お気に入りの柄や恋人の名前など、ファッションとしてタトゥーを楽しむ人が増えています。
しかしノリと勢いで入れてしまうと後で後悔することもしばしば。特に恋人の名前を入れていたけど別れてしまった時、一般企業に就職したくなった時、友達や家族とプールに行きたくなった時などは消したいと思う人が多いようです。
では実際に消すにはどんな方法があるのか、今回は大手美容クリニックでのタトゥー除去の方法と金額をご紹介します。
色が黒一色で薄いタトゥーや、素人が墨汁などで入れたタトゥー、またアートメイクならレーザーで消すこともできます。一番手軽で痛みも少ない方法です。
ただ全て消えるのにどれくらいの回数をしなければならないかは、やってみないとわかりません。
また最終的にキレイに消えないこともあります。
一見手頃ですが、あくまで1回あたりの治療の金額です。タトゥーの大きさや濃さによって様々ですが、消えるまで10回近くかかることもあります。
タトゥーが入っている部分にメスを入れ、両側の皮膚を縫い合わせる方法です。線状の細いタトゥーに有効です。
普通の手術と変わらないので、縫い目に一本の術跡が残ってしまいます。
また皮膚を引っ張って縫い付けるため、術後かなりの痛みを伴います。
こちらもあくまで最低価格。サイズによって値段は高くなりますし、追加で麻酔代や痛み止め代などもかかります。
タトゥー除去専用のナイフで皮膚ごとタトゥーを削る方法です。
削った場所はケロイドといって火傷跡のようになってしまうので、元の肌に戻るわけではありません。タトゥーを火傷跡に変えるようなイメージです。
特殊なナイフを使うため、取り扱っていないクリニックも多い方法です。
お尻や太ももなどの傷跡が目立たない場所の自分の皮膚を切り取り、タトゥーの入っている皮膚に被せる方法です。
タトゥーは消えますが、タトゥーの箇所と移植するために切り取った箇所の二箇所に手術跡が残ります。
クリニックによってかなりの差があります。
また移植した箇所がどうしても目立つため美容の観点からはあまりお勧めしていないクリニックが多いのも事実です。
社会的にどうしてもタトゥーを消さなければならなくなったなど、やむを得ない場合に行う方法です。
タトゥーを消すには入れる時よりも時間とお金がかかります。今回紹介した価格はあくまで最低価格です。
消したくなった場合は、まずは気になるクリニックで実際にカウンセリングを受けて価格を算出してもらってください。
カウンセリングなら無料で行っているクリニックも多いので、何件か比較してみることをお勧めします。
どれだけ揺るがない信念を持ってタトゥーを入れても、悲しいかな人は基本的に飽きるものです。また80歳になった時は肌がたるんでタトゥーの模様が歪んでしまうかもしれません。
タトゥーを入れたくなったら、本当に入れて後悔しないかを試すために1ヶ月間、入れたい柄のタトゥーシールを実際に貼って過ごしてみてください。
意外とそれだけで飽きてしまい、入れるのを断念してしまうかもしれません。
入れるも自由、消すも自由、ぜひ後悔のない人生を!
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