【銀岩塩、いよいよ開幕】岩田有弘×井上正大×まうい　本番直前インタビュー！　

29 December 2015

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MTRLでレポートしてきた銀岩塩も、いよいよ明日30日に初日を迎えます。
そこで、代表兼演者である岩田有弘さん、主演の井上正大さん、MTRLとのコラボオーディションで選ばれたまういくんとの本番前直前対談を実現。お邪魔したのは、26日に行われた通し稽古の後。本番を４日前に控えた状態での気持ちをお伺いしました。

すごくチームワークのいい現場です！

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――いよいよあと４日ですが、現場の雰囲気はいかがですか？

岩田有弘(以下、岩)：みんな最初は緊張していたんでしょうけど、休憩になるとわいわいしていて、すごく仲が良く、雰囲気もいいと思います。

――Twitterを見ていても仲の良い様子が伝わってきます。今日の稽古中も、他の方の芝居中に演技に見入りながらも笑いが起きていて、アットホームな雰囲気も感じられました。

岩：普通の舞台だと、抜き稽古といって自分が出てないシーンは、その場にいないことが多いんですよ。でも、今回はみんな自分が出てないシーンも絶対見ていて、演技に笑ってくれていたりとすごくチームワークはいいですね。

――お二人から見てのまういくんはどうですか？

井上正大(以下、井)：初舞台って感じが全然しないですね。噂で、漫画を読むときに常に家でセリフをぶつぶつ言いながら読むみたいなことをしているって聞いたんですよ。その趣味が総じてか、セリフ慣れしているし、見ていてすごいなって関心します。役者のほうが向いているんじゃってくらい(笑)。

一同：(笑)。

岩：確かに、結構声色変えたりとか、テクニカルなことをしているよね。それだけで、お芝居に厚みもでてくるし。すごく、器用なんだなと思います。

――まういくんから見て、大先輩のお二人はどう？
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まうい(以下、ま)：自分が台本読んで思い描いている世界を、上回ってさらに鮮明に浮かび上がらせてくれるので本当にすごいなって思います！
僕は、ゲーム開発会社の新入社員の役なんですが、細かいテクニカルな身振り手振りとか、自分では発見できないところを教えてくれるのですごく勉強になっています。

井：演出の塩田さんには、結構細かく言われているよね。僕らは、全然優しいですよ？(笑)

みんなでディスカッションしてつくりあげた舞台です

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――最初のインタビューの際、「岩田さんどんどん進化していきそう」とお話されていましたね。そこからスピード感のある進行でしたが、いかがでしたか？

井：僕は稽古に遅れて参加したのですが、入ったときにはある程度芝居が整っていたので、スムーズに現場に入ることができました。音との兼ね合いや、どこで殺陣をするかなどに関しては、手探りの状態だったので、みんなでディスカッションし合って作り上げていった感じですね。

岩：遅れてまー(井上さんのあだ名)が入ってきてからは、ぐぐっと場が集約する感じがありました。舞台をご覧になられると分かるんですけど、いろんなシーンで本当にいろいろなことが起こるんですよね。それがすごくスピーディなので、その中心にいるまーが進化していくと作品自体もどんどんよくなっています。塩田さんが脚本を現場の雰囲気に合わせて台本を書き加えてくれるから、やっていて楽しいもんね！

――『舞台はなまもの』という言葉もありますが、そこに対しての怖さはありますか？

岩：怖さというよりも、気持ちが高ぶりすぎて怪我をしないかどうかが心配ですね。段差がすごくあるセットですし、狭いエリアで芝居するときは気を付けたいねって話をしています。あとは、稽古ではなかった、いい意味でのアクシデントがなまものの醍醐味として生まれればといいなと。

井：そうですね。舞台ならではのことが起きるんじゃないかなと思います。

――伊藤歌詞太郎さんが書き下ろして下さった主題歌『Role Praying』もすばらしいですね。

岩：いい曲ですよね！

ま：歌詞太郎さんは、ZOLAで共演して一緒に歌ったことがあるので、こうして違ったカタチで繋がることができてうれしいです。流れてくるタイミングも絶妙なので楽しみにしていてほしいですね。

――すごく感動しました！

※なんと、先ほど21時にニコニコ動画にて『Role Praying』が公開されました！

本日の21時に、劇団「銀岩塩」がお送りする舞台「ジアースアートネオライン」のテーマソング、アップロードいたします！！！明日から演劇の聖地下北沢の本多劇場にて封切りのようです！！僕は2015年から2016年にかけて歌の旅の真っ最中なので見に行けないのが残念ですが…！！

— 伊東歌詞太郎 (@kashitaro_ito) 2015, 12月 29

【動画】【伊東歌詞太郎】Role Praying https://t.co/0s0rCbf6ks を投稿しました。 #sm27895941

— 伊東歌詞太郎 (@kashitaro_ito) 2015, 12月 29

いいバトンを全員が渡し合えるような舞台にしたいです

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――舞台の見どころを教えて下さい。

井：今日の通し稽古をやってみて、余計な間は削ってテンポをもっとよくしたいですし、逆に間を取るところは調整して、作品全体としていい作品だったなって思われるようにしたいです。なので、ここのシーンでウケを取ろうというよりは、作品全体で感動を生むようにしたいので、初日までがんばりたいと思います。

岩：こういう作品は、一人が個人プレーをしちゃうとガタガタっと崩れてしまうので、いいバトンを全員が渡し合えるとよりいい作品になるなと、今まーの話を聞いて思いました。
自分がやっているここが見どころです！　というのは演じてしまっていると分からないのですが、逆にまーの目を細めているシーンが好きです。あとは、アクションもあり、歌もあるから、すごくエンターテイメント性が高くて、どれも本当に見て欲しい感じになっていますね。マウイのサイドストーリーもあるからね。

井：アプリ開発会社の新入社員のドラマっていうか、一人違った物語を展開しているようにも見方のひとつとして楽しめますね(笑)

――初日は完売ということですが、当日券も発売されるんですか？

井：はい。２日目以降でしたら、見に来ていただけますし、初日のお客さんの反響を見ていただいて、どちらか迷っている方は判断してほしいなって思いますね。大晦日って意外と暇だと思うので(笑)。

岩：実はね！　みんな予定入れたくないだけだよね(笑)。

井：大晦日の22時公演はカウントダウンありますし、そこでの企画も考えているので楽しみにしてほしいです。１月１日も正月でお餅食べるだけだと思うので……。それに１月２日なんて一般的には激暇ですよ(笑)！

――家でテレビ見てゴロゴロしているより、よっぽど充実した２時間ですよね！

井：はい。開演時間の10分前に間に合えば大丈夫なので(笑)！

岩：「いろいろな舞台をやっているけど、今年一番おもしろい舞台に出られた」ってみんな言ってくれているし、それが僕らも自信にもなっています。人間って正直で、その作品をおもしろくないと思っているキャストさんがいると、雰囲気も変わってきちゃうんですよね。でも、みんなが楽しみながらやってくれているので、僕自身も旗揚げ公演でこういう素敵な作品に巡り合えたことに感謝しています。
舞台をするのは30日~３日の間だけで、まういの舞台初デビューが見られるのもその５日間しかないし、まーの細い目も５日間しか見れないし貴重な時間になると思います。

井：俺、それ以降細い目しちゃいけないの(笑)？
あとは、まういがね、本番セリフ飛ばさないかどうかですね。しっかり覚えてきてるし、絶対何回も練習して、今日完璧！　と思っているなかで飛ばしたりしているから、本番そうなったときにどう周りがフォローするか、どう自分がフォローできるかっていう。絶対１回は飛ばす！　１回は飛ばすからそのときにまういの本当の力が試されますね(笑)。

ま：……何も言えないです(笑)。やっていて感じたことがあって、僕自身まだまだなんですけど、もしこれからもずっとお芝居をやっていって力がついたとしても、自分にとって完璧だって思うことはないんだろうなって。進化って止まらないっていうか、やっていくほど、上の世界が広がっているっていうか。

岩：確かにお芝居とか満足したら続けられないし、どこまで進化できるか楽しみですね。ぜひ劇場に足を運んでみてください！　お願いします！

――ありがとうございました。

ここまで新しい試みに挑戦している舞台は今まであったのでしょうか？　マジックあり、歌あり、殺陣あり、あなたはまさに新感覚という言葉がぴったりの２時間を過ごすことができるはず。年末年始を最も充実した時間にできるのは、銀岩塩だけ！　いよいよ明日、幕開けです！

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