こんにちは。千葉県出身ライターのエミチャンカパーナです。
千葉県民として、昔から埼玉県のことは敵視……というか気にもしていないというか、そもそも戦う土俵にいないというか、争うまでもなくどう考えても千葉県の方が住みやすいというか……といった感じでだいぶ敵視していました。
そんなライバル埼玉県が、映画『翔んで埼玉』の影響で最近流行っているらしいと聞いて、千葉県民としていてもたってもいられない状況に!
しかも不動産・住宅サイトSUUMO(株式会社リクルートホールディングス)が調査した『2018年住みたい街ランキング』の第9位に大宮がランクインしているじゃないですか! 千葉県の街は10位以内に一つもランクインしていないのに……。これは由々しき問題! ということで、実際に大宮に翔んで、本当に住みやすい街なのか調査してきました。
渋谷から湘南新宿ラインでおよそ40分……。遠いような近いような大宮にやってきました!
駅前にそごうもあるし、大きめなショッピングビルがちらほら。駅直結のLUMINEもありました。
東京でいうと町田のような、千葉でいうと柏のような駅前の雰囲気でしょうか。確かに駅前だけで買い物が済むので、住むにはかなり便利そう。
「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ」
『翔んで埼玉』でお馴染みのこのセリフ。
そしてこれが埼玉県民の主食とされるそこらへんの草……。食べられないこともなさそうですが、でも絶対に「草」意外にも名物はあるはず! と根気よく埼玉グルメを探しました。
しばらく散策していると、なんと目の前に船が現れました。
海が無い埼玉になぜ? と不思議に思いましたが、よく見るとオシャレカフェのテラス席。
この日はあいにくの雨だったので、テラス席には座れませんでしたが、室内に入ってみると、平日なのに埼玉女子たちでほぼ満席! どうやら人気のカフェらしいです。
お店の看板メニューという手作りのワッフルを頼みました。これがめちゃめちゃ美味い。サクサクふわふわのワッフルと上にかかっているメープルが相性抜群。渋谷食べたら1050円くらいしそうなワッフルが、なんとドリンク付きで620円!!
オシャレで安くて美味しいワッフル。草に代わる埼玉名物に勝手に認定しました。
続いて駅の反対側、東口に足を伸ばしました。
西口に比べややこじんまりとした印象はありますが、こちらには「南銀座歓楽街」通称「なんぎん」があります。
いかがわしいお店や、平日朝から飲めるお店、ラブホテルなど……。まるで小さな歌舞伎町のような歓楽街。平日午前中にして、この人通りの多さと、開店中の居酒屋の看板の多さに驚きました。
夜になるとより一層賑やかになりそうな趣のあるスナック群も。
「朝から飲めます」という力強い言葉は、酒飲みにとってそそられる一言。
ちなみにこの写真を撮っているとき、目の前で酔っぱらいの中年男性が警察官3名に取り押さえられ、交番まで連行されていました。繰り返しますが、この取材は平日午前中です。
東口をしばらく歩いているといくつか「大宮ナポリタン」という文字を見かけました。
……聞いたことない。と思い調べてみると、“かつて「鉄道のまち大宮」として栄え、その周辺で働いていた鉄道員や工場マンがよく食べていたといわれるナポリタンをご当地グルメとして復活させた大宮ナポリタン”とのこと。名産品を作ることへの強い執念を感じます。せっかくなので食べてみることにしました。
大宮氷川神社の参道沿いにある、木のぬくもり溢れるこちらのお店。夜は「参道バル」としてお酒が楽しめるそう。
こちらが大宮ナポリタン900円。サラダ、スープ、ドリンク付きです。
もちもちの太麺、ピリ辛ナポリタンソース、大量のパセリと、普段食べ慣れたナポリタンなのに何かが違う! また食べたいと思わせる。癖になる美味しい味わいでした。もっと大宮ナポリタンをご当地グルメとして押してもいいのに……。
1日大宮を歩いてみて思ったのは、「平日昼から街がにぎわっている」、「食事も買い物も駅前で完結する」、「ご飯が安くて美味しい」の3点です。渋谷・新宿まで電車で1本ですし、確かに納得の住みやすさ。
カップルで買い物デートも、朝から友達と千ベロも出来ちゃう。想像以上に良い街大宮! これからも千葉の良きライバルとして意識し、機会があればまた行ってみようと思います!!
■あわせて読みたい!
■ライタープロフィール