皆様、こんにちは! マドカ・ジャスミンです。
平成も残すところ僅か数ヶ月。移り変わる時代に思いを馳せることも少なくないでしょう。様々なことが流行り、そして廃れていった名前に似つかわしくなく、激動だった平成。一体、新元号は何になるのか、どんな時代になるのか、全く想像もつきません。
さて、そんな平成後期に突如として巻き起こった一大ムーブメントと言えば、『ギャラ飲み』。2017年頃に盛り上がりを見せ始めたギャラ飲みは、今ではポピュラーになったギャラ飲みアプリなどの誕生により、昨年は様々な形で一般層に浸透していったと感じています。
中には、「水商売で働くより、ギャラ飲みで稼ぐ」といった子も多く、夜の若者カルチャーにも大きな変化を与えていたりも。
人が増えれば、システムも変わるかの如く、最近では“ギャラ”の渡し方にも変化が生まれているようです。ギャラ飲み女子たちの声を聞いてみると、ギャラを参加者の前で堂々と渡されるより、以下の渡され方が支持されている様子。
いやいや、最後とか完全にパパ活じゃないか!!!
何故これらの方法が支持されているかという理由は、「現金の手渡しだと厭らしさを感じる」「スマートに思える」などなど。ギャラを貰えるだけいいじゃないかと思うが、世間の女性たちは細部までの気配りを求めているらしい。もっと聞いてみると、そもそもお金そのものを貰わない…電子マネーでの支払いも一般化されているとの声も。所謂、キャッシュレスの波がギャラ飲みにも押し寄せているということだ。最先端のものには、最先端のものが付随することはよくあるが、まさかここまで進化していたとは…驚きが止まらない。
そんなキャッシュレス化が進むギャラ飲みで、実際に使われているスマートフォン決済サービスをいくつかピックアップしてみました!
ちょっとしたギフトや飲み会の割り勘で使われることが多いLINE Pay。LINEユーザー同士で使えることもあり、電子マネーに疎い人でも一度は使用したことがあるのではないでしょうか? LINE Pay加盟店ではバーコード決済、LINE Payカードを発行すればJCB加盟店で利用出来る優れもの。
ギャラ飲み女子は、「口座に出金すると、手数料が取られるから買い物する時に使う!」「友達へのプレゼントや飲み会用のお金にしてる」とのこと。今では誰しものスマートフォンに入ってるLINEがあればいいという気楽さもあるのかも。
みずほ銀行も出資している新進気鋭の個人間送金サービスであるプリンは、ユーザー同士のプリンIDを教えるだけでギャラの受け取りが出来ると今ギャラ飲み女子たちの間で話題に。
LINE IDは勿論、電話番号や口座情報を相手に教える必要が無いので、今後は交流したくないと思う相手には個人情報を教えずに済むのが最大の利点と言える。「やり取り画面に既読も付かないから、相手と無駄な会話をしなくていいのが嬉しい!」とのことで、強かなギャラ飲み女子には打って付けだ。また、出金・送金共に手数料がなんと0円!すごい!
銀行口座からしか残高のチャージが出来ないスマートフォン決済サービスが多い中、Kyashはクレジットカードからのチャージが可能!クレカヘビーユーザーが多いであろう、ギャラ飲み男子には有り難い! 銀行口座への出金は出来ないが、Kyashリアルカードを発行すればVISA加盟店で使うことが出来る。
「VISAとして使えるから、服とか化粧品を買う時に使うかな」とKyashは自己投資目的に使うギャラ飲み女子が多いそう。「銀行口座からのチャージだと面倒くさがる男性も、クレカからってなるとダウンロードしてくれる」、やはりクレカからにチャージ可能は大きな要素なのかもしれない。
贈り物としても重宝されているAmazonギフト券。スマートフォン決済サービスではないが、こちらもギャラとして使われているらしい。
Eメールでの受け取りの他、グリーティングカードタイプや商品券タイプなど種類も豊富。ギャラ飲み女子はEメールタイプがメインだと思いきや、「ギャラの支払いが前提じゃなかったけど、何気なく寄ったコンビニでおねだりしたらくれた」や「現金だと生々しくて抵抗感がある男性も、何故かアマギフならさらっとくれる」らしい。男性のプライドを傷つけずに女性はギャラを貰える、まさにwin-winな魔法のサービスだ。
今回紹介した4つのサービス以外にも、多くのキャッシュレスアプリがある昨今。
ますます波及していくと予想されるキャッシュレスの波は、ギャラ飲みさえも変えてしまうのか。もしかすると、お札を貰うことが「古い」と笑われたり、ギャラ飲み女子たちが競い合うのは札の量で無く、画面に表示される桁の数になる時代になったりするのはそう遠くないのでは?
とはいえ、ギャラ飲みで稼ぐ事は誰にも守られず、身一つでこなしていくことだ。単に飲んで楽しくしていればお金がもらえるという印象だけが先走りし、若さと時間をお金に換えている感覚を本当に持っている人は多くない。確かに手段を限定されずにお金を稼げるのが今の世の中で、ギャラ飲みもその一種と捉えられる。
だけど、スマートフォンとにらめっこし、いつ来るか分からないギャラ飲みコールを待つのは楽しいのか? そもそも、そこにお金や人脈形成以外の遣り甲斐はあるのか?心からやりたいことなのか?それらを考える必要がある。また、どれだけ受け渡し方法が変わっても、お金は大事という概念だけは変わってほしくない。今夜もお金が飛び交っているであろう、港区にそう思いを馳せる。
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