WEARIA兼YouTubeげんじさんがプロデュースするブランド「LIDnM」に、WEAR人気ユーザーであるとっしーさんとRyoさんが電撃加入したのはつい先月のこと。
一体なぜ、2人のインフルエンサーはLIDnMで働くことを決めたのか? 3人の出会いから転職の決断に至ったワケを教えてもらいました。
ブランドへの思いと今週末行われるPOP UP SHOPの魅力を聞いた前編こちらから。
げんじ
1994年生まれ。2014年12月よりWEARを投稿し始めフォロワー36万人の人気ユーザーに。
昨年5月より始めたYouTubeでは、コーデやアイテム解説をしファッション情報を届ける。チャンネル登録者数は20万人超え。
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Ryo
1992年生まれ。アパレルブランド「STUDIOUS」の人気店員として活躍する。8月よりLIDnMのプレスとして加入。
現在は、雑誌『MEN’S NON-NO』が認定するインフルエンサー「MNFC」のメンバー。
WEAR
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▲左からRyo、げんじ、とっしー
——今はWEARで人気ユーザーの3人ですが、そもそも投稿しようと思ったきっかけはなんだったんですか?
げんじ:僕はライダースが好きで、当時、結構無理して4万円のライダースを買ったんです。友達と遊ぶときに着て行ったんですけど、それだけじゃもったいないし、もっと見せたい! という気持ちでそれまで見てるだけだったWEARに初めて自分のコーデを投稿しました。
とっしー:僕も最初は見ているだけだったんですけど、いろいろな人の投稿を見て行くうちに、1回投稿してみようと思いました。そしたらその投稿が、意外にも評価が良くて、それが嬉しくて続けるようになって今に至ります。
げんじ:最初に投稿したときは、まさかそれ以降も更新すると思っていなかったですね。
1番初めに「いいね」とかSAVEという機能で評価を多くていただけてたのが嬉しくて。それと同時に、自分のコーデを参考にしてくれる方がいるんだって思うと、今後も参考にしてもらえたらいいなという気持ちが出てきて今日まで続けてきました。
——Ryoさんは、元々アパレルで販売員をされていましたが、投稿は仕事の延長線からですか?
Ryo:いえ、その前に建築士をやっていたのでその時に趣味で始めました。
——なぜ建築士からなぜ販売員に?
Ryo:僕は工業高校出身なんですが、家庭の事情もあって就職という道を選んだんです。でも当時からファッションが好きだったので販売員をやりたい気持ちがあって。
働き始めてからもその気持ちは消えずにありましたし、いずれ建築の知識を生かして、自分でハコからプロデュースしたショップをつくりたいという夢がありました。
なので、ベースを作るためにまずは3年働いて、その後アパレルに行こうという考えの元、転職をしました。
げんじ:そのお店で僕とRyoくんが知り合いました。
元々RyoくんのことをWEARでフォローしていて、彼が働いていた店舗に買い物に行ったんです。
そしたらRyoくんも僕のことをWEARを通して知っていてくれて「げんじさんですよね?」と声をかけてくれました。そこからLINEを交換してカフェでお茶する関係になったのが3年前くらいです。
——とっしーさんとはいつ頃会ったんですか?
とっしー:僕は今年の3月くらいにげんじくんと会いました。
げんじ:僕がやっているYouTubeでとっしーさんのコーデを紹介したくて、SNSでコンタクトを取って飲みに行こうという話になりました。
でもお互い、WEARのランキングで横並びになることも多かったので、連絡を取る前から意識はしていましたね。
——そういえば、WEARISTAの方がYouTubeをやるというのもレアケースですよね。
げんじ:そうですね。WEARISTAの中では初めてに近い立場だったんじゃないかなと思います。
——みんなWEAR内、インスタ内で世界観のある投稿を保ちながらファッションを発信する方が圧倒的に多いように思えます。なんで動画に進出したんですか?
げんじ:動画でファッション情報を紹介したいという考えはずっとあったものの、それまで突出したファッションYouTuberの方があまりいなかったので事例がなくて挑戦できてなくて。
そんなとき友達とノリで始めることになり、YouTubeデビューらしいといえばそれまでなんですけど、7つめくらいの投稿まではバラエティ色の強い動画を出していました(笑)。
でも、そういうことは他の方に任せて、自分の得意なジャンルを生かすべきだと気づいてからは、人気YouTuberの方のしゃべり方やテンション、編集方法などを勉強しつつ、見よう見まねで今のスタイルにたどり着きました。
――各々WEARやYouTubeを通してして交流やお互いの活動の認識はしていたわけですが、そこからどうしてブランドに誘う流れになったんですか?
げんじ:Ryoくんとはお店で知り合ってから交流を深めていく中で、お互い将来はブランドを立ち上げたい考えがあ流ことが分かって。
考え方がシンクロする部分もあったので、会う度に将来の話をするようになり、自分の中でブランドをやるとしたら、絶対Ryoくんと一緒にやりたいと思うようになっていました。
知り合ってから3年の間に、Ryoくんが元いたブランドで発信力や販売員としてのパワーが強くなっていってるのも感じたので、一緒にブランドをやったらすごくいい掛け算できるんじゃないかなと思ってお誘いしました。
――では立ち上げた当初からRyoさんを誘う予定だったんですね。
げんじ:そうですね。立ち上げ自体はデザイナーと2人でやっていたんですけど、当初から「いずれRyoさんを誘うのでよろしくお願いします」という話をしていました。
——Ryoさんは、前いたブランドで販売員さんとしての実績や人気もあったと思うんですけど、迷いなくLIDnMに参加することを決めたんですか?
Ryo:正直なところ、迷いました(笑)。
そこで培ってきた自分のブランディングや実績、そしてそのまま在籍していたら昇進できるようなポジションにもいたので。
後々、会社からも「うちでブランドを立ち上げないか?」というお話も頂けてすごく迷ったんですけど、やっぱりげんじくんと一緒にやってみたいという気持ちがあって決断しました。
——Ryoさんは描いていたビジョンの道の上にいますが、とっしーさんは前職では全く違う業界で会社員をされていたということで、過去の自分からすると全く想定していなかったんじゃないですか?
とっしー:そうですね、自分でもびっくりしています(笑)。僕は専門学校を卒業してから、薬品を作る会社に入社しずっと働いていたので。
でも、WEARをやっていくうちに、そこから別のフィールドに挑戦したいという気持ちはぼんやりと持っていました。
げんじ:一緒に話をしたときに、WEARのランキングで1位を取っているにも関わらず、現実世界では全く別の仕事をしているのがモヤモヤすると言っていたことにすごく共感して。
とっしー:どちらも本当の自分ではあるんだけど、現実とSNSとのギャップというか、仕事中、ふと何やってるんだろう? と思う瞬間が結構ありましたね(笑)。
げんじ:もちろん、前の職場でもすごくいい仕事をされていたと思うんですけど、客観的に見て、WEAR内でのとっしーくんの輝きを活かせないのはもったいないなという気持ちはあったのでブランドに誘いました。
——全く別ジャンルへの挑戦でしたが、決断できたのはどうしてですか?
とっしー:自分のモヤモヤしていた気持ちをげんじくんが理解して声をかけてくれたってうのも嬉しかったですし、人生1回だしやりたいことをやってみようと思って。
げんじ:とっしーさんのことは単純に人として好きだったし尊敬していたので、LIDnMに入ってくれたということを抜きにしても、”WEARISTAのとっしー”という存在がアパレル業界に入ってくれたのは嬉しかったです。
——仕事を変えるというのは人生の大きな選択だと思うんですけど、げんじさんのどういう考えに惹かれたんでしょうか。
Ryo:彼の考え方の根底には”関わる人を全て幸せにしたい”とか”ファンの人を楽しませてたい”という気持ちがあるんです。
ビジネス思考の方が多い中で、その考え方はすごく純粋だしなかなかこういう人はいないなと思って。
もちろん、ビジネスとしてやるので、シビアな考えが必要なときもありますが、単純にそういう人と一緒にやっていた方が自分も幸せになれるような気がしますし、周りの人にも楽しんでいただける気がするのでそういうところが決断につながりました。
げんじ:ファッション好きであったとしても日本製のアイテムを買えているのかというと値段的に購入できない現状がありますよね。
LIDnMは、日本製かつ良質なアイテムを届けることをテーマとしているのですが、質のいいものを着たいと思っていても値段を優先してしまう人、僕らがきっかけでファッションに興味を持ってくれた人に届けたいアイテムが、良いものであってほしいなと思うんです。
僕らが行動することで、日本のファッション、そして世界のファッションを良い方向に変えられると強く思っています。
甘いことではないことはわかっていますが、やっぱり服に関わって生きているので、それを願望として抱えているよりも、実現に向けて行動することに意味があると思うので。
注目されやすい立場にいることで、出る杭は打たれるという言葉の通り叩かれることもあるかもしれませんが、一歩ずつ実直に取り組み見つつ、Ryoさん、とっしーさん、デザイナーさん、そしてファンの方の力もお借りして、LIDnMのアイテムでファッションを楽しんでほしいなと思います。
今週末行われるPOP UP SHOPの情報はこちら。
LIDnM初の期間限定ショップが今週末2日間限定で開催!
ブランドのアイコンアイテムとなるラムレザーシングル・ダブルライダースを始め、2017年秋冬アイテムが販売される。
▲げんじさんも愛用しているラムレザーのジャケットは着心地、着丈が絶妙
人気アイテムを実際に手にとって触れられるチャンスはここだけ! もちろん当日はげんじさん、Ryoさん、とっしーさんの3人が店頭に立ちます。
●日時
10月21日(土)、22日(日)12:00〜20:00
●場所
ライトボックススタジオ青山/東京都港区南青山5丁目16−7
MAP
●アクセス方法
営団地下鉄 千代田線、銀座線、半蔵門線、表参道駅下車B1出口より渋谷方向へ。
一つ目の信号を左折して骨董通りへ入る。信号2つ先、CLINTON ST. BAKING COMPANYの手前を右折、50m先右側にあります。(表参道駅より徒歩6分)
※スタジオ駐車場のご用意はございません。