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「容認できない」大学側から異例の声明に揺れるミスター法政コンテスト2019

「容認できない」大学側から異例の声明に揺れるミスター法政コンテスト2019

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学祭シーズンが終わりを告げる12月。約10年(ミスターとしては約40年)ぶりの復活として話題を集めたミスター法政コンテスト。そのミスター法政コンテストが今、揺れている。

ミスター法政コンテストに法政大学側が異例のコメント

「ミス/ミスターコンテスト」について 最近、「ミスター法政コンテスト」というイベントについて学内外から問い合わせが寄せられています。このイベントについては、本学の関知するものではなく、また本学の施設を利用しての開催も認められていません。 本学では、2016年6月に「ダイバーシティ宣言」を行いましたが、ダイバーシティの基調をなすのは「多様な人格への敬意」にほかなりません。「ミス/ミスターコンテスト」のように主観に基づいて人を順位付けする行為は、「多様な人格への敬意」と相反するものであり、容認できるものではありません。 また本学では、自主法政祭実行委員会(市ヶ谷地区)が大学祭に際して掲げてきた「基調・理念と諸問題」という文書の中で、「ミスコン」に対し以下のような見解を長年にわたって示してきました。 「ミスコン」とは人格を切り離したところで、都合よく規定された「女性像」に基づき、女性の評価を行うものである。 これは極めて先見性に富む見解であり、本学学生が主体的にこれを提示し、「ミスコン」の開催を認めない姿勢を貫いてきたことは本学の誇るべき伝統と言えるのではないでしょうか。 上記に鑑み、いかなる主催団体においても「ミス/ミスターコンテスト」等のイベントについては、本学施設を利用しての開催は一切容認されないものであることをご承知おきください。
http://www.hosei.ac.jp/NEWS/gaiyo/191129.html

今回の騒動の発端となったのは、11月29日に法政大学側からリリースされたこちらの声明。

ミス/ミスターコン開催の是非については、全国多くの大学で議論されており、明治大学など同様の理由で開催を中止し、有志の非公認団体により名前を変えて開催されているものも多い。

大学側の声明に賛否→議論に

https://twitter.com/Mr_Hosei/status/1178946337615704065

実際に学生に届いたメールがSNSで拡散され、問題が大きくなり報道番組でも取り上げられるなど、炎上しつつあるミスターコンテスト。関係学生が学校側から呼び出され聴取される中、他大学のミスコン出場者や学生から賛否両論の意見が飛び交った。

コンテスト運営団体は見解を発表予定

学校側は同コンテストの学内施設での開催を禁止。運営団体SNSによればコンテスト本番は12月6日に開催予定とのこと。

『ミスコン』とは人格を切り離したところで、都合よく規定された『女性像』に基づき、女性の評価を行うものである

とする学校側の見解。

「ダイバーシティ」を認め合う時代背景も相まってミスコンそのものに対する疑問の声がある中、SNSの普及により学校単位以上の広がりを見せるようになったミス/ミスターコン。

今年、いくつかの大学ミスターコンに協賛したMTRLとしては、これらが単に優劣を競うものではなく、容姿や所属サークルの規模でなく人間性やストーリー・取り組んだ姿勢そのものが出場者の人生においてポジティブな経験になっていることについても言及したい。

また、学校側の対応後に今まで数ヶ月間取り組んできたファイナリストから辞退者が出てしまったことも残念に思います。SNSを使いファンを増やし将来の活動に繋げていくことが可能になった今、こうしたコンテストの数は増加傾向にあります。コンテストの趣旨と大人の考える「ミスコン」のイメージのギャップを感じる令和感のないニュースでした。

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