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ゲイに「目覚める」キッカケとは?【ゲイだけど質問ある?】鈴掛真

ゲイに「目覚める」キッカケとは?【ゲイだけど質問ある?】鈴掛真

Views 05 September 2017 (更新日:
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最大の
汚点はもはや
好きだって
気づいたことに
あった気がする

 

こんにちは、歌人の鈴掛真です。5・7・5・7・7の短歌の作家です。

オープンリー・ゲイとして生活していて、これまで数え切れないほど受けてきたのが、こんな質問。

「いつゲイだって自覚したの?」

確かに、異性しか好きになったことのないみんなにとっては、同性愛者がいつ、どんなきっかけで『目覚める』のか、想像もつかないよね。いつか目覚める瞬間がみんなにもやって来るかも…?

というわけで今回は、僕がゲイを自覚したエピソードをご紹介します。
連載【ゲイだけど質問ある?】、いってみよ〜!

ゲイ 鈴掛

僕はこうしてゲイになった

ゲイを自覚する時期は、人によって様々。中でも僕は、その時期がとても早くて、幼稚園に通っていたときには既に自覚を持っていました

幼稚園や保育園は、同世代の子ども達と共に、両親や親戚以外の大人と触れ合う、いわば社会の入口。特に20代の若い保母さんは、男の子にとって初めて接する“大人のお姉さん”。「幼稚園の先生が好きだった!」なんて男子も多いんじゃないかな。

けれど、僕が通っていた幼稚園には、若い男性の保育士さんがいました
僕も例によって、担任の若い女性の先生がとても優しくて大好きだったわけなんだけど、それとは異なる感情を男性の先生に抱いていたんです

「男の先生と話すとすごく緊張する。でも、もっと話したい。先生ともっと仲良くなりたい。だけど、その方法がわからない…」そんな、とても複雑な感情。
まだ『同性愛』なんて言葉も知らない頃。それなのに当時、「きっと他の男の子は男の人に対してこんな感情を抱かないんだろう」ということも、漠然と考えていました


やがてテレビや雑誌なんかのメディアに触れ、同性愛者と呼ばれる人たちがこの世には存在することを知り、きっと自分もそれに当てはまること、これは誰にも言ってはいけないんじゃないかということまでを、小学生の頃にははっきりと把握していたんです。我ながら、なんて多感な子ども!

そして中学生で初恋を経験し、自分はゲイだと確信したわけなのだけど、自覚が早かった分、それまで自己分析の時間はたっぷりあって、確信したときも、それほどショックは受けませんでした。

その後も、ゲイであることに取り乱したり、自己否定することもなく大人になることができたから、今こうしてオープンリー・ゲイとしての道を選べているのだと感じています。

君にも『目覚める』日が来るかも!?

いつ、どうやって自覚を持ったのかは、ゲイ同士の間でもよく話題になります。

僕がこれまで出会ってきた同性愛者から話を聞く限り、僕のように子どもの頃から自覚していた事例はむしろ稀で、女性と付き合ったこともある人が突如目覚めるケースが意外と多いんです!


成人後、30代や40代になって急に同性を意識し始めてしまった人もいるほど
「オレは女の子が大好きだからあり得ない!」なんて思ってるみんなにとっても、他人事ではないのかも。

もちろん、誰もが同性愛者になり得るというわけじゃなく、目覚める前にいろんなサインが自分の中から現れている場合があります。

それは、異性との恋愛が上手くいかなかったり、セックスがあまり好きじゃなかったり…。
みんなの中にも心当たりがある人がいるかもしれないね!

けれど、そんなサインを同性愛と紐づけて考えてみたり、「自分てもしかしてゲイかもしれない…」なんて深く考えたりする人は、少ないんじゃないかな。

だって、男性は女性を、女性は男性を好きになるのが当たり前とされる社会。
セックスに興味がないって人がいただけで「お前ゲイなんじゃないの(笑)?」なんて、冗談交じりのゲイ疑惑が浮上する世の中では、自覚を持つどころか、自分を見つめることすらはばかられます

自分が他のみんなと違うってことを自覚するには、とても勇気が必要。だから、自分の本質が何であるかを考えること自体をやめてしまうわけです
まるで、本当は白鳥なのに自覚できなかった『みにくいアヒルの子』のよう。

みんなの理解が社会を変える

そこで、オープンリー・ゲイの僕から、ぜひみんなに覚えておいてほしいことがあります。

それは、もしも自分や友人の身に『目覚める』日が訪れても、決して冗談で済ませてほしくないということ

『目覚める』という表現の軽さやコミカルさも相まって、同性を恋愛対象とすること自体がジョークのネタにされがち。
けれど、僕のような同性愛者は、嘘でも冗談でもなく、しっかり現実に存在しています。
冗談にされてしまうのは、とても寂しいことです

きっかけはどうあれ、異性愛者だった人が同性愛者になるのは、実際にあり得ること。それを社会全体で理解して、受け入れてあげることが大切なんじゃないかなと、僕は思います。

質問、お待ちしています!

【ゲイだけど質問ある?】では質問を大募集!ゲイに聞きたいこと、お悩み、なんでもOK。
MTRL TwitterへDM、もしくは下記メールアドレスの☆を@に変えて送ってね。お待ちしています!!
info☆mtrl.tokyo

 

プロフィール

アメリカでの友情青春物語【ゲイだけど質問ある?】鈴掛真
鈴掛真(すずかけ しん)
歌人。セオリーは「ポップスとしての短歌」。
著書に『好きと言えたらよかったのに。』(大和出版刊)がある。
Twitter
HP

 

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