大学に入って最初の難関が、履修登録。単位の取得率を左右する重要な作業なのに、仕組みが複雑な上、なにかとバタバタする時期に期限が設けられており、特に1年次は失敗しがちです。
今回は、そんな大学生の履修登録にまつわる失敗談をご紹介。気をつけるべきポイントや、うまく履修を組むコツなども併せて解説していきます!
入学当初から、大学ではサークルに入らずバイトでお金を貯め、海外旅行をたくさんすると決めていたAくん。サークルや部活の勧誘はすべて断ったので、溜まり場で先輩の話を聞いたり新歓に行ったりすることもなく、入学直後の期間を過ごしました。履修の組み方も冊子を読めばわかりそうだったので、自力で時間割を決めて登録したのだそう。
しかし、履修登録の期限がとっくに過ぎたころ、勘違いで必修科目を1つ登録しそびれていたことが発覚。事務室に相談しても対応不可能とのことで、テストを受けるまでもなく単位を落としてしまいました。講義で仲良くなった友達に話を聞いてみると、実はほとんどの人が、新歓期にサークルの溜まり場で「履修相談」をしていた様子。先輩から、正しい履修の組み方や、単位が取りやすい講義、いわゆる「楽単」を教えてもらっていたようです。
科目群ごとに必修単位数が定められていたり、同じ科目でも教授によって難易度が違ったりと、履修登録は意外と複雑。サークルに入る気がなくても、「履修相談」は利用しておけばよかったと後悔したようです。
サークルの新歓で履修相談をしてから、時間割を登録したBくん。人見知りで友達がなかなかできなかったこともあり、同学年の知り合いにあわせて講義を選ぶことはしませんでした。サークルには入らなかったので、相談に乗ってくれた先輩とは、だんだん疎遠に。
結局、前期中に友達が1人もできなかった講義がいくつかあり、テスト前になってBくんは大慌て。過去問やテスト情報が回ってくるルートが、全くなかったのです。一生懸命勉強したものの、それなりに難しいテストだったこともあり、単位を落とす結果に。隣の席にいたチャラそうな男子が「俺、直前に過去問の答えだけ暗記したら余裕だったわ」と周りに自慢しているのを耳にして、友達と同じ講義を取るか、情報の入手ルートを確保しておくべきだったと落ち込んだそうです。
友達やサークルの先輩から必死に情報収集をしたものの、時間割の都合上、未知の講義を取ることになったCくん。一応いくつか選択肢はあったのですが、どれも評判がわからないので、テキトーに目に留まった講義を登録したそうです。「1週目は履修確定前だから、実質お試し回。オリエンテーションみたいな内容だし、出席しなくて大丈夫だよ」先輩がそう言ったのを信じて、1週目は語学以外の科目をすべて欠席し、遊び呆けました。
履修確定後、はじめて例の「未知の授業」に出席したCくんはビックリ! 講義の難易度が高すぎて、先生が何の話をしているのかサッパリわかりません。後々知った情報によると、どうやら一部で「地雷」と呼ばれている、ヤバイ講義だったことが判明しました。Cくんはテストもちんぷんかんぷんで、結局その講義の単位を落とすことに。情報のない「未知の授業」は、必ず初回の講義に参加し、偵察しておくべきだということを思い知ったそうです。
入学直後は新生活に浮かれがちですが、遊びやバイトに夢中になって、大事な履修登録をないがしろにしないよう気をつけて! うっかりミスで単位を落としすぎると、後で辛い思いをすることになりますよ。
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