今こそ知りたい！ジャニーズJr.モテ力解説：Travis Japan 中村海人編

30 December 2019 （更新日: 29 December 2019）

ジャニーズJr.=「モテ」の宝庫。
MTRL読者の皆さんは、いまジャニーズJr.が「黄金期」と呼ばれているのをご存知でしょうか？　滝沢秀明さんがジャニーズ事務所の子会社・ジャニーズアイランド社長に就任以降、その勢いは止まりません！

なぜいま「Jr.」なのか。イケメンなだけじゃない彼らの、女子人気の秘密を探ればモテ力を磨けるのではないか!? ということで、この連載では毎回１人、人気のジャニーズJr.を取り上げ、モテ力解説を行います！（不定期連載）

自立しているのに母性本能をくすぐる、ハイブリットヒモ男モテ「Travis Japan 中村海人」

ジャニーズJr.のベテラングループ「Travis Japan」

数多のジャニーズJr.の中でも、ジャニーズアイドルの原点とも言える「ダンス」に力を入れているグループがいます。それが、「Travis Japan」。

と、その前にジャニーズJr.のグループについてのお話を。
通常、ジャニーズJr.（以下、Jr.）は特定のグループには所属せずに、臨機応変に様々なJr.と共演をし、デビューした先輩ジャニーズの後ろでダンスをしています。しかしJr.でも、グループが結成されることもあります。例えばこの連載でも紹介した、「なにわ男子」や、「SixTONES」です。グループに所属すると、グループ単体としての雑誌やテレビの仕事も増えることで、グループ結成＝デビューに近づくという考えがファンの中では一般的です。実際、SixTONESは、Jr.のグループがそのままデビューした例になります。

さて、このJr.のグループ化。2015年頃に大量に作られることになりました。筆者の超個人的考えですが、ジャニーズ事務所代表・ジャニー喜多川氏が亡くなったのが2019年なので、その前に、ジャニイズムの継承者としてたくさん遺伝子を残したのかな……なんて妄想をしています。

で、前段が長くなりましたが、今回紹介させていただく中村海人さんが所属する「Travis Japan」は、グループラッシュ以前の2012年に結成されているのです。つまりは現在のJr.グループの中ではベテラン勢。しかも中村海人さんはその初期メンバーなんです。

モテポイント１：第一印象が控えめなのは、張りぼてではないから。努力に裏付けされた真の実力者

1997年生まれ、現在22歳の中村海人さんは2010年、13歳の時にジャニーズ事務所に入所します。オーディション後、先輩ジャニーズのコンサートのバックダンサーとして呼ばれますが、その出演以来、長らく事務所からの連絡は無し。ここで諦めきれない！と思った中村さんは、ジャニー喜多川さん宛てに直筆の手紙を書き、晴れて正式入所という異例の経緯の持ち主。
第一印象では強いインパクトを残せなくとも、その後の誠実さでチャンスを逃さない姿勢が伺えます。

実際この手のタイプが一番モテる。
日常に置き換えますと、合コンやサークルのグループ内で、顔だけで印象に残った人や、トークを回す中心人物は時間が経つと飽きられますが、後から誠実さで勝負される方が、結局「あの子よかったよね」と好印象になりやすい。まさに中村さんの入所経緯はこれに通ずるもがあります。

そして入所して２年後の2012年に「Travis Japan」が結成されます。
当時出演していた舞台の振り付け師が選抜したメンバーで結成され、グループ名も振り付け師の名前由来。グループ結成時に初対面のメンバーもいたと言います。

つまりは、元々共演が多かったメンバー同士のセット売りのためのグループ化ではなく、ダンスの上手さ・ポテンシャルで選ばれた、真の実力派グループなのです。派手さや張りぼての印象だけで勝負していない中村さんらしい選抜。
そんなTravis Japanもメンバーの増減があったり、それ以外のグループも解散したりと、Jr.内人事は激動の時代を迎えますが、中村さんはTravis Japan初期メンバーとして、一貫してダンスに力を入れています。

同期や後輩にデビューを先越されたり、メンバー内でもドラマ出演が遅めだったり、なぜか「事務所の顔」として、大々的に推される機会に恵まれないことも多かったですが、2019年になり、Travis Japanの主演舞台が上演されたり、海外アーティストのライブにゲスト出演したり、活躍の場がぐんと広がり、その実力で確実にファンを増やしています。

うさぎと亀なら亀タイプ。まさに真の実力者、中村海人です。

モテポイント２：感情表現がわかりやすくて安心感がある

ファンの前では「カワイイ顔」を惜しみなく見せてくれる中村さん。
コンサートのファンサには笑顔で対応し、街で声を掛けられても神対応。

実は数年前、私も街で偶然中村海人さんに遭遇したことがあるのですが、その際、別のJr.の方と握手をしてもらっていたところ、後ろの店から出てきた中村さんが「ありがとう！」と満面の笑みで話しかけてくれました。

その後立ち去る際も、何度もこちらを振り返り笑顔で手を振ってくれました。しかももう一人のJr.と肩を組んだりじゃれ合いながら……。ファンのニーズを掴みつつ、自分のかわいさもアピール。こんな神対応あるでしょうか？　何年も前の話ですが、結局中村さんの印象を強く覚えています。

しかし、能面のようなアイドルとは異なり、この可愛さ一辺倒ではないのが中村さんのモテ力。
現在Youtube「ジャニーズJr.チャンネル」で毎週木曜日に配信されているTravis Japanの動画では、実に様々な表情の中村さんを見ることができます。

バラエティ企画の動画では、今日めちゃめちゃテンション高いな！という日もあれば、ちょっとお疲れかな？という日も。この素直さに、等身大の22歳感が滲み出て、いい意味で「普通の男子」という安心感を感じます。

中村さんは、事務所の公式プロフィールでも、「全世界の人が中村海人を知っているそんな人になりたい！！なので、がんばって世界の中村海人になります」と、はっきり答えられる程、素直な性格。
自分が「こう思っている」、「こう思われたい」という感情を全力で表現してくれるオープンな人柄は、人望に繋がります。

ファンに対する神対応も、自分が「カワイイと思われたい」から、「カワイイ自分」を全力でアピールしているのではないでしょうか。

モテポイント３：稼いでいるのに自他ともに認める「ヒモ男」っぷりは理想の彼氏

そして中村さんは、自他ともに認める「ヒモ」感を持ち合わせています。
細身で骨っぽい体つき、なで肩で首が長く小顔、優しい笑顔……。ステージ上で激しいダンスを踊る方とは思えない中性的で庶民的なルックスは、女子の母性本能をくすぐり、妄想にもハマりやすい。家で、電車で、居酒屋で……あらゆる日常の横に中村さんを置いて過ごしたい！と思わせる見た目を持っているのです。

さらに見た目だけではありません。公式プロフィールで、趣味に「家活動」、「ゲーム」をあげるほど休日は引きこもりがちな中村さん。
家族とのエピソードを聞かれ、「俺ふだん部屋にずっといるから、ごはんの時は（母親と）話すようにしてる」（Myojo2019年12月号）と答えたり、今ハマっていることというトークでは、「ゲーム。『モンスターハンター』にハマってます。休みの日は一日中やってます。家から出ないですね」（週刊朝日2019年11月22日号）と答えたり、引きこもりっぷりを公言。

引きこもり＝モテないと捉えられがちですが、きちんと働いて収入もあり、身なりもキレイにしている方が「休日は引きこもってるんだよね……」と答えると、女の気配もなく、おしとやかな性格という好印象に。

またヒモっぽさはTravis Japanのメンバーもお墨付きで、雑誌の企画で家族に扮して撮影をした際は、メンバーが父親、母親、娘……など、人間のコスプレをする中、中村さんはメンバーの吉澤閑也さんから「海人はペットの犬」とはっきり指名される始末。しかも中村さんもそれにつっこむこともなく、「オッケー。飼われるわ」と快諾。（ザテレビジョン2020お正月特大号）自他ともに認めるヒモっぽさです。

本人もヒモっぽさを自覚しているということは、真のヒモ。本当に誰かに飼われても構わない、むしろ飼われたいと思っているからこその発言です。

自立していてキレイなヒモは、ヒモのマイナスポイントを消し去った理想のヒモではないでしょうか？