東京の夏、ナンパの夏。
2018年。「俺たちのみたま祭り」が、帰ってきた。
ナンパ祭りとして東京の大学生の間で大人気だった「みたま祭り」。3年前から屋台の出店が禁止となり、ナンパクラスタを落胆させていましたが、今年は満を持しての復活。数年前にこの祭りでイイ思いをしたことが忘れられない輩たちが、どこからともなく情報をキャッチし、決戦の地である靖国神社へ集結した。
みたま祭りとは、(数年前までの)都内の学生なら知らない人はいないと言うほど有名な夏の風物詩的な祭り。毎年7月の3連休に、靖国神社で行われる「ナンパ祭り」の異名を持つ。ちな、公的には「光の祭典」なんだそうな。
しかし、アルコールマナーやゴミマナーの低下により、2015年から屋台の出店が停止されていたのです。それが、今年は3年ぶりに復活したとのことで、多くのナンパ学生が7月のこの日を心待ちにしていたわけです。
久しぶりに屋台出店のあるみたま祭り、どのほどのアツさなのか。3年のブランクがあるため、人の多さ的にちょっと不安な気持ちで境内へ向かいました。しかし、そんな心配とは裏腹に人! 人! 人! で埋め尽くされていました。
約50店舗ほどの屋台(全盛期には200店舗)には長蛇の列。人口密度が高すぎでした。浴衣の女の子2人組もたくさん♡ やはりみたま祭りはコレでないと。たこ焼きでも食べたいところですけど、今日の目的はそれじゃないんだな! これだけ人がいればナンパも捗るんじゃないでしょうか。
今回は、早慶戦ってことで日頃から甲乙つけたがりがちな早稲田大学と慶應大学の2名の学生に、ナンパで勝負をつけてもらおうじゃないか。戦ってもらうメンバーを紹介!
好きなタイプ:ギャル系
クラブバイトと早稲田のインカレサーの「顔の広さ」が最大の武器の早稲田学生には珍しいコミュ力オバケ。
好きなタイプ:お姉さん系
慶應というブランドを持ちつつサロンモデルというチートさの宮川くん。人当たりの良さも武器だが、シラフでのナンパに不安を感じています。
今回は、こちらの2人がみたまの地に解き放たれます….。
「ちょっと待ったァ…!」
ここで、思わぬ刺客が登場です。
「早慶戦もいいけど、”チャラい”といえば青学のことを忘れてもらっちゃ困るね!」
颯爽と登場した爽やかイケメン…
王者・青学の殴り込みです。
早稲田の有名人と慶應のイケメンによるサシの勝負、さてどうなる…と思っていたら、まさかのここでダークホース登場。
好きなタイプ:かわいい系
無害そうな爽やかさと、学校イケメン度というブランド力の青学イケメン。「高校生の頃にも来てたので、地の利で攻めます!」
ということで今回はこの3人で戦ってもらいます。
今回のナンパ対決の制限時間は1時間。得点は、インスタアカウントの相互フォローで1ポイント、LINE交換で3ポイント。合計点を競います。制限時間いっぱいナンパをして、それぞれ何点GETできるのか…。勝つのはどの大学だ!
伊沢「一緒に写真撮ってもらえませんか?」
と女の子とセルフィーを撮ったかと思えば、一瞬で写真を送るためにLINEをゲット。これは強いぞ早稲田チーム。
一方、青学も北久保が巧みな言葉で女の子に声をかけて行く。
北久保「浴衣かわいいっすね! 俺ら今日沖縄から来てて〜」
と大嘘をついて笑いを取る。こちらも一瞬でインスタアカウントを交換し一瞬で沖縄人ではないことがバレている、がそんなのはナンパには関係ありません。「繋がれるかどうか」、それを追求するだけなのです。
一方の慶應・宮川は持ち前のコミュ障でルックスを活かしきれていない様子。
宮川「企画だって言っちゃおっかな!」
と『MTRL』を見せて挑むも怪しがられている様子。ナンパはルックスだけでは勝てないのである。
その後も各々のチームが、狙う女の子を見定め、人混みをかき分け、最初の一言を考え抜き…知恵を絞ってナンパに全力投球しました。
みたまナンパ祭り、大きくリードして大勝利したのはどこの大学なのか。怒涛の1時間一本勝負を終え、再び集結してもらいました。みたまナンパ祭で勝利を収めたのは…
圧倒的リードで早稲田大学 伊沢くん
伊沢コメント
「好きなのはギャル系だけど、オトナな雰囲気の人にはあんまり相手してもらえないから、確実に同い年っぽい子に声をかけました。大学名とか聞いて、インスタつながると大体一人くらい共通の知り合いがいるんですよね。だから女の子の方も安心してLINEとか教えてくれたんだと思います。顔の広さ勝ちですかね」
さすがインカレ所属のクラブ店員、貫禄が違う。世間の早稲田=ダサい&奥手のイメージをブチ壊してきました。
続いて第2位は…
青山学院大学 北久保くん
北久保コメント
「自分自身がギャルからはウケ悪いので、清楚風な大学生で、かつ浴衣の子を狙いました。その方が最初の会話とかも入りやすいので…インカメ写真はたくさん撮ったけど、渋い感じの子も多かったな。伊沢くんのコミュ力には敵わなかったですね」
そして、まさかの最下位は慶應義塾大学の宮川くん…
得点はまさかの0ポイント…。
宮川コメント
「白昼の祭ナンパは、ほぼ初めてのトライでしたが、こんなに難しいと思わなかった…。初対面の子と、何話せばいいのか全然分かんなくて。反応渋られるとムカつくし。完全にコミュ力不足でした」
今回の決戦では、まさかの早稲田という結果にみたまが揺れました。慶應、プライドが邪魔をしたか。そして、チャッカリ強い王者青学。みたま祭りでは顔の広さと自己分析がナンパ成功に必須なようです。
ナンパファイターの彼らによると、今年のみたま祭りは十分にナンパを楽しめる雰囲気とのこと。
確かに露出の高い私服の子も多く、女性の2人組もたくさんいました。みたま祭りは13〜16日(月)まで、4日間行われます。平成最後の夏、最高の三連休を!
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