大学生になったタイミングで地方から上京し、ひとり暮らしを始めるという人も多いですよね。そこでやっぱり気になるのが「家賃」。みんなが毎月いくら払って、どんな家に住んでいるのか、知りたいと思ったことはありませんか?
今回は、大学生の平均家賃と、住居事情を紹介していきます!
まずは家賃の金額から!
自宅や寮以外に住んでいる大学生の平均家賃は、全国大学生活共同組合連合会「第53回学生生活実態調査の概要報告」によると52,820円。東京の大学生の平均家賃は、編集部調べで6万円ほどです。
ただし都内でも地域によってやや幅があり、23区内は6万円台、23区外だと5万円台が多いよう。ひとり暮らしでも、家族・親戚の持ち家に住んでいるので、家賃0円という人もいました。
ひとり暮らしをしている都内の大学生は、約8割が家賃を全額親に負担してもらっているとのこと(編集部調べ)。実家からギリ通えない距離ではないけれど、「ひとり暮らしをしたい」と自ら申し出たため、一部自己負担・全額自己負担というケースも多いようです。
しかし、税金の控除を受けるために、親の扶養を越えない範囲でアルバイトをするとなると、稼げる上限は月平均 8.5万円。光熱費や食費、交通費などもプラスでかかると考えると、家賃を全額自己負担というのは、なかなか大変そうです。
大学生のひとり暮らし部屋は、1ルーム、もしくは1Kがほとんどのよう(編集部調べ)。女子の場合は防犯の観点から、2階以上に住む人が多いです。間取りは家賃が高くないのでシンプルですが、絶対条件として「風呂・トイレ別」の物件を選んだという人は多数。泊りにきた友達がシャワーを浴びている間、トイレを我慢することになったらキツイですよね。
ちなみに大学生が住むなら、隣の部屋との「壁の厚さ」が重要という声も。壁が薄いと、友達が来て少し騒いだときや、カップルで営んでいるときに、隣人から壁ドンされる可能性があるので要注意です。
自宅から学校までの平均所要時間は、23区内の大学で約30分、23区外の大学では約15分です(編集部調べ)。23区外だと電車やバスを使わず、徒歩や自転車で通学している人も多いよう。
学校と自宅が近いと通学するのに大変便利ですが、仲間内でのたまり場になりやすいという側面もあります。ちなみに学校から一番近い飲み屋街の近くも、たまり場必至エリア! 一日中誰かしらが居座っていて、ひとりの時間が取りにくい生活になるかもしれません。
あまり家に人を入れたくないのであれば、引越し当初から断固として、住所を教えない姿勢を貫いておくべきでしょう。
学校が極端に近くても、駅やバス停が遠いと、バイトや遊びに出かけるには不便ですよね。単位を順調に取っていけば4年次はほぼ授業がないというケースも多く、学校からの距離優先で決めたことを後悔したという人もいます。
また、食料や日用品が買えるスーパーやコンビニが近いというのも重要! 風邪をひいたときでも自力でなんとか食料を調達できるうえ、鍋パや宅飲みをする日の買い出しにも便利で、友達が地味に喜ぶとのこと。
ただし、サークル合宿前日には、大量の酒を一時保管するための倉庫と化す可能性も。終いには合宿で飲みきれなかった4Lの大五郎が寄付されたりするので、飲みサー志望の方は要検討です。
大学生の場合、住んでいる場所によって、学校に行く気力や、友達の数が左右されることもありえます。家賃の縛りがあると自由には決められないと思いますが、住居選びは意外と重要かもしれません!
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