飲み会やサークル代がかさむ学生生活。
バイトや仕送りだけでは、なかなか生活は苦しい… 。そんな時ふと目に入った街中の「学生ローン」の文字。こんな便利なシステムがあるのかと、軽い気持ちで手を出したら最後、それは地獄の入り口…。
学生の皆さんこんにちは、エミチャンカパーナです。
今回はお金の話です。街に溢れる沢山のお金にまつわるテクニック。軽い気持ちで手を出してしまったばかりに後々人生台無しになりかねないトラブルを紹介します。金欠の時にこそ読んで気を引き締めて下さい。
学生でも簡単にお金を借りられるのがカードローン。
月数万円のアルバイト収入でも審査が降りることが多く、金欠学生には有難い存在です。
でも、実はそこがカードローンの怖いところでもあります。
普通、銀行がお金を貸す場合、その人が返済可能であるのか、年収や信頼を調査した上でお金を貸します。しかし、それらを調査せず簡単にお金を貸してくれるという事は、「返せる見込みあるかなんてこっちは知らないよ?返せなくなったら、わかってるよね?」ということです。
しかも消費者金融の中には「初回30日間無利息」などといったキャンペーンを打ち出している会社もあり、地獄の入り口のハードルは極めて低く設定されてます。
初めはバイトの給料日前の急な飲み会など、遊ぶ金欲しさで1万円を借りたのが、その手軽さから次は2万、3万…と借りるのが当たり前になってしまう怖さがカードローンにはあります。
大したものを買ってないのに、大学卒業時には気が付いたら借金が数100万に膨れ上がってしまったということもザラにあります。
結局その膨れ上がった借金を更に他のカードローンで返すしかなくなり、そんな事を続けているうちに闇金に手を出すしか後がない…これがカードローン地獄の王道パターンです。
そもそもリボ払いとは購入した品物の金額に関わらず、毎月の支払額が一定になる支払い方法です。
例えば仮に50万円の高価な物を購入しても月々の支払いは1万円で済むような支払い方法ですが、これはお得な払い方でもなんでもなくて、ただの借金だと思って下さい。
借金だから、当然手数料もかかります。
リボ払いの手数料はどこのカード会社も大体金利15%なので、例えば50万円の金利15%は7万5千円。月で割ると、1ヶ月6千250円。
つまりは1ヶ月1万円ずつ支払ったとしても、そのうち半額以上は手数料に対する支払いになり、なかなか元の借金は減りません。
これが旅行や生活費といったもっと大きな金額になったらどうでしょうか?
毎月定額で支払っているにも関わらず、手数料ばかりとられ借金は一向に減らないリボ払い地獄に陥る王道パターンです。
学生時代の生活費の支払いをリボ払いで支払い続けたあまり、その後数10年リボ払いを返し続けているという社会人もいます。
就職してもいきなり借金持ちというハードモードからのスタート。結婚しても、子供を産んでも、学生時代にリボ払いをしたせいで一生借金地獄。
またクレジットカード契約時に、リボ払いを選択すると「ポイント贈呈」や「ポイント●倍」と言った甘い文句でリボ払いを推奨するカード会社もよく存在します。
甘い文句に釣られて、軽い気持ちでリボ払いを始めないよう、くれぐれも気を付けて下さい。
スマホ代を自分で払っている学生も多いと思います。
今月ピンチという時に、万が一スマホ代を払えなくなって、利用停止になったてしても、自宅のWi-Fiを使ってLINEでのメッセージや無料通話は変わらずできるので実際あまり困りません。
確かに実質タダでスマホが使えているのだから、お得な気もしますが、これは絶対に辞めて下さい。
Wi-Fiを利用しスマホがまだ使える事を良いことに、2〜3ヶ月料金を滞納し続けると、今度は強制的にスマホを解約させられてしまいます。
さらにスマホ料金以外にスマホ代も月々の料金から分割払いで払っていた場合、金融機関のブラックリストに名前が乗ってしまうのが一番怖いところです。
つまり、たかだか数千〜数万円の支払いを怠っただけで、向こう5年はクレジットカードの利用や発行、ローンの組み立てが出来なくなります。恥ずかしいだけでなく、生きていく上で大きなペナルティです。
さらに踏み倒したスマホ代には延滞遅延金として手数料がかかり、実際の料金より10%ほど金利がかかった料金を払わなければならなくます。こんな損なことはありません。
当たり前ですが、毎月きちんと払える範囲でスマホは利用しましょう。
以上が学生によくあるお金のトラブルです。
一瞬の気の迷いのせいで一生を棒にするのがお金のトラブル。
借金に手を出す前に、家族の顔、友達の顔、恋人の顔を思い浮かべてください。
お金のトラブルはあなたの周りの全員を不幸にしかねません。
お金と人生は大切に。
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