もうすぐ新学期ですね。4月から大学生になる人たちは、人生において赤ちゃんだった頃の次に、チヤホヤされる時代がやってきます。そう、サークルの新歓です。
先輩たちは、自分たちが幹部を務める年に新入生が入らず、サークルが潰れてしまってはOB・OGに合わせる顔がなくなる(というか怒られる)ため、学食でランチを奢ったり、夜は焼肉を奢ったり、あの手この手で必死に新歓してきます。
そんな中で現れるのが、新入生男子に思わせぶりな態度をとる「新歓お姉さん」。惚れさせて「一緒のサークルに入りたい!」と、思わせることを目的としたハンターです。うっかりハマると、失恋の傷を負うことも…。
そこで今回は、そんな「新歓お姉さん」の特徴をご紹介していきます! 存在を把握しておけば、ハマる前に冷静な判断ができるかもしれないですよ。
サークルの新歓イベントで出会った日の夜か翌日、必ずテンションの高いLINEを送ってくる「新歓お姉さん」。
絵文字をふんだんに使った長文には、
「○○(サークル名)の○○(名前)だよー! わかるかなぁ? 昨日は新歓来てくれてありがとねーっ♡ 学部一緒だしもっと仲良くなりたいから、明日もたまり場遊びに来て( ^ω^ )まってるよぉ♡」
的なことが書かれています。しかもハートマークが、かわいい顔の絵文字と組み合わせつつ、惜しみなく使用されているのです。
大勢で会った後に個人的なメッセージが送られてきたら、「もしかして俺に気があるのは…?」と、思ってしまうかもしれません。
しかし、「新歓お姉さん」は、同じ内容のLINEを、他の新入生男子、いや、女子にも送っているのです。
その後LINEのやり取りが続くこともありますが、返信はやや遅め。イベント前後にだけは、律儀に勧誘とお礼のLINEが届きます。
新歓お姉さんは、あと一押しすればサークルに入ってくれそうな子に狙いを定め、ダブルデート(のようなもの)に誘ってきます。
2人きりで遊びに行こうと誘ってくるパターンもありますが、だいたいの場合は、思わせぶりな態度をしていることに対する中途半端な罪悪感から、ダブルデート形式。
ちなみにもう1組も「新歓お姉さん」×「新入生男子」の組み合わせで、それぞれが担当の子に声をかけるといった流れです。
しかも行く先は、遊園地や映画館といった、定番のデートスポット。期待しない方がおかしいですよね。
しかし、行き過ぎた接待でサークルの悪い噂が流れては大変です。新歓お姉さんたちは、互いに一線を越えないよう監視し合っています。新入生から攻めたところで、ワンチャンはないと考えていいでしょう。
2次会やカラオケオールには絶対来ない、解散時間早めの新歓お姉さん。なぜなら、あなたの隣をキープし続けていた新歓コンパの後、しれっと彼氏の家に帰宅しているからです。
明らかに思わせぶりなアローチまではしてこないものの、わざと1年生にだけ彼氏の存在を隠している、という人は結構います。
しかも周りの先輩たちも、その事実を教えてくれません。なぜなら「恋人の存在を隠す」というのは、新歓恒例の暗黙のルールだから。
これまで紹介したケースの場合は、正直、思わせぶりな先輩を逆に本気にさせ、付き合うという望みもありました。
しかし、彼氏がいるとなると話は別。担当していた子がサークルに入ることが確定すると、急に彼氏との惚気話をし始めるので、不意打ちで玉砕します。
さらにはSNSにも彼氏との写真が登場、夜の集まりには彼氏が迎えに来る場合もあり、うっかり同じサークルに入ってしまったがゆえ、失恋の傷に塩を塗り続けられるでしょう。
以上、4月になると突然現れる、新歓お姉さんの特徴をご紹介しました。
キャバ嬢の「色恋」にも似ていますが、新歓お姉さんは普通の大学生ですから、本気にさせて付き合うことも不可能ではないのが余計に厄介。
「傷つかないように距離をおけ」とまでは言いませんが、とりあえず新歓期が終わるまでは惚れ込まないように注意し、チヤホヤされることを楽しむくらいの余裕を持っていた方がいいと思います。
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