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やまもとありさ先生の『あいこのまーちゃん』が様々な苦労を経て、2015年4月28日ついに発売されました。今回は、この前代未聞の漫画の魅力にとことん迫ってみたいと思います。
連載開始二日前に、東京都が定める不健全図書にあたるかもしれないと、出版社側で独自に判断、急遽連載中止になった事で話題の漫画。
中学生の主人公あいこがある日初潮を迎えた。それと同時に体に異変が! なんと、自分の性器が自分を「まーちゃん」と名乗り、ペラペラと喋り出したのだ!その日から始まる「あいこ」と「まーちゃん」の不思議で楽しいストーリー。
参照元 : http://ebook.itmedia.co.jp
連載中止になった事で、ネットでも話題になり、二週間後に「漫画 on web」で第1話を公開。このたった1話に33万を越えるアクセスが! その後、クラウドファウンディングで続編を描く資金が集まり、その活躍に出版社が注目、無事単行本発売にいたりました。
「想像以上によかった。女子の成長過程に忠実すぎて、あああったあった、と楽しめた」
「第1話を何回読んでも、何で連載中止になったのかわからない。すごく面白いのに」
「面白いなぁ。続刊はあるのかなあ」
「え・・・すごいいい漫画だったんだけど。泣きそう」
「勉強になった。まぁ、おれもち◯こなくなってしまえばいいのに! と思ったことある」
ツィッター民の反応をみてもわかる通り、『あいこのまーちゃん』は、純粋な中学生の女の子が体の変化と葛藤する青春ストーリーです。
・ちょっと天然な主人公のあいこと、しっかり者のまーちゃん(性器)のやりとりがほほえましくて笑えます。
・成長期ゆえにおとずれる、心身の変化が、可愛い絵柄で楽しく、そしてちょっぴり切なく描かれている。成長期は男女ともにおとずれるもの。誰でも共感できると思います。思春期の切なさが伝わり、思わず涙してしまいました。
・性器が喋るという発想が斬新で、何度読んでも飽きが来ない。毎日のように新しい漫画を読む筆者ですが、発想も内容もインパクト大で、とても印象に残る漫画です。
いかがでしょうか。
作者のやまもとありさ先生は、2010年にちばてつや賞で佳作、2012年にコミックゼノンで優秀賞を受賞。
そしてなんと、アシスタント時代には、あの『進撃の巨人』の作画も担当されていた実力派の漫画家さんです。
そんな華々しい経歴を持ちながら、一時は連載中止になった『あいこのまーちゃん』。様々な苦難を乗り越えて無事に単行本になって本当によかった! と心から思える漫画です。
思春期真っ只中のあなたも、とっくに思春期を過ぎたあなたも幅広い年代で楽しめる一作!是非、読んでおおいに笑って泣いて下さい。