明日のモテるを配信中!

「学生納付特例制度」は利用した?思わぬデメリットも…

「学生納付特例制度」は利用した?思わぬデメリットも…

Views
  • Facebook
  • Twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20歳になると、基本的に年金を納めることになります。ですが、学生だと厳しいケースが多いでしょう。この場合、年金の納付を遅らせる「学生納付特例」を利用することが多いです。書類の書き方やメリット・デメリットを確認して行きましょう。

学生納付特例制度の基本!

学生納付特例の条件は学生+基準以下の所得

前年度の所得が118万円+{(扶養親族の数)×38万円}を満たしていることを条件として「学生納付特例」という制度が利用できます。申請することで納付の開始日を遅らせ、規定所得以下であれば大学在学中は年金を納めずに済むようになります。

学生特例を受ける際に必要な書類


もし特例を受けようと思ったら、「国民年金保険料学生納付特例申請書」という書類が必要になります。それに加え、学生であることがわかるように、在学期間がわかる学生証のコピーもしくは在学証明書を用意します。

後述しますが、「国民年金保険料学生納付特例申請書」で求められる番号の欄で、基礎年金番号を記入する場合には年金手帳の写しもしくは基礎年金番号通知書の写しも添付します。

マイナンバーを記載する場合には、マイナンバーの表示がある住民票の写し、通知カードから1枚。それに加えて、運転免許証、パスポート、学生証+健康保険被保険者証のいずれかを添付します。

書類を無くしてしまったら?


基本的に、年金を納めていないと「学生納付特例」という書類や督促が来るはずです。「学生納付特例」を利用する場合、督促状に表示されている金額を納めずに書類を申請することで、過去に遡って納付の猶予を得ることができます。

遡れる期間は、申請書が受理された月から2年1ヶ月前。未来については、1年先まで。(2021年3月現在)「学生納付特例」が受理されると、納付が開始するのは所得制限を超えた場合や学校を中退・卒業した後になります。

ですが中には、送られてきた「学生納付特例」用の書類を捨ててしまったり、無くしてしまったりする人もいるようです。その場合、「日本年金機構」の「国民年金関係届書・申請書一覧」からダウンロードする方法があります。「学生納付特例」はケース4の「国民年金保険料の免除を受けたいとき(学生の方)」です。

学生納付特例の書き方


申請書類というと難しそうに思えて、後回しにしてしまう人もいるかもしれません。ですが、「学生納付特例」は至ってシンプル。大きく分けて、A.基本情報とB.申請内容に分かれています。

Aは個人番号(もしくは基礎年金番号)と生年月日・氏名・電話番号を記入します。Bには、申請期間、在学予定期間、学校の名称・所在地、学生の区分、学生証の有効期限、前年度の所得、特例認定区分、備考を記載します。

申請期間は、未来については1年先まで申請できることに従い、学年が始まった4月から学年が終わる3月まで。あるいは中退をする予定があるなどの場合、学生納付特例に該当する期間を記載します。

在学予定期間は、入学した年から卒業年。短大であれば2年、大学であれば4年、大学院であれば2年の期間となります。

学校名称、所在地は調べれば正式な情報が出るでしょう。学生区分、学生証の有効期限、所得も学生証や、市役所で発行される所得証明書を見ればわかりますね。

基本的に、所得はなしか、あり(118万円以下)のいずれかをチェックすることになります。あり(118万円超)の条件で学生納付特例を使用する場合には、16〜19歳を自分の収入で養っている必要があります。

書類1枚(控え含めて2枚)で1年分の申請となるため、過去の分も提出する必要がある場合には、必要枚数を記入しましょう。

引用:日本年金機構

メリット・デメリット


令和2年4月〜令和3年3月の年金月額は16,540円でした。学費や生活費を払っている学生、アルバイトをしていない学生にとって納付が難しいと感じることが多い金額ですので、申請期間中に払わなくて良いのは負担軽減の意味で大きなメリットと言えるでしょう。

仮に免除をしても、もしもの場合には障害年金を受け取ることができるのも魅力です。働けなくなった場合に、少し安心感があるかもしれませんね。

一方、学生納付特例を使用すると、老齢基礎年金を受け取る際に金額が減ってしまうデメリットがあります。追納は義務ではありませんが、老齢基礎年金をしっかり受け取りたい場合には、後から追納をして納める必要があります。

学生の今、社会人になったらどれくらい稼げるか未知数だと思いますが、納付金額が大きくなりすぎて、かえって負担になってしまうこともあるでしょう。

また、老齢基礎年金を受け取るには、納付期間等が10年以上必要であると定められています。年金の猶予を使い続けていると、思わぬ落とし穴に陥ることがあるかもしれません。

よく検討しよう!


学生の今、お金に余裕があるなら学生納付特例を使わずに年金を納めるのも選択です。ですがもし、納付するのが厳しいと思ったり、学生のうちは遊びたいと思っていたりするのなら、学生納付特例を検討しましょう。

書類を作る上で不備がないか不安になることもあると思いますが、ミスがあった場合には、年金を扱っているところから電話がきます。年金に関する電話は、取らないでいるうちに大きな問題に発展することもあるため、そういう意味でも、電話帳などに登録して電話に出るようにしましょう。

あわせて読みたい!

大学生必見!スライド、履歴書、請求書などのテンプレダウンロードサイトまとめ

【2021年版】学生向けクレジットカードってどんなものがある?人気のカード8選

転売ヤー要注意!メルカリ転売で警察に捕まることもある!?

ライタープロフィール


神崎なつめ

今年女子大を卒業し、就職せずにフリーライターに。民間資格の立ち上げに関わるとともに、10以上のメディアで活動しています。恋愛を心理や科学から解き明かすのが好き。

Twitter

関連するキーワード

  • Facebook
  • Twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加