湿気の多い梅雨から夏は男子の足が臭いがち。居酒屋で座敷の席に案内されたときや友達の家にあがったとき、自分の足からすっぱいニオイがしてきたら、消えたくなりますよね…。
足のニオイの主な原因は雑菌。もともと足に潜んでいる常在菌は本来悪いものではなく、皮膚の表面を弱酸性に保つことで、アルカリ性を好む菌の侵入を防ぐ役割をしています。しかし、汗や皮脂、古い角質、垢などを分解すると、あの嫌〜なニオイを発するようになってしまうんです。
今回は、そんな足のニオイを解消するための、足・靴のケア方法をご紹介します!
お風呂で体を洗うとき、流れで何とな〜くボディーソープをつけて、なんとな〜く洗い流していませんか? 足の裏には背中などに比べ5~10倍の汗腺が集中しており、1日でかく汗の量は、コップ1杯分ほどにもなるといわれています。お風呂で体を洗うときは、特に丁寧に洗うべき箇所でしょう。
指と指の間や爪の間など、雑菌がたまりやすい箇所をしっかりと洗うのはもちろん、それでもニオイが気になるようであれば、殺菌作用のある薬用ソープを使うのもオススメですよ。お風呂から上がったらしっかりと水気を拭き取り、完全に乾くまでは靴下やスリッパを履かないようにしましょう。
足の裏に残った古い角質も、ニオイの原因。フットケア専用のスポンジや角質リムーバーで、古い角質を除去するのも効果的です。ただし、必要な角質まで取り除いてしまわないように気をつけて! 角質のケアは 週に1~2回程度を目安に行いましょう。
薬用せっけんより安く手に入る、「重曹」を使って足のニオイ対策をすることもできます。100均などでも買えるので、金欠時でも大丈夫!
使い方は簡単で、洗面器にお湯を張って大さじ2~3杯程度の重曹を加え、15分ほど足をつけるだけ。ニオイの元となる雑菌は酸性のため、アルカリ性の重曹を使用することで中和されていきます。ニオイが和らぐまで、2~3日ほど試してみてください。
靴下の通気性が悪いと、足がムレて雑菌の繁殖を促してしまいます。夏場は吸水性・通気性が高い素材で、できれば抗菌作用のある靴下を選ぶようにしましょう。
特にニオイが気になるようであれば、自宅では素足で過ごす、出かける際はサンダルにするなど、なるべく足がムレない状態で過ごすよう心がけてみてください。
靴を履いているとき、その中の湿度は100%近くにまでなるといわれています。湿度が高すぎる環境は、雑菌が繁殖する原因。夏場はなるべく、連日で同じ靴を履かないようにしましょう。湿気をとるために2日は干して乾燥させるといいですよ。
それでもニオイが気になるようであれば、消臭スプレーや消臭インソールを使用するのも効果的。靴を丸洗いしてくれるクリーニングサービスもあるので、近くの店舗を調べて利用するのもいいでしょう。宅配で受け取ってもらえる場合もありますよ。
根本的にニオイの元を消すには上記のような方法が有効ですが、出かけている途中で足のニオイが気になってしまったら、応急処置をしましょう。除菌シートで足を拭いたり、制汗剤をスプレーしたり、靴下を取り替えたりすると、少しマシになることもありますよ。
特にスニーカーの日はムレやすいので、カバンに忍ばせておいて、こまめにケアしましょう!
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