もう夏が終わってしまいましたが、みなさんはひと夏の恋ができたでしょうか?
簡単な恋は一つとしてありませんが、できるだけ失敗とか、恥ずかしい経験はしたくないですよね。
ただ、失敗をしたくない余り、ちょっと恋愛心理学のテクニックをかじっただけで、安易に使ってしまう人が急増中!
実は、付け焼き刃の心理学は、かえって危険なんです……。
これさえあれば大丈夫! とあの子に猛進する前に、ちょっとストップ!
まずは心理学を頼って失敗した方々の話を聞いてあげてからでも、決して遅くはありませんよ!
会話の中で何度も『YES』が積み重なると、その流れを保ちたくなり、そのままYESと言ってしまいたくなるという法則。
■最初からNOだった……
「ちょっと気になる男の子に使ってみたら、全然ダメでした。チョコは好き? という簡単な質問から、連絡先でも聞いちゃおうかなーと思ってたんです。でも、返ってきたのは『甘い物は嫌い』という素っ気ない反応。予定が狂ったから、なんか気まずくなっちゃって、そのまま二人とも沈黙してしまいました……」(栞/大学3年生)
⇒ある程度仲が良くなるか、絶対にYESがもらえる質問を考えておく必要がありそうですね!
■YESが続いても、はっきり断られた
「天気の話とか、本当に何気ない質問をいくつか繰り返して、YESも続きました。なので、その流れで映画でも見に行こうよ、とデートに誘ったんですけど、『え、普通に行きたくない』とバッサリ断られましたね。まあ、少し強気な女の子ではあったんですけど」(一哉/大学4年生)
⇒強気の女の子は、この程度の圧力では屈しないようですね……。こちらも強気に何度もアタックする必要があるかも!
自分の仕草や動作をマネする相手に対して同じ行動をすると、好感度が上がること。人間の脳は、『この人は自分に似ている』と思うと、安心するようにできている。実は、相手と全く同じ行動をしなくても、相手の動作とタイミングを合わせて自分も何かしらの動作をするだけで、同様の効果がある。
■やりすぎストーカー疑惑
「相手がペンを持つと、自分もペンを持ち、相手が立ち上がると、自分も立ち上がる。中学生の頃、そんな感じで好きな人と完全に同じ行動を繰り返していたら、いつの間にか自分の友達からも、裏でストーカー呼ばわりされていました……」(美穂/専門学生)
⇒やり過ぎには注意。あくまで自然なマネを心がけたいものです!
■オカマなのかと思われた
「好きな女の子とデートに行った時に、できるだけ同じ行動をするようにしました。笑い方とか歩き方。あとは、注文する料理も同じでした。ただまあ、どうやら、やり過ぎたらしいですね。別れ際に女の子から、『オカマなの?』って、かなり引いた目で言われたので」(琢磨/会社員)
⇒うーん、これもやり過ぎ。男らしさや女らしさなど、真似したら逆効果なのはやっちゃダメですね!
■心理学の本を見られた
「割と女の子慣れしていて、デートも違う女の子としょっちゅう行ってます。女の子の動きに合わせて似たような仕草をするのも慣れっこです。なんですが、一度、心理学の本を見られた時は、女の子が明らかに引いてて音信不通になりました……(康介/大学3年生)」
⇒男性が心理学の本を持っていると、女の子としては『操られるのでは?』と心配になるみたいですね。絶対にバレないように気を付けるか、大事な部分だけメモ帳に移しておくか、という程度にしておきましょう! 本を持ち歩くのはキモすぎます!
吊り橋など、ドキドキと胸が高鳴るような場所で異性と一緒にいると、その胸の高鳴りを異性に対するものだと勘違いしてしまう現象。
■お化け屋敷でドキドキさせようとしたら、自分が怖くなった
「吊り橋効果って効果は割と有名ですよね。私も遊園地で、ジェットコースターとかお化け屋敷とか、できるだけドキドキしそうなのに優先して行きました。でも、お化け屋敷が思ったよりも怖くて。もう可愛さアピールとか全然なくて、なりふり構わず、本気で怖がってしまいました……。
しかもあっちが余りにも平然としているので、逆にこっちがもっと好きになっちゃっただけでした」(雪菜/看護師)
⇒狙っていた通りではなかったけど、ある意味効果は検証されたかも? 一度下見にでも行ければ、怖がらずに済んだかもしれません!
■友達からバラされた
「吊り橋効果と言っていいのかどうか分からないけど、気になる女の子と一緒にいたくて、文化祭のスタッフをやったことがあります。
文化祭の盛り上がりと、俺に対する気持ちの盛り上がりが一緒に起こればいいかなーと。けど、俺が一人で盛り上がりすぎて、友達にうっかり喋っちゃって。
おしゃべりな子だったので、文化祭の一週間前にはクラス全員に広まってました。
意識してもらうどころか、逆に距離を取られて当日も苦い思い出に」(信太/フリーター)
⇒友達に伝えた自分の好きな人をバラされるのは、学生時代では、絶対に起こってしまうことですよね……。自分は常に冷静でいましょう!
百戦錬磨!?のMTRL読者といえど、知ったばかりの心理学テクニックを安易に使ってしまうと危険です。
よくモテテクとしてTVや雑誌などでも紹介されがちですが、そもそもこのテクを使う人はあまり会話が得意ではないはず。
友達を相手に練習したり、会話の先をイメージしながら、頼りすぎないコミュニケーションの一つとして使ってみましょう。