どうすればモテるのか——
はたまた「明日のモテる」とは何か——
「モテ」は、人類史上最高の関心ごとでありながら、希望と絶望と哀しみと謎にあふれた、男子にとって永遠の課題。
人間が地球に誕生してから一億年……。
「モテ」の答えは、簡単には出ないように思われていました。
しかし、
2016年現在、
そこにはある一定の答えがあります。
それは、
A’層を目指せばいい!!!
ということです。
では、順番に説明しましょう。
まずはこちらの「モテピラミッド」を見てください。
木村拓哉
窪塚洋介
EXILE
MTRL編集長・佐野恭平
……わかりますか?
こういった方々がA層です。
そう、あなたのクラスにひとりだけいた、足が速くて、球技もできて、勉強も結構できて、彼女かわいくて、家もお金持ちで、いい匂いがして、何より女子にモテまくっているヤツ!
それがA層!!!
だったら、A層を目指せばいいんじゃないかって?
バカヤロウ!!!
バチンッ!!!(ビンタ音)
A層を目指すんじゃない!!!
A層は目指せるものではなく、生まれながらにして「持ってるヤツ」だけがその椅子に座れるゴールデンチェアなんです!
その席には座れない!
そんなことを考えてもムダだ!
……とはいえ、残念がるのはまだ早いですよ。
重要なのはここからです。
2016年現在では、
A層よりもA’層のほうがモテるのであるッッ!!!!!
あなた
「え、なんでなんで? A層のほうがイケメンなんでしょ」
あなた
「A層のほうがカッコいいのになんで?」
なぜか?
A層には、基本的に「手が届かない」んです。
『花より男子』というマンガを知ってますか?
財閥の長男である道明寺と、本気で付き合うことを狙う女の子なんか、なかなかいないんですよ。
あれは、牧野つくしのような、特殊技能とも言える変わった性格の女の子だからこそ付き合えたんです。
世の中にいる女の子は、牧野つくしではありません。
その他大勢の女の子たちは、キャーキャー言うだけで、実際に道明寺にアプローチをするのはほんの数人です。
女の子はみんな、A層の男子に抱かれることはないと諦めちゃいます。
そうすると、全体的に見ると、モテはA’層に集中するんです。
たとえば、好きな女の子を口説くのに、初めてのデートでいきなりミシュランの星がひとつふたつ付いたお店に行くのってハードル高くないですか?
まずは近所の、自分が何度か行ったことのある、ちょっといいお店に連れていったほうがいいですよ。
女の子だって、いきなり高級店に連れていかれても引いちゃいます。
これは、あなた自身にも、同じことが言えます。
「A’層を目指す」とは、
ミシュランの星が付いた高級店ではなく、「近所のちょっといいお店」になることなんです。
女の子たちは、ミシュランの高級店よりも、近所のちょっといいお店を求めています。
つまり、「手の届かない高級な存在」よりも「安心感」を求めているんです。
A’層の代表と言うと、たとえば、星野源です。
星野源には「リーダーシップ」や「カリスマ性」「男気」はあまりありません。
そこにあるのは「優しそう」「おもしろそう」「気が効きそう」という感想。
そして何より、安心感があるわけですね。
MTRLで連載をしている【タイムラインの王子様】こと、カツセマサヒコもそうですよね。
カツセさんは男気のカケラもなく、エッチなことばっかりつぶやいています。
でも、だからこそ、たまにつぶやくカッコいい言葉が響くんです。
本当は泣きたいくらい嫌なことがあったり、死にたいくらい辛いことを抱えてたりするのに、それでもどうにか笑顔つくって生きているならそれだけで偉いってことにして、風呂上がりに好きな音楽かけながらベッドで本でも読んだり、コンビニでいちばん高いスイーツ買って食べたりすればいいんだきっと。
— カツセマサヒコ (@katsuse_m) 2015年12月10日
あざといですよね?
ムカつきましたか?
でも、これがモテるんです。
常にカッコつけなくていいんです。
等身大のほうがいいんです。
むしろ、たまにカッコつけたほうが、ギャップが生まれて、さらにモテます。
こうやってランク付けすると誤解が生まれやすそうですが、
A’層とは、いまのあなたの中にある才能のことです。
A’層は、誰でも目指せるんです。
無理して背伸びをしてA層になるのではなく、
余裕をもって、等身大の自分をA’層の気持ちで売り込みましょう。