こんにちは。春が来ました、4月から新生活がスタートするシーズンです。
多くの学生が地方から上京してきて、右も左も分からない大都会で新学期に向けた買い物やお気に入りのご飯屋さん探しなど新しい発見もたくさんあることかと思います。
はたまたクラブデビューや学イベ参加で酒を覚えて無駄に浪費…。財布の中が悲鳴をあげていたりしませんか? そんなピンチにつけこんで、「一攫千金のチャンス」などという甘い誘い文句で大学生や新社会人などをカモにする「甘い罠」が都内の学生を中心ににわかに蔓延っているのをご存知ですか? その「甘い罠」とは…
『野球賭博』です!
聞き慣れない単語でよく分からない人も多いと思うので、その概要やどのような点が危険なのか、その罠にハマった人から聞いてきました。ちなみに野球賭博はグレーとかではなく、完全な違法行為なので絶対に手を出さないでください。
野球賭博とは、日本プロ野球(以下NPB)で行なわれている試合の勝敗を予想するというだけの単純明快なもの。その日の試合開始前に送られてくる”ハンデ表”というものをみて、勝ち負けを予想し、勝つと思う方のチームに1万単位でベットしていくという賭博です。
というハンデがつけられていたとすると、
広島対ヤクルト戦はヤクルトが1.6点持った状態でスタートという意味であり、例え広島が2対1で試合に勝ったとしても、ハンデがあるので賭博では広島にはった人は負けという結果になってしまう仕組みです。
野球賭博のメリットとは、パチンコやスロットと違って、多額の大金がすぐに手に入るということです(渋谷などの街で翌日手渡し)。例えば、10万円を阪神にはったとして、結果阪神が勝ったとすると、即金で10万円が手に入るのです。(厳密にいうと、手数料の10%が引かれて9万円)
なので、来週カードの支払いなのにお金が足りないからという理由で野球賭博にハマる人もいるとかいないとか…。
また、もともと野球観戦などスポーツが好きだと、ベットしているチームを現地に行って応援するといつも以上に熱が入って野球観戦を楽しめるという楽しみもあります。
それはなんといっても、負けた時が1番の恐怖です。
即金でお金がもらえるということは、つまり負けた時も即金で支払わなければいけないのです。来週のカードの支払いのために、ちょこっとお金が手に入ればいいかな…というつもりで手を出したのに負けてしまって、その負けを取り返すためにまた手を出して…もう負のスパイラルです。
そうして、最初は「1万円手に入ればいいや」ぐらいの気持ちで始めた学生が、気づいたら消費者金融や学生ローンにお金を借りる羽目になり、結果借金が100万円以上にまで膨れ上がって、歌舞伎堕ちしたり運び屋や受け子、プッシャーといった、さらに重い犯罪に手を染める人もいるそう。
しかも、この野球賭博の親元を辿れば、テキストにしてはいけない怖い人たちが絡んでいるようなので、お金を払えないと…考えただけでも恐ろしいですね。
以上のように、一見即金でお金が手に入るし、嘘か誠か野球賭博をして1週間で100万円手にいれた人がいるという伝説もあるぐらい美味しい話のように思えますが、裏を返せば、その分のリスクもあるのです。てか違法ですし!
実際に、野球賭博に手を出して、借金をする羽目になり、多くの大学生が人生を棒に振っているらしいので、友人や先輩に「野球賭博っていう面白いゲームあるんだけど、一緒にやる?」という誘いがあっても、絶対に手を出さないでください。取り返しのつかない状態になってからでは手遅れです。
※最後にもう一度、野球賭博はれっきとした犯罪です!絶対にやめましょう!
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