5月のファイナリスト発表以降「ミス慶應バトル」「運営団体が2つ」「13人のファイナリスト」等と話題性バツグンだったミス慶應コンテスト2019(6名のファイナリストの団体)が突如コンテストの開催中止を発表しSNSを中心に波紋を呼んでいます。
ミス慶應、2団体がファイナリスト選出して合計13人が出場するの最高に人間臭い争いって感じで好き pic.twitter.com/fU59fB2nHO
— ゆびぶえ#引用RTうざ○【アドセンスクリックをお願いします】 (@univ00009) May 10, 2019
「ミス慶應」という名称を掲げたコンテストではありますが、過去に不祥事があったことから公認の運営団体の広告研究会が解散し、現在まで活動をしていた両団体ともに慶應義塾大学からは非公認での開催となる。この”非公認の運営団体”に疑問の声が上がります。
5月時点でMTRLに掲載したファイナリスト紹介の際に運営に関わっていたメンバーは間違いなく学生が主体でした。
運営方針やファイナリストの活動報告を通し、見守っていた大学生たちにも「今年のミス慶應は大丈夫だろうか」という声が上がったタイミングに運営メンバーだった学生に問い合わせたところプロデューサーや運営に大人が介入し、もともと運営メンバーだった学生は全員追い出されてしまったとのこと。
この頃から、「拝金主義」「炎上商法」などミス慶應に対する世間の評価は変わっていきます。
本来、大学内での人気コンテストであるべきはずのミスコンが大人のビジネスの道具になってしまった…。そう感じさせられた出来事は8月のクラウドファンディングに関わる一連の炎上だ。
ミス慶應、全く見合わないリターンで目標金額の3000万まで一向に届かないのに業を煮やした広告代理店が個人用応援ページを作成。
諭吉で顔を撫でるだけのショーレース化したコンテスト、assu1人が集金力ぶっちぎって代理店と運営は一安心、エセ人権派ルサンチマンだけが不幸なる未来までは見えた。 pic.twitter.com/PNnrT9cg8l
— Tokyo (@tokyobigboy) August 11, 2019
頑張ってるミス慶應諸君には大変申し訳ないんだけど、運営がこんなことさせてる時点でミス慶應廃止すべきだし、慶應って名を使ってなおかつミス慶應を商品化して金を巻き上げようとしているので淘汰されるべきかと pic.twitter.com/LjJBU8GPRm
— 河合 (@gule_1223) August 11, 2019
例年、大学のミス・ミスターコンテストを応援するフォロワーの過半数は同年代の大学生であることが多い。同団体はコンテストの本来の趣旨を捻じ曲げターゲットを学生からお金を持っている30代以降に変え、純粋な気持ちで参加するファイナリストと非公認のもと掲げた「ミス慶應」の名称を利用しビジネスがしたかったのであろうか。
歴史に残る失態の数々、度重なる炎上芸の末、最もファイナリストたちを失望させたであろう出来事が10月14日のコンテスト中止の発表だ。
■ミス慶應コンテストの今後に関して
ミス慶應コンテストに関しては、
“正式に中止”とさせて頂きます。CAMPFIREで購入頂いた方への返金のご連絡は個別に順次対応させて頂きます。
ミスコンを応援して頂いた皆様には期待を裏切る形の結果になってしまい大変申し訳ございません。— ミス慶應コンテスト2019 (@ms_keio) October 13, 2019
まだ世間が台風の被害で混乱する最中の午前4:31のツイートに事態をしれっと収束させようという意図が見え隠れします。一番の打撃となったのは一部週刊誌でも報じられたミスコンプロデューサーA氏(途中から介入した40代の社会人)によるファイナリストの大学1年生女性に対するセクハラ・パワハラ報道であろう。
この騒動以降、ファイナリストサイドと運営の確執が決定的なものとなり、修復は不可能となった。
また、ミス慶應コンテスト2019運営のツイートでは、中止の理由について下記説明をしています。
驚くのは、中止の原因はファイナリストサイドにあることを意図するような責任転嫁の言葉。あまりに稚拙な文章から、本当に大人が介入していたものなのだろうか…と驚きと疑問の声が上がりますが、週刊誌報道後に大人は早々に逃亡し、火消しや後始末を学生メンバーに押しつけたのではないかという勘繰りさえしてしまいます。
この中止発表から、原因とされるメンバーへの批判やバッシングが続いていますが、本来、コンテストの中止に至った諸悪の根源は運営が負うべきではないのでしょうか。
これら騒動の責任を純粋な気持ちで参加したファイナリストが追い、勝手に学校名を冠したコンテストを私物化した”大人たち”が逃れていく流れを大学生たちはどのように見るのでしょうか。
ビジネスと独創的な炎上芸という新たな側面を見せてくれたコンテストではありましたが、今後このようなコンテストが開催される際に参加したいと思う学生が増えるのでしょうか、疑問しか残りません。少なくとも、学生ではなく大人が入った組織なのであれば、納得のいく説明やクローズの仕方はあるのではないでしょうか。
騒動について報じられると、事態を重く受け取ったとみられる大学側は声明を掲載。
“本学はこうした事態を深く憂慮しており、状況によって今後の対応を検討していきたいと考えます。”
11月に入ると多くの大学で開催される学祭やコンテスト。ファイナリストも運営も本気で取り組み、数ヶ月の活動の集大成としています。大学ミス・ミスターコンの本質を見直し、純粋な気持ちで応援したいですよね。
【日本一可愛い&イケメン大学生2017】Miss of Missグランプリは立命館大学・松田有紗さん、Mr. of Mr.グランプリは駒澤大学・佐藤雅也さん