【ゲイだけど質問ある？】ゲイの世界の浮気事情と男が浮気をする理由とは

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こんにちは、歌人の鈴掛真です。5・7・5・7・7の短歌の作家です。

今、最もテレビを騒がせている話題といえば、松居一代さんが告発した『船越英一郎 浮気疑惑』ですね！　真相はさておき、これまでの明るいキャラクターから生き霊のようになってしまった彼女の外見と、SNSやYouTubeを駆使したITリテラシーの高い暴露術にギョッとした人も多いのでは…。

そこで今回は、オープンリー・ゲイとしてこれまで男性・女性の両方から多数の恋愛相談を受けてきた鈴掛真が、“浮気”について徹底解明！

キミも浮気しちゃう派？
それとも許せない派？
それぞれの立場で読んでみてね！
というわけで、連載【ゲイだけど質問ある？】いってみよーっ!!

【質問】どうして男は浮気するの？

浮気や不倫をするのは、なにも芸能人のようなスターだけではありません。
僕の友人や知人にも「あのおしどり夫婦が浮気！？」「あんな気弱そうな男が不倫！？」と、耳を疑った浮気の実例がこれまでたくさんありました…。浮気は、みんなの学校や職場にも身近に溢れているかもしれないんです。

では、いつの時代にも男が浮気をやめられない理由とは…？

それは浮気が、男であることを奮い立たせてくれるものだからだと、僕は考えます。

自然界では、動物のオスの多くが、一生で複数のメスと生殖活動を行います。実は明治初期まで、日本でも一夫多妻の関係が当たり前に存在していました。それは、ただ「お盛ん」だった、というわけではありません。

複数の女性を養うには、当然それだけお金も必要。
たとえ第一夫人でなくとも、裕福な男性の家に住まわせてもらえることは、女性にとって将来安泰で名誉なことでした。

たくさんの女性を抱え込むことは、富と名声の象徴、男性のステータスだったのです。

そして、生活の向上やキリスト教の教えなどの影響から、日本を含む先進国のほとんどで一夫多妻が禁じられた現代。
男性諸君は、どんなときに自分が男であることを感じられる！？

彼女とデートしてるとき？
学校や仕事で実力を認められたとき？
いいえ、たくさんの女性にモテているときこそ最も自分が男であると感じられるはず！

一夫多妻は禁止だと頭でわかっていても、オスの本能がそれを求めてしまう…！
彼女や奥さんを差し置いて浮気に走ってしまうことが、皮肉にも男が男として存在することの自信へと繋がるというわけなんです。

気になるゲイの浮気事情！

男としての本能と密接に関わっている、浮気。
それなら、男同士で恋愛するゲイはどうか！
気になりますよねぇ？　ふふふ。

例によって、ゲイの浮気は男女間よりもっとお盛んです。

そもそも、ゲイ同士は男女間よりもセックスのハードルが低いことが挙げられます。
女性が好きな男子諸君も、男同士で家飲みすることはあるよね？

みんなが男友達と普通に家飲みするように、ゲイ同士も結局は男同士だから、相手の家に行くなんて、いとも簡単なこと。
「ランチにデザート付けちゃおうかな」くらいな感覚で「ついでにエッチもしとく？」と、あっさりセックスが成立してしまうんです。

それに、愛情とセックスをきっぱり区別している人が多いのも特徴。
男女のカップル同様、長年付き合っていれば、ゲイカップルもやがてセックスレスに…。

けれど、結婚や子育てのないゲイにとって、パートナーは老後も一生添い遂げてほしい大切な存在。
そのため、お互いに浮気を容認しているカップルも少なくありません。

さらに僕は、長年付き合ってるゲイカップルから「俺たちと３Ｐしない？」と誘われたことが何度かあります…！
「セックスに飽きてきたから、二人でいっしょに浮気しよ♪」ってか？
やかましいわ！！

女が浮気を許せないワケ

今回の松居一代さんの騒動を見て、男の浮気によって女性がどれだけ恐ろしく変貌してしまうか、日本中が震撼したよね…。なにが彼女をそうまで変えてしまったのか！？

そこには、女性特有の性質が関わっていると、僕は考えます。
それは、『誓い』。

松居一代さんにとって2001年の船越英一郎さんとの再婚は、一生の幸福が約束された誓いでした。

けれど彼女は、彼が他の女優とラブシーンを演じることに激怒して許可しなかったり、少しでも女の影を感じるたびに携帯電話を破壊したりと、人一倍嫉妬心が強いことを、過去のインタビューで自ら笑顔で暴露しています。
笑い事じゃなくね…？

「そんなひどい扱いを受けてたら浮気の一つや二つもしたくなるよ…」と、彼に同情する声も多いけれど、彼女の耳には入りません。
だって、女性にとっては、自分と交わした誓いこそがすべて。
松居一代さんにとって、自分の行いはさておき、誓いを破った船越英一郎こそ、裏切り者であり、敵であり、悪なんです。

YouTubeの暴露映像では「彼が俳優として上に行ってくれること、それだけを願って、妻として生きてきました！」と訴えているところが印象的でした。
ラブシーンとはいえ彼の俳優としての仕事を妨害しようとしたことなんて、都合よく忘れちゃったみたいだね…。

すれ違い続ける、男と女の運命…

男女における浮気の捉え方がいかに違うか、わかってもらえたかな？

一人の男から愛されたい女と、大勢の女を愛したい男。
誓いを重んじる女と、記念日や約束に無頓着な男。
これだけ価値観の大きく違う両者が、出会って、恋愛して、結婚するんだもん。
そりゃあ浮気が原因でケンカや離婚になるのも不思議じゃないわな。

もちろん、僕自身は浮気を肯定しているわけではないし、絶対に浮気しない男子や、浮気しちゃう女子だっているのも事実。
浮気は、時として“人を松居一代にしてしまう”ことを教訓に、パートナーを思いやった恋愛をしていこうね！