誰もが持っている「承認欲求」。ただ、ときどき欲求が強すぎて、認められようと過剰にアピールをしてくる人もいますよね。
彼らは、自分で自信をつけるのが苦手。承認欲求が満たされないと、どんどん劣等感や無力感に悩んでしまいます。そんな人に対して周りがしてあげられるのは、些細なことでも褒め、彼らの自信の土台を作ること。土台があれば自分で自分の自信をつけられるようになっていくため、わざわざ他人に認められようと、過剰にアピールをしなくなります。
つまり、男友達のしつこい自慢や、メンヘラ彼女の暴走に困っているなら、スルーせずにまずは「褒める」というのが、解決のための重要な手段。今回は、承認要求が強い人をタイプ別に分析し、それぞれの上手な扱い方を解説します!
SNSでの承認欲求が強い人は、かまってちゃん。反応が思ったよりも薄いと、密かに落ち込んでいます。
一番簡単な扱い方は、SNSの投稿に「いいね」を押すこと。インスタのストーリーにも、ときどきスタンプを送ると喜ぶでしょう。
投稿へのコメントはさらに喜ばれますが、毎回そこまでするのは大変ですよね。会ったときに直接「この前ツイートしてた〇〇めっちゃ共感した! いつも投稿面白いから密かに楽しみにしてるよ」と伝えておくのもいいでしょう。いちいち反応しなくても、「楽しみに見てくれている人がいる安心感」を与えることができるのです。
また、現実世界でかまって欲しい承認欲求を、満たしきれていない可能性もあります。大勢で話しているときに、その人に話を振ったり、その人が話したことに対し「それってどういうこと?」と、掘り下げて聞いてみたり。喋りやすい環境があれば、普段の会話でも面白い話をしてくれるかもしれません。
意識高い系の承認欲求が強い人は、意外と普通の人との交流を求めています。
周りから見ると何に取り組んでいるのかよく分からないゆえ、意識高い系(笑)と敬遠されがちなのが欠点。その人がやっていることに対し、「それってどういう人が対象なの?」、「どういう仕組みでお金が入るの?」など、具体的な質問をすると喜びます。本当にすごいと思ったら、口に出して褒めてあげて。
ただし、「すごいなぁ。俺とは世界が違う」といったセリフは、相手を褒めているつもりでもNG! 疎外された気分になって、実は落ち込んでいます。
意識高い仲間は他にいるはずですので、一緒にいるときはあえて下ネタで盛り上がったりして、「おバカな男子大学生」として過ごす時間を作ってあげると、自慢話ばかりされなくて済むかもしれません。
ボランティア大好き系の承認欲求が強い人は、誰かから必要とされたがっています。
楽しいから、人助けをしたいから、というよりも、自分の存在意義を見出そうとボランティア活動にのめり込むタイプ。その活動がどんな人の役に立ったのか、相手がどんな反応をしてくれたのかを聞くと、承認欲求が満たされた経験を思い出して、嬉しそうに語ってくれます。
ただしボランティアの話ばかりされてウンザリなら、あえて他のポイントを褒めてみてもいいでしょう。普段から世話を焼いたりするのが好きな人なので、いいところは探せば結構あるはず。
「課題の締め切りをグループLINEで聞くと、すぐに連絡をくれて助かる」「カラオケで他人の歌も真剣に聴いてくれるので、また誘いたくなる」など、勉強や遊びの場に君がいると助かるよ! ということを伝えてみてください。友達に必要とされることで、「ボランティアしてる俺」に依存しすぎることはなくなるかも。
可愛い・カッコいいと思われたい欲求が強い人は、たくさんの人から注目されたがります。
一緒に遊んだときは、その人が盛れている写真をSNSにアップすると大喜び! あなたのフォロワーにも、「盛れた自分」を見てもらえるチャンスだからです。もちろんタグ付けするのも、忘れずに。
また、「かあさんに写真見せたら、イケメン!って言って、ファンになってたよ(笑)」「友達の〇〇ちゃんも、カッコいいって言ってた」など、第三者の言葉を借りると、より多くの人から認められている感が出て効果的です。直接あなたが褒めるのもいいですが、何度も言うとワザとらしいですよね。
さらに、オシャレにも気を遣っている人であれば、「その服いいね! どこで買ったの?」と、服装や髪型の変化にいちいち反応するといいでしょう。女子の場合はネイルを褒めるのがポイント。指先のこだわりまで見てくれる男子は、案外少ないものです。
承認欲求が強い人に対しては、一度じっくりと話を聞いてあげるのがいいでしょう。そして、大袈裟に褒めて自信をつけてあげるのが重要。認められていないと感じると、会うたびに必死に自慢を繰り返してくるかもしれません。また、性格や普段の行動など、アピールしてくるのとは別の面を褒めてあげることで、友達として付き合いやすくなる可能性もありますよ!
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