エンターテイメント集団「劇団銀岩塩」より2019年9月に上映され、話題を呼んだオリジナル作品「ABSO-METAL」(アブソメタル)のシリーズ化が決定しました。
それに伴い、最新作、銀岩塩vol.4-5 FUSIONICAL STAGE『ABSO-METAL~黎明~』の制作発表が、2月5日に都内にて開催。
会見では主演・アイコ役を務める遊馬晃祐さんほか、演出を務める井上正大さん、制作発表にて出演が発表された柏木佑介さんら、キャスト9名が衣装姿にて登壇しました。
特別に能力『才』を認められた生徒のみ入学を許される特殊教育機関がある。その名は「セントアモーディ学園」。
だが将来を約束された才能あふれる一年生、アイコ、マドセン、カンヌ、モンクの四名は入学したその日に学園の地下牢に送り込まれてしまう。
当時、国内に蔓延していた「汗を掻くと発症して死に至る謎の病」”スコールス”に感染している可能性を認められたからだ。地下牢でただ死を待つ四名。まずモンクが恐怖に耐えられず暴れ出し、汗をかいて死んでいく。そこへ黒いフードで顔を隠した謎の上級生が現れる。
「君たち、ここで、ただ死を待つだけなら、俺が発明した治療法を試してみないか?身体中の細胞をアブソメタルというメタルに変換するんだ。」
苛立っていたアイコは「消えろ」と上級生の申し出を拒絶するが、上級生は喧嘩で負けたことがないアイコを軽く一蹴すると、目の前でモンクを蘇生し、復活させる。
彼こそが、後の「セントアモーディ学園」生徒会長ナイゼルだった。学園内にもアブソメタルが浸透していなかった時代、そこから如何にして、ナイゼルは学園内のヒエラルキーの頂点に君臨していったのか?
ナイゼルに心酔し、伝説の生徒会ナンバーズナンバーセブン「異次元斬りのアイコ」となっていく新入生アイコの成長の日々、アイコとライバルとなるマドセンとの友情の行方、ふたりの間で揺れるカンヌの想い、アイコにアブソメタルを指導する女教師アニエスとの淡い恋、などを通じて描くアブソメタル黎明期の物語。
(後列左より)隼人さん、藤田 怜さん、松本 岳さん、柏木佑介さん
(前列左より)岩田有弘さん、清水佐紀さん、遊馬晃祐さん、磯原杏華さん、井上正大さん
アイコ(演・遊馬晃祐)
カンヌ(演・磯原杏華)
アニエス(演・清水佐紀)
マドセン(演・松本岳)
パメラ(演・藤田怜)
バンドウ(演・隼人(Duel Jewel))
モンク(演・柏木佑介)
ローク(演・岩田有弘)
ナイゼル(演・井上正大)
前作に続き、主演を務める遊馬さん。「アイコがナイゼル様に心酔した経緯、学園に来た理由、新しいキャストを加えたライバルの登場、淡い恋などいろんなことが描かれていきます。素敵なキャストと新しいキャラクターで、素敵な作品になると思ってます!」と意気込みを熱く語って下さいました。
そして血気盛んなアイコを演じるためにプロレスや野球の乱闘シーンを見て、役作りに励んだとのこと。
特別な治癒能力を持つカンヌを演じる磯原さん。「前回の舞台では露出の多いセクシーな衣装だったのですが、今回はたくさん布を着させてもらってます」保健委員らしく癒せるキャラとして頑張りたいと笑顔でコメントを下さいました。
銀岩塩の代表であり、謎の多い教諭ロークを演じる岩田さん。
「前作に続きミステリアスな役ですが、ナイゼル役の井上さんと大人の色気を出しながら頑張りたい」と自身の役について熱く語ってくれました。そして「前回のアブソメタルを超える作品にしたい」と意気込み十分でした。
演出でありながら学園を支配する重要キャラ、生徒会長ナイゼルを演じる井上さん。
「今回は新宿村LIVEでの上演と、前作より会場が小さくなりますが、劇場で出来る限界のものを作っていきます」とかっこよくコメント。そして劇団銀岩塩の特徴であるフュージョニカルスクリーンを封印し、劇場の距離感を生かした、新しい挑戦を試みると、期待を高めてくれました。
最後に「主演として、プレッシャーもありますが、気持ちだけは座長が一番強く持ち、自信を込めて、この作品を皆さんにお届けしていきます。まずはカンパニーで仲良くなって、稽古に臨みたいと思います!」と語った遊馬さんの意気込みで締めくくりました。今後も劇団銀岩塩の活躍から目が離せません。
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