MTRL読者の皆さん、こんにちは。元地下アイドルでライターの渡辺ありさです。この連載では、地下アイドル現場のオタクたちを分析し、モテ行動と非モテ行動を紐解いていきたいと思います。第2回目となる今回は、「写真撮影」をテーマにモテを語ります。
デート中、彼女に「写真を撮って」と頼まれた経験はありませんか?
ディズニーランド、可愛いカフェ、おしゃれなバーなど、野外から薄暗い屋内まで、写真映えスポットのシチュエーションは様々。なかなか彼女が納得のいくような、盛れてる写真を撮ることは難しいと思います。
しかし、どんな状況でも女の子を可愛く撮ることができる猛者たちがいます。それは…アイドルオタク!
ライブハウスは大抵薄暗く、写真を撮ることに適していない環境なのにも関わらず、彼らの撮る推しは総じて最高に可愛いのです。やはり1回1回の撮影にお金がかかっているからでしょうか、被写体を美しく撮ることへの情熱が一般男子たちとは段違いのように感じます。
そんな彼らの超絶写真テクニックやコミュニケーション力を学び、一緒に写真映えスポットを巡りたくなるモテ男子を目指しちゃいましょう!
まず、スマホに最初から搭載されている、スタンダードなカメラを使用して女子を撮影するのは基本的にNGです。本人が自然な写真を希望している場合は別ですが、特に指定がないときは、顔面が橋本環奈でもない限りとりあえず盛れるアプリを使用するのが無難です。
ちなみに、アイドルちゃんたちのスマホにインストールされている代表的な撮影アプリは以下の通りです。
これら全てをインストールしろとは言いませんが、UlikeとBeauty Plusくらいは持っていたほうが良いかもしれません。ちなみに、これらより多くの盛れるアプリをインストールしており、写メ撮影の際に選ばせてくれたオタクが居ました。マジで神かと思いました。
前述した通り、写真映えスポットが必ずしも良い撮影環境であるとは限りません。特に、薄暗いお店や夜間の撮影は至難の業。
そんなときに役立つのが、スマホのバックライトです。彼女からスマホを借りるなどして、もう一台スマホを用意しバックライトを起動しましょう。撮影しているスマホの斜め少し上あたりから光を当てるとちょうどいいですね。フラッシュとは異なり、光を当てる位置や距離を調節できるのがバックライトの良いところ。小さなライブハウスの楽屋は基本的に薄暗いので、アイドル同士でバックライトを照らし合う光景をよく目にします。
写真をお願いすると、頭の上や身体の横に無駄なスペースを空けて撮る人が居ます。後でトリミングをすればいいのですが、写真自体のサイズが変わってしまうので、なるべくなら撮影の段階から綺麗な構図で撮ってもらいたいものです。以下のイラストを参考にしてみてください。
明るさも構図もばっちり決まったら、あとは写真を撮りまくってください。グラビアアイドルのイベントでは、15秒ほどの撮影タイムでプロ級の写真を撮るカメコが多数居ます。(カメコ=カメラ小僧の略)彼らに写真のコツを聞くと「とにかく連写」と答える人もちらほら。
沢山の写真の中から、自分のお気に入りの1枚を探す作業も女子としては楽しい時間だったりするので、撮影枚数は多いに越したことはありません。
女子の撮影に慣れてきたら、撮影中のコミュニケーションにも意識を向けてみましょう。NGなのは、撮影中に喋らせること。渾身のキメ顔が崩れてしまいますから、シャッターを押すタイミングでの無駄な質問などは控えてください。
撮られる側の返事を要さない「可愛い」や「いい感じ」などの、端的でわかりやすい褒め言葉が◎。ちなみに、私が今までの撮影の中で一番衝撃的だった褒め言葉は「美しすぎてこの世のものとは思えない」です。もし良かったら使ってみてください。
アイドルは、デビュー時から徐々に垢抜けて可愛くなっていきます。それは、毎日のように写真や映像を撮られて、客観的に自分を見る機会が増えるからなのではないかと思います。
自分の彼女をさらに可愛くしたいのなら、綺麗な写真を沢山撮って、そしてウザがられるくらいに褒めてあげてください。また、今はまだ彼女が居ない男子も、写真上手&褒め上手は女子ウケ抜群ですから、とにかく妹や女友達を使って練習あるのみです!
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■ライタープロフィール
渡辺ありさ
1994年5月25日生まれ(25歳)。楽遊アイドル編集部非常勤アドバイザー。子役からデビューし、グラビア、アイドルユニット活動を経て、現在はイベントMCやライターとして活動中。最近の趣味は猫を触ること。