オシャレに目覚め、ヘアカラーをして青春を謳歌した学生時代。
しかし、就職・就活等で髪を暗くせざるを得なくなり、黒染めをする人が増えるこの時期。
でもちょっと待って! 黒染めって実は、髪がダメージを受ける率がすごく高いんです!
今回はそんな黒染めの危険性・厄介さ・対処法について紹介していきたいと思います。
黒染めの危険性を説明する前に、まずヘアカラーの仕組みを簡単に説明します。
髪の毛にはメラニン色素という髪の毛の明るさを決める色素があるのですが、このメラニン色素が多いほど暗く見えるのです。
このメラニン色素を壊し(脱色)、明るくした上で染色します。
黒染めは本来髪にあるメラニン色素ではなく、黒っぽい染料をとても濃く入れるので、かなりのダメージに・・・。
そして、黒染めの中でも1番やってはいけないことが
市販の薬剤で黒染めすることです!
市販の薬剤というのは、ちょっと茶色いくらいの人からド金髪の人までいろんな人が使うことを想定して作られているので、どんな人でも暗くなるように非常に強い染色力でダメージも大きくなります。
就職・就活等で黒染めした方は、その後すぐにカラーすることは少ないかもしれませんが
長期休暇など、一定期間のみ染めて黒に戻した人は1ヶ月後にカラーするかもしれないですよね。
もし次、おしゃれな髪色にしたくても黒が邪魔をして良い発色が得られないでしょう。
そんなとき黒染めをしていると影響が出てしまいます。
ひとつは色ムラ。暗い色はムラがわかりづらく、黒染めは美容師でも難しい技術です。
そうなると、明るくするときに前暗くした時のムラが出ちゃって……なんてことはプロでもよくあります。
ふたつめは赤みが強く出てしまうこと。
黒染めとは三原色全てを入れるのですが、寒色系から抜けていき赤みは強く残ってしまいます。
最近は赤みを打ち消したカラーが流行しているので、乗り遅れた雰囲気になってしまうかも。
対処法としては黒染めをしないこと!
元も子もないですね。
どうしてもしなければいけない場合は、必ず美容室でしてもらいましょう。
美容室での黒染めはいくつか種類があり
・どれくらい黒染めを持続させたいか
・黒の色味(自然な感じか真っ黒か)
・次回のカラーの予定に合わせて
などを考慮して、自分の髪の状態にあった染め方をしてくれます。
また、最近は黒っぽく見えるカラーもあり、ブラウンの一番暗いものといえば限りなく暗くなります。
編集部のさきちゃんも、上記のオーダー方法でこんなに見た目は黒くなりました!
冠婚葬祭などで短期間だけ暗くしたい場合は、ヘアマニキュアやカラートリートメントといった、2週間程度で色が落ちるものを使って
セルフで染めるのもあり。
ヘアマニキュアやカラートリートメントはダメージもなく、セルフでもオススメです!
髪は1ヶ月に約1㎝しか伸びません。そのため、メンズでも全ての髪が入れ替わるのに約1年ほどかかります。
自分ではもう無くなったと思っていても、毛先にダメージが残っていることがよくあります。
なので、自分の髪の状態をよく把握しておくことと、施術はなるべく技術のしっかりしているサロンでやってもらうことが大切です。
自分の髪をいたわり、カラーなどのダメージにも、髪の1本配慮し、1本まで気を配って美髪・モテ髪を目指しましょう!