みなさんこんにちは、学生時代はよくいるサブカルボブ女だったライターの小諸にしきです!
2017年ももう終わりですが、この時期になると来年に向けてのトレンド予測がニュースでも話題に上がりますね。
こちらは、女子中学生、高校生によるトレンド予測ですが、中でも今回注目してほしいのがヒト部門の「My Hair is Bad」。
マイヘアイズバッド、通称マイヘア.。365日中300日ライブをする現場主義バンド、ということを売りに今年はロッキンやCDJにも出演する注目ロックバンドです。
いつも左で腕まくらするけど 本当は右を向いて寝たいです
— しいきともみ (@siiki_mhib) June 27, 2017
こちらはマイヘアのボーカル椎木さんのツイートですが…見てくださいこのいいねの数。そしてフォロワー。
椎木さんのポエミーなツイートと歌詞に、女子たちは心打たれているみたいです。
ということは、マイヘアを科学したら、風雑な女ゴコロが見えてくるのではないか?
そうです。君たちがよくぶつかりがちな、「あれ、こいつなんで怒ってんの? さっきまで笑ってたじゃん…」って時の彼女の心境です。まじ謎でしょ?
ということで2018年はマイヘアを聴けば、
と一石三鳥な感じになります。それではチェックしていきましょう。
My Hair is Bad – 「最近のこと」
マイヘアの特徴はそのほとんどが恋愛ソングだということ。
この曲も男性のぼやきから始まるリアルな恋愛が歌われています。
ああなんだかなあ 言わなくても分かってくれるような
君の話じゃなくて 僕の話じゃなくて 言わなくても分からないか
女性脳は「共感」を大事にする、という説がありますが…「俺はちゃんとお前のこと分かってるよ」みたいな、「理解したうえで」みたいなところに弱いのです。
例えばきっと、彼女はきっと君たちのワンチャンや浮気のことを知っています。知ったうえで、「私は分かって許してるのに…私のこと、ちゃんと一番だって思ってる?私がなんで怒ってるか分からないのは、私のことわかってないからでしょ?」と怒っているのかも?
My Hair is Bad – 「悪い癖」
まるでドラマか少女漫画のストーリーかのようなリアリティのある歌詞。このノンフィクション感はマイヘアの特徴でもあります。
何万回使い古された愛してるより君が欲しかったものって
ずっと、もっとそばにいるということ きっと、もっと言葉にするということ
口約束なんて何の効力もない、そんな風に思っている諸君。でも彼女に言われますよね、「あの時ああ言ってたじゃん」…と。
女に「態度で分かるでしょ?」は通用しません。「好き」も「ずっと」も言葉で言ってほしいのです。
とはいえ、軽々しく「ずっと一緒にいようね」なんて言った日にはもう…行動が伴わないと怒り始めます。そして「私のことなにも分かってない…」ってキレます。ホラ身に覚えありませんか?
だから、あなたが浮気やワンチャンしても、物言いたげな顔をしながら何も言わず、「怒ってるの?」と聞くと「トモくんは私のこと何にも分かってないよ…(泣)」とこのループ。
My Hair is Bad – 「卒業」
彼氏と彼女、両目線から歌われる失恋ソング。彼氏目線では「好きでも身勝手だって思った、友達に戻ろう」と言っているのに対し、彼女は「バラエティ見て一緒に笑う人いない…寂しい…ヨリもどそ?」と言っています。
ああだこうだと文句を言っておいて、第一優先は「一人になりたくない」なのです。
だから「もっと気の合う人見つけよう」ではなくて、「今いる彼氏に私好みになってほしい」になるのです。そんな彼女の最終的なゴールがココ。
My Hair is Bad – 「いつか結婚しても」
なんやかんやあってこのまま暮らして
そうだ たまには旅行でも行こうよ
なんだかんだ言って彼女はあなたを手放すつもりはありません。
マイヘアの歌詞の女々しさ、「分かりたい、離れたくない、うまくいかない、でも好きなんだ…」女性はこれらを自分自身の恋愛に重ね、「私がいないと無理な人と付き合いたい~」という感想も吐いているのです。
ジェンダーレス男子や塩顔スマート男子が流行っている今!
「男らしく、頼りがいがある」だけがモテの神髄ではないはず?
一人では生きていけない女に対して、「一人では生きていけなそうな男」は恋愛対象内。しかも、そういう女に限って「寂しがり屋なこじれビッチ」だったりするのです。
My Hair is Bad – 「真赤」
君は言う あなた犬みたいでいいって
マイヘアの歌詞に倣う「女々しい系ペット男子」、こじれビッチからは需要がありそうです。
粘着質な人が多いかもしれませんが、本気でヒモを目指す人にはおススメです。
さあ、2018年はマイヘアを聴いてトレンドとペット男子モテを両立しましょう。
■ライタープロフィール
フリーライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。恋バナと青春映画が大好きなゆとり世代のマージナルマン。アニメや音楽が好きだったが、今となってはサブカル崩れ。セクシーな女の子も好き。