VANQUISHのイメージモデルとして選ばれた6人の美容師さんと、「ただヤりたいだけ」でもお馴染みのVANQUISH代表・石川涼さんのスペシャル対談。
前回に引き続き、OCEAN TOKYOのアシスタント鈴木大二朗さんとの対談をお届けします。人と上手く話せないという大二朗さんに対して、「肩ひじ張らないこと」が大切とアドバイスをした涼さん。
今回は大二朗さんのルーツと将来のビジョンについて語ってもらいました。
涼さん:硬派なのはモテないって話したけど、こそこそするのはもっと良くないね。
遊ぶからには堂々とするのが一番だよ。
最近よく「不倫騒動」がニュースになっているけど、あれもすべて隠しているから騒がれるし、叩かれるんだよ。
そんなの堂々としていればあそこまで炎上することにはならなかったのに……。
あとは付き合わないこと(笑)。
付き合うと束縛だったり、いろいろと面倒なことが多くなるし、別れた後もややこしいから割り切って遊ぶことだね。
遊んでもいいけど、付き合う気ないよってあらかじめ相手に伝えちゃうとかね。
大二朗さん:なるほど……。
でも、それで相手が起こったりトラブルになってしまったりはしないのですか?
涼さん:その時はそれで「はい! 終わり!」でいいんだよ。
付き合う、付き合わないなんて所詮は本人同士の口約束。それで勝手に所有物のように思われて、こっちの生活を制限されたりするようならどのみち不幸になるだけだよ。
プライベートで制限された生活なんて、考えるだけでぞっとそするよ(笑)。
大二朗さん:確かにプライベートの時間がないといろいろ辛くなりそうですね(笑)。
あと、自分の場合、遊んだ経験がないというか、出身が茨城県の田舎だったせいか東京の遊びがよく分かっていないのもあるかもしれません。
涼さん:茨城県出身なんだ!
でも、せっかく東京に来たんだから、その特権は謳歌しなきゃだよ!
大二朗さん:上京したのは高校卒業して、美容師になりたくて専門学校に進んだのがきっかけでしたね。
涼さん:OCEAN TOKYOには卒業してすぐ入ったの?
大二朗さん:卒業後は一度、他の美容室で働き、そこからOCEAN TOKYOの話を聞いて入りました。前の美容室も条件的にはすごく恵まれていたのですが、刺激が最もほしかったのと若いんだからもっと無理してもいいんじゃないかな? って思っていまして。
その時にちょうどOCEAN TOKYOのことを知って、すごい勢いがある印象で、自分もそこでさらに挑戦してみたいと思い、中途で応募しました。
涼さん:そうなんだ。本当にこうして話を聞くと本当にサクセスストーリーだね。
大二朗くんはこれから先どうなりたいとかって目標はあったりするの?
大二朗さん:いろいろあるのですが、とにかく普通の人生は嫌だなっていつも思っていて。
ずっと田舎で暮らしていて、平凡で毎日が同じことの繰り返し。それが嫌で上京してたくさんの経験と景色を見て、自分でもいろいろ考えが持てるようになりました。
きっと偉くって、もっと上に行ければさらにたくさんのことを自分から発信できるようになると思うので、今はスタイリストになって自分のできることをもっと増やしたいって思いますね。
涼さん:独立とかは考えていたりするの?
大二朗さん:正直、そこまでは考えていないです。
ただ、自分の成功はきっと地方の人たちの刺激になったり、これから美容師になりたいって思う人たちに少しでも影響になってくれたらうれしいですね。
すごい有名になりたいとか、売れるようになりたいとかってより、もっといろんな景色を見ていきたいです!
涼さん:きっと大二朗君なら上手くいくよ!
悔しいし、羨ましいよ!
これからもガンガン行ってほしいね!
俺も今からOCEAN TOKYOに入りたいくらいだよ。
涼さん:ちなみに毎年、OCEAN TOKYOにはどのくらいの応募があるの?
大二朗さん:昨年は230人ほどありましたね。採用人数まではちょっと……。
涼さん:まぁ、採用してもそこからその人がどう頑張れるかだもんね。
大二朗さん:本当にやる気だと思うので、どこの専門学校を卒業したとか関係なく、その人次第だと思いますね。
最近は地方のイベントなどに行くことがあるのですが、たくさんの人から「OCEAN TOKYOに入りたいです!」って声をかけてもらえます。
涼さん:入りたいって気持ちだけじゃダメってことだよね。
そこからどうなりたいかが大切だと思うし。
もう10年くらい前の話だけど、専門学校で講演の依頼があってさ。
「俺は思ったことしか話さないよ。」って言ったんだけど、どうしても…って言われてね。
そこで学生に「どうしたらVANQUISHのようなブランドを作れますか?」とか、「どうやったら独立できますか?」の質問が多くて、その答えで「もし、真剣にブランドを立ち上げて、独立したければ今すぐ学校を辞めて、現場に行け! 答えは全部現場にある!」ってね。
学校って無駄なことも教えるけど、現場は必要なことしか教えないからね。
現場でどうなりたいか、このビジョンを持っている人は強いよ。
ちなみに、そのあと二度と講演の依頼は来なかったけどね(笑)。
大二朗さん:本当にそう思います。
憧れを持ってもらえるのは光栄ですけど、そこでどうしたいって思いはその人だけのものですからね!
夢を持って追いかける思いは絶対になくさないで、大切にしてほしいですね。
◆アーカイブ
・RISEL 川口竜司さん×石川涼さんのスペシャル対談(前編)
・RISEL 川口竜司さん×石川涼さんのスペシャル対談(後編)
・OCEAN TOKYO出井直助さん×石川涼さんのスペシャル対談(前編)
・OCEAN TOKYO出井直助さん×石川涼さんのスペシャル対談(後編)
石川涼 Profile
石川涼(いしかわりょう)
VANQUISH代表
1975年神奈川生まれ。静岡育ち
2004年よりVANQUISHをスタート。
HP:http://vanquish.jp/
Twitter:@VANQUISHceo
Instagram:@vanquishceo
鈴木 大二朗 Profile
1993年7月7日生 茨城県出身
小さい頃から今も変わらず、誰にも負けたくない負けず嫌いな性格。当たり前にできなきゃ納得しない為、誰にも見られないとこで勉強、練習、努力する。カッコいい所しか見せたくないという信念を持っている。
人生の中でこの人と出逢えてよかった! と思われるように、毎日自分の為よりも誰かの為に一生懸命力になれるように生きています!
Twitter: @dadadad04410592
Instagram:@daijiro.s