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「推し」が僕を救ってくれたーー僕らの推し活エピソード3選

「推し」が僕を救ってくれたーー僕らの推し活エピソード3選

Views 20 March 2020 (更新日:
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「推し」という言葉が、若者たちの日常を大きく変えています。もともとは一部のオタクの中で使われていた言葉が、一般的に普及し始めたと思ったら、今年は2020年冬クールに『推しが武道館いってくれたら死ぬ』なんてアニメも始まったり。

どうやら推しの存在は、時として僕たちの世界を全く違うものにするらしい。その世界がどんなものなのか…今回は大学生で「推し」がいる男子たちに、推しがいる生活がどのようにそのQOLを上げるのか、話を聞いてきました。

僕らの推し活エピソード3選

友達もいなかった僕に居場所をくれた『バンドじゃないもん』

 

一人目はドルヲタ歴4年目のU君です。U君は数年前からアイドルの現場に通うのが趣味とのこと。地下アイドルが大きく羽ばたいていく姿を見守った彼の生活はどう変わったのでしょう。
「もともとADHD持ちで、高校でも友達が少なかったし、もちろん彼女もいた事がありませんでした。大学から上京しましたが、どうせ友達なんか増えっこない、そう思いながら、中学から続けていた楽器経験を活かして、ジャズ研究会に入部したことから、僕の世界は大きく変わりました。
ジャズ研はけっこう内向的な人が多くて、人付き合いが苦手な僕も暖かく迎え入れてくれました。入部してすぐ、先輩から勧められて聞いたアイドルの『バンドじゃないもん』にハマり始めました。


当初はまだ秋葉原にある小さなアイドル現場でのライブなどが多かったのですが、初めてチェキを撮った時に、推しの恋汐りんごちゃんに握ってもらった手の柔らかさは、一生忘れることはないでしょう。

それからはバンもんの現場に通い詰め、現場で友達もたくさんできました。メンバーの中にDJをする子がいたので、自分には無縁だと思っていたクラブにも行くようになりました。無趣味で時間を持て余していた僕に、初めてできたのめり込める趣味でした。今では現場も大きくなり、推しとの距離は遠くなってしまったけど…ヲタ友や新しい居場所をくれたバンもんのおかげで、楽しく大学生活を満喫することができました。そういえば、彼女欲しいとも思わなくなりました(D大・23歳)」

推しがいることで、友達づくりのきっかけになるという話はよく聞きます。推し活はネットでもよくされるので、リアルでは出会いたくない、という人でもオンラインの友達も作りやすくなります。特に会えるアイドルは疑似恋愛的な側面もあり、推しが貴すぎて「彼女いらない」と思う人はけっこう多いようです。

セクシー女優『紗倉まな』推してたら、彼女もできた…⁉


セクシー女優の現場には、今女子も徐々に増えてきています。SNSで発信されるセクシー女優たちの美しさに魅了されてリアルイベントに通い始めたら、なんと彼女までできたという人も。

「高校生の時からお世話になっていたセクシー女優の紗倉まなちゃん。大学のために上京してから、一度どうしても生で見てみたくてイベントに行ってからは、神推しとして再君臨してしまいました。といっても、リアルイベントはそこまで回数が多くないので、基本はDVDを買ったり、SNSを逃さずチェックしたりするだけなので、課金率はそこそこという感じ。でも、さみしい時に推しにVRで会えるのは、やっぱり嬉しいです。まなてぃーのVRのためなら、テス勉もがんばれた。

しかも、去年はなんと、まなてぃーがきっかけで彼女までできました。男が多いイベントの中で、よく現場が被っていた女の子。ふとしたきっかけで喋るようになると、すぐに推しの写真などを交換し合うヲタ友になりました。それからは現場も一緒に行くようになって、彼女からの告白で付き合い初めて、今半年くらいです。推しと彼女と3人で撮ったチェキは一生モノの宝ですね(M大・21歳)」

現場でのコミュニティがきっかけで、ヲタ同士が付き合うというのもそれなりによくある話のよう。趣味が合う彼女ができるの、楽しそうですよね〜。

『鬼滅の刃』にドハマリしたらモテ始めた⁉


最後は二次元ヲタにも話を聞いてみました。なんと、推し活のおかげで成いう猛者も。

「マンガは昔から好きでしたが、『鬼滅の刃』に関しては他のマンガとは比べ物にならないほどドハマリしました。主人公の炭治郎のことがとても好きで、グッズを集めるだけではなくコスプレまで始めたのですが…これが思いの外、周りからも好評でした。普段から髪も赤系に染めて、メンズメイクをしっかりして炭治郎を意識してるんですが、この間は渋谷を歩いてたら『炭治郎に似てる…! 一緒に写真撮ってください!』と女子大生から声をかけられたり、クラブで出会った鬼滅好きのお姉さんに持ち帰ってもらえたりと、目に見えてモテ始めるようになったんです。ブームのおかげでファンも多く、語れる友達も多いですし、推しカラーを意識して”似てる”って言われるの、めっちゃ嬉しいです(20歳・T大)」

推しがいると服や小物を選ぶ時にも「推しカラーだから」という理由で、普段とは違う色を手に取るようになり、それが意外と似合ってファッションに新しい目線が芽生えることもあるそうです。

ホストクラブでもキャラ意識の外見の子が売れたりすることがあるらしいですし、推しファッションはモテのきっかけになり得るよう。

「推し」がいるから生きていける


今回話しを聞いた男子たちには「もしも推しがいなかったら」という質問もしてみたのですが、「そんな生活考えられない」「日々の生きる糧なので、多分死ぬ」など…推しがいることで生活が回っていると全員が言っていました。

それぞれ推しに課金もしているようですが、むしろ課金先があることでバイトをがんばれたり、勉強のモチベーションになったりとにかくドラッグ級のパキリを与えてくれるのが推しという存在らしい。うーん、これはさすがに推し…欲しくなってきますね。

リアルイベントに行くことなどでハマり度が倍増するパターンも多いようなので、まずは気になるアイドルやアニメのイベントに行ってみては?

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■ライタープロフィール

小諸にしき

フリーライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。恋バナと青春映画が大好きなゆとり世代のマージナルマン。アニメや音楽が好きだったが、今となってはサブカル崩れ。セクシーな女の子も好き。

 

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