「あ、この子、女子力アピールしてるな?」
ふとそんなことに気づいてしまうタイミングありませんか?
でも、そんな時って「いや、でもそういうことじゃねえんだよな…」なんて思っちゃったから、あとあと覚えていたりするんですよね。今回はそんな、僕らがちょっと引いちゃう勘違い女子力アピールの被害者に話を聞いてきました。
ちょっといい感じだった子の部屋に遊びに行くことになった時に、その子が手料理を作ってくれることになったんです。僕が家に着くタイミングでちょうど料理が出来たようで、彼女がテーブルに並べてくれたのペペロンチーノ!
野菜もごろっと入っていて、ちょっとおしゃれな感じだったので、頑張って作ってくれたのかな?と嬉しくなりました。味もそれなりにおいしく、パクパク食べ進めていたのですが、その時に、小窓の草と目があってしまったんです。え、あれってもしかして…
彼女「あ、豆苗ってね、さきっぽ残しておくとまた生えてくるんだよ。かわいいでしょ?」
満面の笑みの彼女には言えませんでしたが、あれはいつからこの家にいる豆苗なんだろう。そう考えると衛生面が不安で、その後あまり箸が進みませんでした…。
サッカーサークルでの運動中、思いっきり転んで擦り傷を作ってしまった時があったんです。一瞬試合が止まり、マネージャーが3人くらい飛んできました。
幸い傷は大したことなかったのですが、1番可愛い子が、「Kくん、大丈夫!?」と言って、 絆創膏を手渡してくれました。ありがたくそれを受け取ろうとしたのですが…。
一番ブスなマネが「砂ついてるから、ダメだよ! これ使って!」と言って、自分のハンカチを濡らして膝に巻きつけようとしてきました。
いやいや、お前ナルトじゃねえんだから…。合法的にハンカチを貸して、後から洗って返してもらう、みたいな少女マンガ的展開を考えてくれていたのかもしれませんが…。ちょっと気持ち悪かったので丁重にお断りしました。
サークルの新歓の時。いつもせっせとみんなにご飯を取り分けている女子の隣になりました。その時までは、いつもせっせと取り分けてくれて偉いなあくらいに思っていました。その日もその子はせっせと取り分け奉行。
でも、その子が生ハムサラダを取り分けでいる時に、ふと考えてしまったんです。(あれ、なんか…この子の皿、生ハム多いなあ) まあサラダって最後に具残ったりするしな、と思っていたのですが…
その後、鍋を取り分けている時もやっぱり、その子のお皿に肉が多い気がして。
取り分け中、女子たちは「〇〇、女子力発揮〜!」なんてヒューヒュー言ってるのですが、 僕はもうその子がデブ思考で自分の取り分を好きに取りたいから奉行しているようにしか見えなくて。
それから取り分けをするのって、別に女子力関係ないんじゃ…と思うようになりました。
今回の体験談のように、あえて分かりやすくアピールされると、下心があるような気がしてしまってちょっと萎えたりしますよね。
そもそも女子力ってなんなの? というところですが、女子力とは「女の子らしさ力」「気が遣える力」ということだと思うので、そういうのを計算で見せようとしてくる時点でその子の女子力の底が見えますね。
女子力アピール女、男でいう「イキリ男子」に近いものがありますね。そんな女子の性格が良いわけがないので、みなさんも女子力イキリ女子にはお気をつけください。
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■ライタープロフィール
フリーライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。恋バナと青春映画が大好きなゆとり世代のマージナルマン。アニメや音楽が好きだったが、今となってはサブカル崩れ。セクシーな女の子も好き。