恋愛だった2個上の先輩がいるんですけれど、いつも彼女可愛い自慢をしていて、めっちゃ溺愛している感じでした。会社員になったら結婚して自分の地元で住むんだっていうのが口癖で、彼女とも約束をしていたみたいです。
本当に彼女もわざわざ都心に出て就活して内定をもらって、卒業のタイミングで入籍したと聞きました。『遠距離が終わったら結婚する』みたいなノリで、目標に向かって頑張れるとうまくいくんだなと思いました。多分、『3ヶ月後に会うために頑張る』とか、そういう些細な目標でもいいと思います」(22歳・男性)
物理的な距離があったり外出自粛があったりして会えないでいると、日頃の生活で生まれていたすれ違いを埋めたり、絆を深めるためのコミュニケーションを取りにくくなったりします。
だからこそ、より努力して乗り越えようとする気持ちが大切になるのかもしれません。
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