「都会のバイトは、甘くねえ」。高校生の時は田舎でのんびりコンビニ店員をしていただけの小諸は大学進学で東京に来て、さまざまなバイトを経験して思いました。
塾講はサービス残業だらけ、カフェ店員はオンナの戦いが渦巻いていて、周りの居酒屋店員たちは1限目にきた試しがない…。
大学生になって見知らぬ土地でバイトを始める際に、もっといろんなバイトを知っていればこんなことにはならなかったかも…!
ということで今回は「初めが肝心、都会バイトの心得」について、先に知っておきたいバイトの探し方や働き方を伝授します。
居酒屋や塾講など、今まで働けなかった場所でのバイトに、友達からの誘いで入るという人がよくいます。でもこれ、たいてい後から入った人がすぐやめます。
すでに仲の良さが出来上がってしまっているところに、後から入るのはしんどみがあります。仕事への経験値も友達との差が目立ってつらくなるパターンの方が多いので、バイトの人間関係は一人で作る方がのちのちうまくいきます。
忙しい職場では、同じことは二度教えてもらえません。
分からないことがあると自分が焦るし、何度も同じことを聞くと先輩たちにも嫌がられます。ということで、新しいバイト先ではまじでメモとペンは必須アイテム。
教えてもらったことをメモするのは、社会人になっても必要なスキル。急いでかきなぐったりせず、初めは丁寧に、後から自分で読み返しても絶対分かるようなメモを書きましょう。
時給の高さに目がくらみ、居酒屋系の深夜バイトに取り組む学生もたくさんいますが、まじで居酒屋バイトは留年への第一歩。
朝方まで働いてしまい、午前の授業を毎回全サボり…なんて人も少なくありません。
高時給、と言っても、居酒屋系のバイトも1,000円前半内が時給相場。それなら、ベンチャー系企業のインターンバイトでも、そのくらいの時給設定をしてくれるところもたくさんあります。
WEB系に強い企業なら、大学生インターンを募集している企業がたくさんあります。同じ時給なら、企業で働いたほうが経験値的にも就業時間的にも、都合がいいこと間違いなしです。
今は自分で副業的に稼ぐプラットフォームもたくさんありますし、意識の高い大学生は早いうちから自分で稼ぐスキルを身につけようとする人もけっこういます。
学生という、自由時間が使えることで重宝される副業はたくさんあります。例えば、カメラが使える人はカメラマンのバイト。Twitterなどで探すとけっこう募集が出ています。
その他、noteやInstagramなどのSNSでお小遣いを稼ぐ方法も。noteは自分の文章に値段をつけて売ることもできるサービスで、「大学生が教える〜」というような、学生ならではの視点のある文章が大人にウケることも。
InstagramやTwitterなどのフォロワーを増やすことで、個人でPR案件を振られることもあります。
SNSを一番見ているのは学生たちなので、フォロワーの伸びなども早いでしょう。SNSでのお小遣い稼ぎは大人よりも効率的に初められるかも。ライブ配信サービスなども、SNSをのフォロワーが多いと時給が出ることもあります。トークスキルを磨きながらファンをつけて金がもらえるバイト、社会人になったらもうできないかも?
就職時にはなかなかできない仕事も、学生バイトのうちなら手が届く、ということも。例えば、正社員入社では高値の花のように見える出版社での雑誌編集の仕事なども、バイトでなら入れるということもあります。
出版やデザイン系のADなどの仕事は、ポテンシャルよりも実務経験を優先する傾向にあるので、バイトのうちに経験できればそのまま大手出版社に就職…なんてチートな就活ルートが用意される可能性も。
どの仕事も正社員よりはバイトの方が、学歴足切りなどされづらいので、バイトができる環境のうちにあこがれの職業に近い仕事をやってみるのもアリかも。
大学の最初のうちは、仲良くなった友人とノリでカフェや居酒屋バイトをとりあえず始めがちですが、そんなのもったいない!
バイトほど、無限に職種を選べる働き方はありません。接客スキルを磨きたいなら飲食業もありですが…。そうでないなら、もっと自分が興味を持てるバイトをじっくり探してみてくださいね!
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■ライタープロフィール
フリーライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。恋バナと青春映画が大好きなゆとり世代のマージナルマン。アニメや音楽が好きだったが、今となってはサブカル崩れ。セクシーな女の子も好き。