女子高生・女子大生が日々行列を作っている「タピオカ屋」。あれだけ女子に人気があるということは、「タピオカ屋で働く男子」というステータスもまた、スタバ店員並、いやそれ以上に高いのでは?
今回は、原宿にあるタピオカ屋「一千花」でバイトをしている、男子大学生2人にインタビュー! 「ぶっちゃけモテるの?」と、タピオカ屋バイトのリアルを聞いてきました!
▲左からたぴお君、タピ岡くん(仮名です)
――お2人は、なぜタピオカ屋さんでバイトをしようと思ったんですか?
たぴお:タピオカ流行ってるし、やってみようかな〜みたいな。
タピ岡:そんな感じですね。僕たち同じ学校なんですよ。
――なるほど。ぶっちゃけ…タピオカ屋の店員ってモテますか?
たぴお:いや〜モテないですよ。でも…タピオカ屋で働いてる場合と、働いていない場合と、どっちがモテに近いかっていったら、断然「タピオカ屋で働いてる場合」ですね。
――どういうことでしょう?
たぴお:タピオカ屋でバイトしている大学生、特に男子って、かなりレアなんですよ。
だから「タピオカ屋でバイトしてるよ」っていうと、「マジで?」「どこどこ?」「行きたい!」って、女子の反応がめちゃくちゃいいんです。
タピ岡:居酒屋やコンビニで働いてるって言っても、なかなか「行きたい!」とまでは言われないですからね。注目は浴びやすいです。
――女子ウケ抜群ですね。
たぴお:あとは、女子ってタピオカの話題でかなり盛り上がるので、僕たちみたいにタピオカに詳しいと、自然と話しかけられる機会が増えるんですよ。「どういうの売ってるの?」「オススメのタピオカは?」って。
タピ岡:タピオカ屋でバイトしてると、モテるっていうより、「学校で女子との会話増える」って感じです。
――他のお店のタピオカにも詳しいんですか?
たぴお:正直タピオカ屋でバイトし始めるまであんまり飲んでいなかったんですけど、働いてからは気になって、他のお店のものも飲むようになりました。
タピ岡:バイトの日の賄いを入れて、週3〜4杯は飲みます。男にしては多いほうだけど、女子にはほぼ毎日飲んでるような子もいますからね。
――ほぼ毎日…! やっぱりタピオカってそんなに流行ってるんですか?
タピ岡:インスタのストーリーを見ると、常に誰かしらがタピオカの写真載せてますよ。人気じゃなくて「超人気」って感じです。
――もちろん美味しいのはわかるんですけど、なんでタピオカって、そんなに人気なんですかね…?
タピ岡:テイクアウトして持ち運びできるから、レストランやカフェより、遊んでる途中で気軽に寄りやすいっていうのもありそうですね。
たぴお:「流行っているから私も飲みたい」って人は少なからずいるけれど、普通の店にはないような味のジュースが飲めるのも、タピオカ屋の魅力だと思いますよ。
――たしかに! タピオカ屋さんって、珍しいジュースも多いですよね。個人的に好きなタピオカドリンクはありますか?
たぴお:贔屓なしで、「一千花(バイト先)」のタピオカですね。甘さ控えめだから、最後まで飲んでもさっぱりしてて、また次も飲みたくなる。
タピ岡:一番人気の味は「和紅茶」なんですけど、僕たちは個人的に「ほうじ茶」も好きです。
―タピオカ屋さんでバイトするようになって、自分の中で変わったことはありますか?
タピ岡:お客さんの2割くらいが男性なんですけど、バイト先(原宿)の場所柄、やっぱりおしゃれな男性が多いんですよ。そういう人たちに刺激されて、自分もおしゃれへの興味が強くなりました。
たぴお:バイト終わりに近くのおしゃれな服屋さんを見て回ったりもします。学校だけが生活圏だったら、そういう機会は少なかったかもしれません。
――ますますモテてしまいそうな予感がしますね。
たぴお:そうなのかな〜。あと、普段は「お喋り上手」ってわけじゃないけれど、バイトのキッチンカーに入ると接客モードになれるので、お客さんと会話をして、いろんな人との交流を楽しめるようになったのはよかったです。
タピ岡:うちはその場でお茶を点てて提供しているので、ちょっと待ち時間が発生するんですよ。そのときに、お茶の説明をしたり、お客さんと世間話をしたりするんです。
――他に、タピオカ屋でバイトしていてよかったことってありますか?
たぴお:インスタに「タピオカ屋でバイトしてるよ」って写真載せると、卒業以来会ってなかった、高校の同級生とかまで飲みに来てくれることですね。
タピ岡:「タピオカ屋でバイトしてるんだ!」「どこにあるの?」ってコメントをつけてくれて、久しぶりに会うキッカケになるんです。
――場合によっては昔好きだったあの子と再会…なんてことも⁉︎
たぴお:僕たちはないですけど、人によっては、そういうこともあるかもしれませんね。
――インスタにはどうやってタピオカ屋さんのこと載せてるんですか?
タピ岡:タピオカを映える感じで写真に撮って、「今日働いてるよ〜」ってストーリーに載せたりします。
たぴお:僕はお店のタピオカドリンクを3種類とも並べて、詳しく説明を書いて投稿で宣伝したりもしてますよ。
――バイト先のこと、個人のSNSでそんなにしっかりアピールしてるんですね!
たぴお:2人とも、インスタのプロフィール欄に「一千花」とか「一千花にいます」って書いてますよ。
タピ岡:お店に来てくれた友達と一緒に撮った写真を載せて、「ありがとうございました」ってストーリーにあげたりもしてます。友達も自分のインスタに「来たよ〜」って写真を載せてくれるので、それを見た別の友達がさらに来てくれたり、とかもよくありますね。
――みんなタピオカ情報はインスタで仕入れてるんですね。
タピ岡:そうですね。お客さんに「何か見てここに来られたんですか?」って聞くと。みんな「インスタ」って答えます。
たぴお:自分の周りだと、ツイッターは離れていった人が多いですからね。高校生や大学生はインスタを見て来てくれてるんじゃないかな。
タピオカ屋でバイトをすると、「モテる」とまでは言い切れないものの、女子との接点は確実に増えるみたいです! 2人とも個人のインスタによく載せるほど、バイト先が好きなようで、働く場所としても環境がよさそう。
新しいバイトを探しているという男子大学生の皆さん、「タピオカ屋店員」も検討してみてはどうでしょう…?
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