大学へ通うことが当たり前だった社会から一変し、オンラインで授業を受けるようになりました。教師側も準備が行き届かず様々なトラブルが発生した学校が多いと思いますが、生徒もオンラインで授業を聞くことに慣れていないために、快適とは程遠い生活を送っていることが多いようです。そんな中、少しでもストレスなくオンライン授業を受けるために、工夫を施す学生も……。大学生たちは、どのようなものを取り入れたのでしょうか。
「大学生になってから学習机を処分してしまったことを悔やんでいます。学校向けの机はよくできていて、今あるオシャレさ重視の机と椅子だと、姿勢が悪くなって体が痛くなってしまうことに気がつきました。オンライン授業になって自前の勉強机と向き合う時間が増えるので、せめて腰などに負担がかからないよう、絶妙な高さを研究したほうがいいと思います。僕が一番やりやすかったのは、腕を机に置いた時にほぼ90度の高さになる机、足を床につけた時に太ももが90度くらいになる位置でした。お金がないので、とりあえず雑誌を挟んで調整していますが、余裕ができたらちゃんと環境を整えます(笑)次買うときは、足が窮屈にならないスタンディングデスクが良さそうです」(19歳・男性)
「オンライン授業のストレスをできるだけなくしたいので、『テレワークで社会人が揃えるべきアイテム』みたいな情報をネットで探しました。その中で、1番効果があったのがゲーミングチェアの購入です。元々は車のシートに使われていた……という話を聞いたことがありましたが、ホールド感がすごくて体が疲れにくいです。ゲーミングチェアに必ずと言っていいほどいる腰のクッションも、姿勢を良くしてくれているようです。腰が辛くて思い切って3万円かけて買ったものですが、金額以上のパフォーマンスを発揮していると思います」(19歳・男性)
「オンライン授業では、対面授業と違い、パソコン画面を見続けるために、目の痛みや頭痛に悩まされました。しかも、同じ姿勢で長時間いるからか、生理痛もひどくなってしまって……。休憩時間は、ラベンダーなど香り付きのアイマスクで目をしっかり休めたり、肩のまわりのストレッチなどをするようにしました。デスクワークの社会人はよくやっているようで、座ってできるストレッチはたくさんネットで出てきます。また、外に出歩かなくなって健康に不安を覚えるようになったので、生徒側の画面が映る授業の場合には、見えない足元で、このために購入したバランスボールを。生徒側が画面を切っても良い授業ではベッドでストレッチしながら受けています(笑)」(23歳・女性)
「テレワークを始めた当初、動画がぶつ切りになってしまってとても授業が聞けたものではありませんでした。しかも、後から動画を見直せないし……。授業を録音しているような友達もいないので、危うく単位を落としかけました。その反省を生かし、通信環境は可能な限り良いものを導入することに。両親にお願いし、私はNURO光を入れました」(20歳・女性)
元々の音質が悪くて耳が疲れてしまう、従来と比べて「家で勉強をする」ために課題が多く出されて手が回らない……など、システム上の問題で学生が対処しにくい問題も多くありますが、ストレスを減らすために学生側でできる工夫は沢山あります。長くなりそうなオンライン授業、少しでも快適な環境が作れると良いですね。
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