明日のモテるを配信中!

教職免許は取っておくべき?教職のリアルとは?

教職免許は取っておくべき?教職のリアルとは?

Views
  • Facebook
  • Twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

手に職をつけようと思い、教職課程を理由する人は少なくありません。ですが、3年生になって半分以上辞めてしまった……なんてことも起こるのが教職過程です。そうなるには、それなりの理由があります。数多くある試練を乗り越えられるか、よく検討していきましょう。

途中でやめてしまう人続出!なぜ教職課程を諦めたのか

私の学校では、せっかく教職免許を取ろうと思っていたのに、3年生ぐらいになって辞める人が続出しました。最終的に教職課程に残ったのは3分の1程度。その理由とは?

「就職面接の多くは教職免許を取るからと面接日を変えられません。理由を言えば変えてくれるところもあるそうですが、『教員が第一志望なのではないか』『なぜ必要があるのか』とマイナスになることが多いと先輩に聞きました。もちろん、3年の時点で教育実習先にお願いをして、前々から受け持つ授業とかを決めているので、教育実習を辞めるということはできません」(26歳・女性)

「教員か就活か最後まで迷っていました。でも、単位が多いから4年も授業があるし、教育実習の前2ヶ月くらいは教材研究に時間を使う必要があるし、教育実習の3週間はそれしかできません。土日に就活をしているのがバレたら、大問題になるとも聞きました。教員採用が通るとは限らないのに、かなり厳しいと思いました」(24歳・女性)

教職免許資格を取りたいと思った時に考えたいこと

企業に就職する可能性を考えている人の多くは、3年生くらいになって、想像以上に教職免許を得るのが現実的ではないと悟り、辞めていきます。「教員資格は取っておこうかな」と思った時に考えたいことを整理しましょう。

1:単位数が大幅に増える

教職免許を得るに当たって必要となる単位が28単位です。法律は一般教養と見なされるなど、一部は卒業要件に含まれます。ですが、ほとんどの単位は卒業要件に含まれません。他の子よりも多く単位を取らなければいけないため、授業に割く時間が増えるだけでなく、試験期間は1教科にさける時間が圧倒的に違ってきます。

2:成績を意識しなければいけなくなる

教職免許を得るには、所定の成績水準を満たさなければなりません。私の場合には、専門科目の成績平均が「優(80点以上)」、一般教養の成績が「良(70点以上)」でした。この基準は学校によって違いそうです。

3:「教育実習を受け入れてもらっている」という姿勢でいる必要性

教育実習で教壇に立つ大学4年生は素人です。教壇に立つために様々なことを学ぶのは当然ですが、担当の先生が教えたり、フィードバックをしたり、日誌を見たりとかなり手数をかけることになります。時には、教育実習中に終わらせなければいけない授業が終わらず、先生がフォローしなければならないケースも。

「教育実習に行く」という感覚ではなく、忙しい中で先生たちがかなり無理をして時間を割いて下さっている自覚を持ち、「教育実習を受け入れてもらっている」という姿勢でいる必要があります。

4:就活より教職関係を優先する必要性

未来の先生のために、学校は大きな負担がある中で受け入れています。そのため、軽い気持ちで教育実習に行くのはご法度。

大学側は、教職免許を取るのとは別に就活をする人が多いのを理解していますが、受け入れ先は「教員を第一志望にしているから受け入れる」という感覚でいると思った方が良いです。例え就活が本命だとしても、「教員第一志望です」という姿勢で行動していかなければならないでしょう。

5:後期の教育実習は難しい

就活と被らないように、一般的な4・5月の前期教育実習ではなく、10月頃の後期教育実習へ行こうと考える人もいるはず。ですが、教育実習は負担が大きいため、出身の学校以外で受け入れてもらうのはまず無理だと考えた方が良いです。

後期の受け入れをしている学校は少ないですし、運良く後期の受け入れがあっても、前期に行けない理由を聞かれる可能性が極めて高いです。「4年生の前期も単位がかつかつだから」など、就活などでは正当な理由が求められます。

6:受け入れ先によっては教員採用を受ける必要性

教員に本気になりたいか確認するために、受け入れ先によっては教員採用試験の申し込み・受験を条件としているところもあります。私は大学院へ進学する予定でしたが例外なく受けされられました。教員採用を受けた証拠として資料の提出が求められました。

保険で取るのはかなり難しい

手に職をつけるための保険として、教職課程を履修して教員免許を取得する人は少なくありません。ですがいざ、就活を意識する時期になったら、それが非常に険しい道であることに気づかされます。

教員になる意思がないなら取らない、進路希望が変わったら辞めるなど、臨機応変に対応した方が就活に専念できます。

もし、手に職をつけるための保険として取りたいと思うのであれば、司書資格など実習がない資格を取ったほうが無難でしょう。と言っても、司書や学芸員はポストは少ないため、どの程度、安心の素材になるかは未知数です……。

あわせて読みたい!

親を制する者は彼女を制す!女子大生に対して親が門限を作る理由

待って「慣れれば大丈夫」って押し進めてない? 性的同意について考える

恋人が体調不良!お見舞いはするべき/しないべき?

ライタープロフィール


神崎なつめ

今年女子大を卒業し、就職せずにフリーライターに。民間資格の立ち上げに関わるとともに、10以上のメディアで活動しています。恋愛を心理や科学から解き明かすのが好き。

Twitter

 

 

関連するキーワード

  • Facebook
  • Twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加