男子大学生の中にも門限が設けられている人はいますが、それ以上に女子大学生は厳しい傾向があります。厳しい親の場合に、夜景デートなどを楽しむのも難しいことがあるでしょう。
ですが、その親心を理解することで、親からの信頼を得ることができるだけでなく、門限を守る彼女の気持ちも理解できるようになります。女子大生の親に門限を作っている理由を伺いました。
「大学生ともなれば交友関係・恋愛関係も広がります。いい出会い、よくない出会い色々とあると思います。性の乱れや、責任を取れないうちの妊娠なども心配です。大学生とはいえまだ子どもな面はあります。よくない出会いがあった場合、門限がないと悪い方に引きずられる一方になってしまいます。また、付き合いで断るのが難しいなら、門限が理由で断れたらいいなとも思っています。だから一度頭を冷やしたり、リセットしたりできる時間として門限を設定しているつもりです」(50歳・男性)
「うちでは『お夕飯時の20時までに帰ってくる』のがお約束になっていますね。理由としては、親の私たちが娘とちゃんと顔を合わせられる最後の時間だから。毎日、親としてはそのときに何があったかなんとなくでも見たいですし、異変にはすぐに気づけるようにしたいと思っています」(42歳・女性)
「うちはバイトもしているので、門限は0時まで。夫婦が寝る時間ですから、その後に帰ってきてバタバタして睡眠を阻害されたくありません。定めているのは、子どもだからではなく、ひとつの家に住まう同居人として守ってほしいルールだからですね。彼氏と同棲したり結婚したりしたら、ますます大事な部分になります。うちでは私はもちろん、旦那もちゃんとルールは守っていますよ」(44歳/女性)
「成人式を迎えていても、30才までは脳の発達が続いています。大学生はまだまだ成長途上であり心身発達のバランスが崩れやすくなっています。筋骨が急速に発達するということは、それだけ無理が出ており、脳(つまり精神)に様々な影響があります。意外と大変な大学時代です。生活リズムを作って休んで欲しいなと思ってます」(47歳/女性)
アルバイトをする人が増え、自分で時間割も選択できるようになるため、大人になった気持ちになってしまいますよね。ですが、親としても自立しようとする子どもを尊重しようと思いつつも、まだまだ不安があるのが現状です。
気持ちを汲んで門限には帰れるように気にかけたり、記念日などどうしても門限を超えて遊びたい場合には、きちんと早めに誠意を持って説得したりと、配慮した行動できたらいいですね。
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