先日CDデビューも決まったジャニーズグループ所属のSnow Manのメンバーが主演のドラマ「簡単なお仕事です。に応募してみた」が現在放送中です。それぞれ全く境遇の異なる主人公たちが興味本位で「簡単なお仕事」として募集されている仕事に応募し、その怪しげな仕事の実態をカメラが追跡するという「ヤバ怖」をテーマとしたストーリー。
そこで今回実際に「簡単なお仕事です。」と書いてある仕事は、本当に簡単なのか、ドラマのように波乱万丈な展開があるのか、万年金欠ライターである筆者(つちけん)が実際に「簡単なお仕事に応募してみた」!
某求人サイトで見つけた「簡単なお仕事」と書かれた求人ページ。そのページには、荷物を運ぶだけで日給最大21,000円稼げ、履歴書も不要と書いてあった。
荷物を運ぶだけで日給21,000円も貰えるなんて、ホストクラブの体験入店で平均日給4,000円だった過去を考えると「一週間分」の給料を1日で稼げるなんて怪しい…と思いながらも、応募フォームに「名前」「住所」「電話番号」を記入して送信。
すると翌日、担当者から折り返しの電話がきて、ひとまず最寄り駅のカフェで面接が決定。面接の際には、「マイナンバー」「印鑑」必須で持参することを伝えられた。
面接の場所は足立区は竹ノ塚駅。竹ノ塚といえば「月曜から夜ふかし」の企画でやばい人が集まるという都内でも有名な治安の悪い町である。加えて指定された駅前の団地が幽霊出るんじゃないかって思うくらい不気味で面接前から不安に…。
駅付近で担当者と待ち合わせ。ゴリマッチョLDH系のコワモテ男性が社長さんでした。ピチピチの服と金のネックレスを身につけたその姿は反社かと思うような風貌。正直運ばれる荷物は自分なんじゃないかと思いました。
ちなみに前科があっても受け入れるとのこと…。最高じゃん!
——つちけん「割と現場によって作業の辛さとか変わる感じですかね?」
——社長「まぁ日によるよ!!」
……説明が結構大雑把なので不安しかない。
——つちけん「やっぱ重いんですかね?」
——社長「大丈夫^^ みんなで持ち上げたりしたら辛くないさ!」
と返され何も言えなくなりました。体育会系恐るべし!
誰でも知っている企業が多くてビックリしました。全然ブラックじゃない!
が必要。全てワークマンというドカタ専用のユニクロみたいなお店で購入可能です。貧乏には痛い5,000円の出費…! 本当に貧乏で、そんなの買うお金もないって人はメルカリで中古品を買いましょう!
当日は社長に起床連絡と現地到着の電話を入れることがルールとなっていて、現場には企業秘密や重要書類があるので携帯電話持ち込みは不可でした。
ガラスや重い荷物を運搬する作業がとにかくキツく、エレベーターに入りきらない大きな板物を運ぶ際は階段を登り降りするので汗だくになります。デブなのでダイエットにもなって一石二鳥!
こまめな水分補給やトイレ休憩があり、皆さんがイメージしている怒号の飛び交う怖い現場ではありませんでした。
難点としてクライアントが外注している職人さんの指示が大雑把で「あれ(工具)取って」とか現場初心者にも言ってくるので慣れてないと厳しいかもです。ゆとりだからアレとかコレじゃあ分かんねえんだよなあ(汗)。
運んだガラスやタイルなどの運搬物はプロの職人さんが加工してオフィスや家の足場や壁や窓になっていきます。
ちなみにショベルカーなどの重機を扱う現場だと運搬中に轢かれたり、板物が落下してきてバイトでも命に関わる恐れもあるみたいです。しかも他県の同業者の中に8月初旬に亡くなった人もいるとかいないとか…。労災おりるかな?
今回、実際に「簡単なお仕事」求人に潜入して思ったことは、ガラスやタイルを運ぶ仕事は決して簡単ではなくパッションとフィジカルを持ち合わせていなければキツイということ。普段の運動がスマホゲームとオ◯ニーだけというお家大好き軟弱野郎は1日で飛ぶ仕事です。
作業中に高層ビルの中を階段で往復することもあり、夏の炎天下で高温多湿の環境は気を抜くと脱水症状や熱中症で病院送りになってもおかしくなかったです。
筆者つちけん的にはレジ打ちをするコンビニバイトや歌舞伎町でお酒作るホストクラブやバーテンの仕事の方が気楽に感じました。まあでも、ドラマの影響もあり、応募した際には「死体運び」や「特殊詐欺の受け子」、「原発に行ってQ」など最悪の事態も想定していたので、ちゃんとホワイトなきちィ仕事でしたとさ。
皆さんは「簡単」という甘い言葉に惑わされないように気をつけてくださいね!
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