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若者に忍び寄る大麻の罠!元常用者に聞いてみた

若者に忍び寄る大麻の罠!元常用者に聞いてみた

Views 17 November 2019 (更新日:
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近年、若者を中心に大麻所持・栽培による検挙が急増しているそうです。

某有名女優や某有名トレーダー、某代まさしなど、芸能人や著名人の逮捕について連日報道されていますが、大麻が「危ないもの」として取り扱われる一方で、なぜ危ないのかについてはなかなか耳にしません。

危ないとは分かっていながらも、どんなものなのか興味本位で手を出してしまう。……そんな人もいるのではないでしょうか。

編集部で働く大学生インターンに聞いてみたところ、数人が「ここ最近、大麻の誘いがあった」と解答。大学の偏差値に関係なく、MARCHレベルを中心に声をかけられた経験がある学生が多かった。そこで今回は、大麻の危険性を少しでも読者の皆様に理解して頂くために、実際に大麻を使用した経験がある元常用者のKさんにお話を伺いました。

何が怖いの!? 元大麻常用者に聞いてみた

初めは友達に誘われました…。

--いきなりですが、大麻を使用していたのはいつ頃ですか?

学生時代です。ありきたりかもしれませんが、「友達に誘われて」やってしまいました。

--てことはKさん自身、元々興味はあったのでしょうか?

そうですね。吸いたい!と思っていた訳ではないのですが、「どんなものか分からないから興味本位で吸ってみた」って感じですね。なんかカッコイイし、タバコの上位互換?みたいな感じで!

吸うと落ち着いた気持ちになれた

--好奇心みたいなものですね。実際に使用してみてどうでしたか?

今でも覚えてますが、最初は容量がわからなくて吸いすぎてしまって気持ち悪くなりました。なので、2回目は気持ち悪くならないようにと容量を少なくして吸いました。そこで初めて、好奇心とは裏腹に心が落ち着く感じがしました。

--落ち着くだけですか?

その時は友達と一緒だったんですけど、よく笑った気がします。これがいわゆる一種の多幸感かもしれません…!

--なるほど。Kさんが感じた大麻の効果はそれだけですか?それだけでそんなに常習します?

いや、それだけじゃないですね。ご飯が美味しいというか味覚が鋭くなって味が濃く感じたり、寝つきが良くなったりしました。あ、あとは射精が気持ち良かったですね。

大麻で幻覚は見えない

--幻覚が見えたりすることはないんですか?

大麻にはそんな効果はないですよ(笑)。

よく覚せい剤やコカイン、ヘロイン、MDMAなんかと大麻を混同する人がいますが、俺からすると全くの別物ですね。幻覚が見えたりするようなものではないです。
個人の意見です

--なるほど。経験が無い人間からすると、どれも一緒に感じてしまうんですが…

実際に日本の法律でも、覚せい剤やコカイン等は使用が禁止されていますけど、【大麻は栽培・輸出入・所持・譲渡・譲受け】が禁止されているだけで、使用は禁止されていないんですよね。

--そうなんですか!? でも所持しないで使用することはできないですよね?

そうですよね(笑)。だから日本国内で使用することは、法を犯さない限り不可能なんですよね(笑)。

--でも海外なら合法なんですか?

いや、全ての国が合法ではないです。オーストリアやアメリカの一部の州で合法なくらいですかね。最近カナダも合法化のニュースが出ていましたよね。

--では日本人が合法地域に行って使用しても捕まらないんですか?

たぶん、捕まらないと思います(笑)!
でも、そこで快感を覚えてやめられなくなるパターンもあるのでは。
個人の見解です。

--そもそも大麻の栽培・輸出入・所持・譲渡・譲受けが禁止されている中、Kさんはどうやって入手したんですか?

友達から買ってましたね。

--その友達はどうやって手に入れてたんですか?

詳しくはわからないですけど、売人から買ってたんですかね。今思うとそいつが売人だったかもしれないです。

人生が狂ってしまうと思い辞めました

--今現在Kさんは大麻を使用していないとのことでしたが、どうして辞めたのですか?

大学4年生の頃に就職活動で内定が貰えたので辞めました(笑)。

--逮捕されたら内定が取り消しになると思ってですか?

そうですね。大麻ひとつで学生生活も就職も未来までも台無しになってしまうと思ったので、キッパリ辞めました。

--辞められるものなんですか?

そうですね。嘘か本当かは分からないですけど、よく言われるのが、大麻は「精神依存はするけど身体依存はしない」らしいんスよ。要するに意志の問題かなって。精神的に依存している人はなかなか辞められないかも。
個人の意見です

大麻の本当の怖さ

--なるほど。ここまでお話を聞いていて大麻に対するイメージがだいぶ変わりました。幻覚作用があるわけでもなく、身体的依存もないので意志が強ければ辞められる。と言われると、メディアとして警鐘を鳴らしづらくなってしまうのですが…

そうですね。まず初めに、今回のように経験者が未経験者に対して大麻の話をすると、どうしてもライトなものに伝わってしまう。これこそが大麻の怖さかもしれないですね。

実際には所持しているだけで逮捕されてしまうし、それにより職場や家族、多くの大切なものを失ってしまう。海外では合法だからとか身体的な依存はないからとか、持論を振りかざして大麻合法化に熱を上げている人達がいますが、現状日本では違法ですから。ダメなものはダメです。

それから大麻なんかは「ゲートドラッグ」といって、覚せい剤やコカイン、MDMAなどの入り口になりがちなんですよね。事実、大麻を使用していた友達は覚せい剤やMDMAにも手を出していました…。より依存性の強い薬物にステップアップしちゃうと薬物中毒になってしまう怖さがあります。

--最後に質問させてください。もしKさんが大学生に戻ったらまた大麻を使用しますか?

んー…(考え込む)
やらないですね! 自分はたまたま捕まらなかっただけだし、もし友達が捕まってたら芋づる式に僕も捕まってたかもしれないし!

ちなみに大麻で得たものって何もないんですよね。ハイリスクノーリターンじゃないですか。今の幸せがなくなるリスクを考えると好奇心でやるもんじゃないと思いますよ(キリッ)。

--ありがとうございました(じゃあやるなよ)。


今回は、学生時代に実際に大麻を使用していたKさんにお話を伺いました。Kさんの体験のように、学生に声をかけてくるパターンはとても多く、若者の間で大麻などが薬物汚染の入り口になっているケースがとても目立ちます。

東京都心に通う大学生は特に注意が必要であり、男子だけでなく女子も「飲みの場で初めて会った人に誘われた」という声や、「飲み会のゲームで酔っ払った時に、ゲームの延長でこれ舌にのせて!?」とふざけて言われた等、アホがうっかり使用してしまいそうなケースが身近に溢れている現実を頭に入れておいてください。

売人と呼ばれる人から買う場合も、大麻の相場は1g 3,000円と安価。(4,000円は高いらしい)その安価さが未来を奪ってしまうという怖い話です。

薬物は、あなたの人生を壊します。ダメ、絶対!
また、気軽にそのようなリスクのあるものに誘ってくる友達も危険です。人生において必要のない存在だと思い、心を鬼にして縁を切りましょう。

 

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