前回、大反響だった読モ界の深闇暴露座談会、記事掲載後に「実は、僕にもこんな過去があるんです…」なんてタレコミをいただきました。彼の名前はAくん。端正な顔立ちにハイトーンの髪がチャームポイントの人気モデルだ。
編集部:で、そんなに吐き出したい闇を抱えてるの?笑
Aくん:そうなんですよね…。今ではファンも増えて仕事にも恵まれた毎日を送っているのですが、まだ高校生だったある日のトラウマが今でも…
さかのぼること数年前、mixiにて「楽して日給5万〜」などと謳うメッセージが届いていた。最初は迷惑メールかと思ってシカトしていました..。
7月、夏休み前にお金が尽きる。でも夏は遊びたい!と思った僕はそのメッセージを思い出しメッセージを返信してみる。
返事が来て、詳細は教えてくれなかったが新宿三丁目の眼鏡屋さん(メガネドラッグ)のところで待ち合わせすることに。
ちなみに、当時の僕は17歳だったのですが「18歳未満はNG」のため年上の知り合いから保険証のコピーをもらってきた。
当時、無知な僕はそこがどんな場所かも知らずに、片道の切符代だけ持ってメガネドラッグへ向かった。迎えに来たのは坊主で細身のおっさんだった。
雑居ビルに連れられて中に入ったら、そこはバーだった。
席に座って履歴書を出すなり、店長が「ここゲイバーだけど、わかってるよね?」
店長はオカマだった。
ビックリしたけど、ここがどんな場所なのか説明され、後悔した。しかし、帰りの電車賃も持ち合わせていなかったため、働くことを決断した。17の夏。思っていたよりハードモードだ。
飲み指名で60分12000円、泊まり指名で翌朝10時までで30000円というシステムだった。
オカマ店長は、「客にメールする」と言って僕の写真を撮って送った。すぐに指名が入り、30分の飲み指名が入った。
店のすぐ近くにある中華屋へ向かうと推定50代のおじいさんが待っていた。初めてということで店長同伴のもと食事会が始まった。
そのおじいさんはもちろんゲイで男性下着関係の仕事をしてるらしく、僕にパンツを見せるよう言ってきた。
「こんな場所で!?」って思ったけど暗黙の了解らしく、普通に脱げた。「お母さんに買ってもらったの?」「はい。」
営業トークとか全然わからなかったが、店長同伴だったので会話には困らず60分が過ぎた。緊張と(なんで俺こんなことしてるんだろう…)という絶望感で会話の内容は一切覚えていない。唯一覚えているのが、初めて日本酒を飲んだのが、悔しいことにこの時だったということ。こんな初めての記憶をここで使いたくなかった…。
その日、次に指名が入ったのは30代前半くらいのタクヤ。割とイケてるおじさんだった。飲み指名3時間からのそのまま朝まで泊まり指名が入った。
タクヤとはゲイバーを2軒ハシゴした。
その間に飲んだ飲み物は全部ウーロン杯。吐き方も知らなかった僕はただただ気持ち悪くなっていた。これ以来、ウーロン杯は大人になった今でのトラウマです。
ゲイバーを1軒ハシゴごとにそのお店のお気に入りのボーイを指名してパーティーに加わっていった。でも1番のお気に入りが僕らしく、先陣切ってタクヤについていった。
ほとんど会話は覚えてないけど、「いくら欲しいの?」みたいなことばっかりだった。悪くなりきれない、純粋だった僕はなにも話せなかった。
ついに僕含めボーイ3人とタクヤは、僕が最初にいたバーへ戻り店長から鍵を渡された。
その鍵をもって指定されたマンションへ向かう。どうやらホテルではなくお店で借りている一室っぽかった。間取りは1kで、玄関から襖を開けるとベッドのある部屋があった。キッチンにソファがあって、僕だけそこで残され、ボーイ2人とタクヤが寝室に消えていった。
会話が聞こえてきたが、どうやらボーイ2人の絡みをタクヤが見るプレイらしい。タクヤが「キスしろ」だの「フェラしろ」だの指示していた。1時間くらいでそれが終わってボーイ2人は帰された。
あとは僕とタクヤの2人きり。ソファでキスされた。いきなり舌を入れられた。
でもそこで思ったのは「男の舌も柔らかいんだな…」
ひとしきりキスされたらベッドに連れてかれた。すごく怖くて、それを察したのかすごく優しかった。ローションとかア●ルビーズが置いてあったけど、「初めてだしこれはまだやめとこうか」と言ってくれた。
かなり飲んでいたので、キスして疲れたのか、俺の腕の中で眠り始めた。でも男の頭は重いらしく、朝の8時くらいに目が覚めてしまった。
泊まり指名は10時まで。もうちょい寝とけば…と後悔したが、このまま10時までやり過ごそうと思った。
しかし、1時間くらい頑張ったところで腕枕による痛みに耐えかね、なんとか腕を抜けないかなとゴソゴソしたらタクヤが起きてしまった。
起きるなり僕にキスをして手コキとフェラをされる。
僕は「ここで勃起したら負け」だと思い必死に勃たないようにと耐えた。「やっぱり男じゃ感じないよね」ってことで、「自分で出してみて!」といわれる
僕は、前日に見ていた上原亜衣のAVを必死に思い返し「早く帰りたい」一心で3分くらいで昇天。精液の色が薄いことを突っ込まれる。
やっと10時になって「やったー帰れる!」と歓喜したが、なぜか帰らしてもらえず、だらだらと会話をして結局マンションを出たのは11時。
お金(6万くらい)をもらって泣きながら渋谷のいつもの溜まり場へ向かった。そのとき稼いだお金は速攻使いきった。ちなみにデニムのポケットに入れていたiPod nanoが無くなっていた。たぶん途中で帰ったボーイに盗まれた。(アイツらのことは今でも許さねぇ)
こうして、僕の人生で最も濃い17歳の夏が終わったのだった。
※未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから!
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